Mio 168出荷延期
3月末に出荷予定だった、「MiTAC DigiWalker Mio 168」の出荷が延期された。MiTACのニュースリリースによると、GPSエンジン部分のファームウェアを、より高感度になるバージョンにし、精度に影響するTCXOを日本向けに、より高精度のものに変更するとのことだ。(MiTACのニュースリリースを転載しておく。)
2004年3月31日「Mio168」 GPS感度向上のため出荷を4月7日まで遅延
2004年3月31日を予定しておりましたGPS搭載Pocket PC Mio DigiWalker 168の出荷をGPS感度向上の為4月7日に変更させて頂きます。日本国内市場でのモニター、フィールド評価をいただいた「Mio168」はSiRF社製の高性能GPSモジュール 「SiRFstarII GSP2e/LP」に標準装備されているGPSソフトウェア「GSW2」を搭載しておりました。ご評価をいただいた国内のお客様からGPS性能に多くの比重をおかれている事を認識し、感度及びGPS信号の追従性を一層高めた「SiRFXTrac」高感度ソフトウェア並びにTXCOを日本国内向け「Mio168」に搭載する事を決定させていただきました。
出荷が発売日に間に合うよう調整をいたしましたがGPSの感度向上を優先とさせていただいたため出荷が一週間程度遅れる状況になった事をお知らせいたします。
既にご予約をいただいているお客様、ご購入を予定されていたお客様には多大なご迷惑をおかけする事態になり大変申し訳ありません。これ以上の遅延を起こさないよう全力で取り組みます。
こういう対応は、非常に前向きな対応であり、現在筆者が評価している機器は、それほど感度が悪いとは感じられないのだが、機器固有のばらつきもあり、平均的により感度と精度が上がるのであれば、1週間程度の出荷延期は、なんら問題ない。
MiTACのGPSに対する、取り組みは出荷の延期をしてまでも、GPS性能を日本にユーザへ届けようとする、誠意の表れに他ならないことなので、この出荷延期は、「Good Job !」。
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