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2004年7月16日

スコールによる停電

 昨日、横浜地域は、夕刻頃より黒雲が広がり始め、遠くの雷鳴が聞こえてくる。「一雨くるかな?」と思っていると、しばらくして、大粒の雨が落ちてきた。次第に風雨が強まり、横殴りの雨となり、落雷の雷鳴も、稲光と殆ど同じタイミングとなった。
 稲妻は、近所へ落ち始めており、雷雲は、どうやら頭上に中心があるらしい。そんな状況が数十分は続いただろうか。突然、FAX内蔵の電話機がリセットしてしまった。「ヤバイ、停電か!?」と思った瞬間に、ADSLモデムのリンクLEDが、ネゴシエーションの点滅を始めていた。ブロードバンド・ルータも、リセットしてしまったようで、自己診断のLED点滅をしている。
 横で動作中の、OpenBlockS266によるLinuxサーバは、電源アダプタと本体の間に、6V(単三型ニッケル水素充電池を10本)の、バックアップ用電池を入れて、簡易UPSとして動くようにしてあったので、何事も無かった様に動作をし続けていた。書斎、兼、仕事部屋に行ってみると、Windows 2003 Server(EPAIのファンレス・サーバ)は、パーソナルUPSを入れてあったので、UPSの停電アラームが鳴っていたが、直ぐに復旧した。

パーソナルUPS

 作業中だったPCは、直にAC電源コンセントへ電源ケーブルが接続してあった為、停止していた。ディスプレーには、「No Signal」の表示が点滅していた。「やられた・・・」と思いながら、他の家電機器をチェックしてみる。寝室のエアコンが、アラームのLEDが点滅していたので、メイン電源をオンオフして、リセット。AV機器は、時計のリセットなどは起こっておらず、BSデジタルなども問題なく受信できているので、誘雷による被害は無さそうだ。
 作業用のPCを再起動する前に、パーソナルUPSのサービスコンセントへAC電源ケーブルを差替えた。UPSモニタリングのRS-232Cは、EPIAファンレスサーバへ接続してあるので、自動シャットダウンは出来ないのだが、少なくとも瞬停による電源強制オフだけは、これで避けられる。
 作業中だった、ファイルはローカルHDDに対するファイル操作ではなく、インターネット経由による、Webへの書き込み前だったため、当然ながら消滅しているが、HDDのファイルなどにはダメージも無く、何事も無かったように作業用PCが立ち上がる。念の為に、パーソナルUPSの電源を抜いてみると、停電アラームが鳴り響くが、作業用PCは動作をし続ける。
 バンコクでは、スコールによる停電で、その後3時間も商用電源が復旧しないという事態を経験し、UPSの必需性と業務では、ノートPCが有利との結論を得たが、デスクトップPCの場合、瞬間停電(瞬停)であっても、長時間の停電であっても、結果は同じことだ。
 このところの異常気象や、地球温暖化による日本の熱帯化の結果、今までは夕立(スコール)による落雷で、停電(瞬停を含む)も殆ど無かったが、今後はこういった落雷による瞬停も増えてくると予想される。サーバ運用に限らず、家庭やオフィスでもパーソナルUPSが必需品になって行くのだろうか。
 とりあえず、筆者のEPIAファンレスWindows 2003 Serverを、無事瞬停から守ってくれた、パーソナルUPSは、「Godd Job !」。

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