台北のホテルでADSL
バンコクから5月31日に帰国し、横浜の自宅へ戻り、今日また成田から台北へ到着。間抜けなスケジュールではあるが、バンコクから台北への直行便が満席で予約できず、加えて31日に成田トランジットという(これも間抜けなトランジットだが)予定だったが、チケットの購入が間に合わず、仕方なく今回のスケジュールでのCOMPUTEX TAIPE 2004の取材となった。
今回宿泊したホテルは、定宿にしている格安のGPホテルが改装中で使用できず、ロケーション的には中山北路を挟んで反対側となるGSホテルを予約した。これは、ライター仲間のT氏からの情報によるもので、価格的にはGPホテルより高いのだが、それでも日本円で5,900円(一泊)と、安価なホテルである。ちなみに、朝食は、前売り券をチェックイン時に購入しておけば、110元(約330円)で和式、洋式、そして中華(おかゆ)が自由に選べる。
部屋へ入ってみると、ダブルの予約であったいも関わらず、ダブルベッドとシングルベッドのツイン構成で、なかなかリーズナブルだ。加えて、なんとADSL完備だ。もっとも、ADSLと表示されてはいるのだが、実際には100BASE-TのEthernetが配線されており、このRJ-45のコネクタ(LAN)へPCを接続すると、DHCP(恐らくルータの機能だろう)でIPアドレスが振られるだけのものだ。
実際に、筆者の運営するサーバへアクセスして、速度などを調べてみると、1Mbps程の速度でダウンロードが可能となっており、少なくともバンコクのADSLよりはずっと快適だ。注意しなければいけないのは、LAN接続なので、他の部屋からアクセスしているユーザからも、下手に共有ファイル設定を行っていると、自分のPCを覗かれてしまう。
ファイル共有を解除しておくか、パーミッションの設定を行っておかないと、ファイルを盗まれてしまうことになる。もちろん、パーソナルファイアーウォールの設定をしてあれば、問題は無いろう。特に、ホテルのADSL接続は、ADSLモデムをHUBで共有しているだけのようで、全てのポートが開いていたので、セキュリティの事を考慮すると、パーソナルファイアーウォールを入れておいた方が安心だ。
格安のビジネスホテルであっても、インターネットアクセスが無料でサービスされている台湾。米国のビジネスホテルでも、CATVによるインターネット接続が無料サービスされている場合も多く、日本のビジネスホテルも是非見習って欲しいものだ。台北のインターネット環境、バンコクの極悪インターネット環境に比べれば、天国と地獄である。
| 固定リンク