Mio 168 が値下げ!?
MiTAC Japan製のGPS内蔵Pocket PC「DigiWalker Mio 168」が、値下げされた。と言っても、通常パッケージ品の価格はそのままで、付属品を別売にすることにより、Mio 168本体を低価格で販売するというモノ。Mio 168の販売代理店である、SPAより購入可能な廉価版Mio 168(基本セット)の価格は、36,800円(税別:税込み価格は38,640円)だ。
従来品のフルオプション同梱パッケージのMio 168では、初回特別価格で39,800円(税込み)だったが、通常価格は、税込み価格で41,790円(税別で39,800円)となっている。付属しなくなったオプションは、キャリングケースと、車載時に使用する取り付けアームの2点だ。
正直な話、同梱されてくるチープなレザー風のケースは、通常のPDA用としての使い勝手は悪くない。しかし、GPS受信機を内蔵している、Mio 168では、GPSアンテナを開くために、わざわざ本体をケースから出さねばならず、決して使い易いとは言えない。従って、これが無くても困らないと筆者は思う。
また、車載用のアームは、欧州や台湾、香港などの様に、Mio 168をカーナビとして使用する場合には、必須アイテムだ。しかしながら、少なくとも現状の日本の場合は、Mio 168をカーナビとして使うには、ハードウェア的にはまったく問題ないのだが、電子地図ソフトウェアの問題から、カーナビとしては使えないのが実情だ。
であるならば、この車載用アームも現状では不要だ。日本でもMio 168で、カーナビ用途に使用可能なソフトウェアがリリースされた時、オプションで購入すれば、問題はないだろう。それに対して、シガープラグによる電源アダプタは、ハイキング等に出かける際、車で充電が可能となるので、車に常備しておくと便利だ。今回の同梱オプションには、この車載電源アダプタは含まれているので、その点は安心だ。
SPAのMio 168用オプションでは、この他にもバイクや、自転車用マウントキットも販売されているので、これを用いればMio 168をバイクや自転車へ装着して使用することも出来る。また、より長時間のMio 168の運用が可能となる、外部電池パックも便利なアイテムだ。
更に、GPSはアウトドアで使用するガジェットであるが、残念ながらMio 168は、防滴構造にはなっていない。突然の雨や、海や川などでの使用には、注意しなければならないのだが、SPAではMio 168用の防水ケースも販売しているので、これを用いればMio 168をアウトドアでもオールウェザーで使用可能となる。
安価になって、買いやすくなったDigiWalker Mio 168、夏休みの海や川へのお供に最適なPDA-GPSなので、必要なオプションと合わせて用いることで、アウトドアライフを楽しむことが出来るだろう。
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