« 2004年11月 | トップページ | 2005年1月 »

2004年12月の14件の記事

2004年12月31日

KRUSELLのMio 168用ケース

 今年も、あと数時間あまりで終わろうとしているが、本年最後のガジェットのレポートをお届けする。今年、筆者にとって最も魅力的だったガジェットといえば、間違いなくMiTAC社のGPSを内蔵した、究極のPDA-GPSを実現してくれた、「DigiWalker Mio 168」である。Mio 168は、PDA-GPSであると共に、基本となるPocket PCの機能を持っているので、日常的に使用するPDAとしても十分に活躍してくれた。
 しかし、Mio 168の内蔵するGPSを本格的に活用するならば、やはりPDAだけではなく車載や、バイク、自転車などに装着をして、カーナビとしても活用するのが王道だろう。そうなった場合を想定して、Mio 168に同梱されている、車載装着キットを活用するのも良いが、PDAとして使う場合には、同梱されてくるチープな偽皮(ビニール)仕様のケースは、正直なところ筆者は使いたくない。
krusell_1 何より、この添付のケースへMio 168を入れて使用すると、GPSを使いたい時や、車載を行いたい時に、ケースからMio 168を出さなければならないのは、非常に不便である。そこで、筆者はこれらの欠点を無くし、更に偽皮ではない高級感のある本皮製でしっかりと作られたケースを探してみた。
 そして見つけたのが、北欧スウェーデンに本社を構える「KRUSELL社」製のMio 168用ケースだ。幸い、日本にも支社があるのだが、残念なことに日本では、もっぱらiPod用のケースがメインであり、Mio 168用の在庫が無く、本国から取り寄せていただいた。Mio 168は、ヨーロッパで絶大な人気を誇っているので、ヨーロッパ各国では、標準在庫品らしい。

krusell_2

 そのKRUSELL社製、Mio 168用ケースが、やっと筆者の手元に届いた。今回は、あわせてバイク・自転車への装着キットと、車載取り付け用キットも一緒に入手してみたので、それらも含めてレポートをしよう。まず、ケース本体は、上質のなめし革が使われており、持った瞬間のしっとりとした感触がなんとも言えないほど良い。この革の質感は、偽皮のビニールでは、絶対に味わう事が出来ない感触だ。

krusell_3

 ケースの仕上げや縫製もしかりしていて、おまけのケースとは雲泥の差である。Mio 168のボタンや、フォーンジャック、リセット・ホールもしっかりと寸分の違いもなく、穴があけられている。背面にある、メイン電源スイッチの穴までも正確ににあけられているのは、驚くばかりで、思わず「にやり」としてしまうほどだ。

krusell_4

 よく考えられているのは、Mio 168のGPSアンテナを、ケースから本体を抜き取ることなく、引き起こすことが可能になっている点だ。革がまだ新しく硬いのだが、使い込んで柔らかくなれば、簡単にアンテナを引き起こすことが可能になるだろう。液晶を覆うカバー側には、クレジットカードや、SDカードなどをしまうポケットが設けられており、その分カバーが厚くなった場合、通常の位置のホックではなく、厚くてもホックがとまる様に、受け側のホックが2個装備されているなど、実に細かい点まで作りこまれているのが嬉しい。

krusell_5

 ケース裏面には、KRUSELL社が「Multidapt」と呼ぶ、アダプタが装備されており、この部分に通常はベルトクリップを装着したり、或いはネックストラップを装着したりする。そして、このMultidaptアダプタへ、バイク・自転車用のBikeHolderアダプタや、車載用のCarHolderアダプタを装着することで、KRUSELLのケースへMio 168を装着したままで、車載やバイク・自転車へマウントすることが可能になる、優れモノなのだ。

krusell_6

 バイク・自転車用のアダプタは、バイクや自転車のハンドルへ、強化プラスチック製の取り付けアダプタを取り付け、角度も見やすい角度へ調整可能になっており、ネジ止めすることで、しっかりと固定される。ケースの脱着は、容易に行えるが、不用意に外れてしまうということは無い、確実に装着が可能な仕組みにも感心する。
 このMultidaptアダプタは、KRUSELL社の製品であれば、共通して使用することが可能なので、Mio 168用ケースだけでなく、携帯電話や他のPDA、iPodなどのMP3プレーヤを使用する場合でも、問題なく共有することが出来るのも嬉しい仕様だ。筆者としては、すっかりKRUSELL製ケースに惚れ込んでしまったので、製品ラインナップには無いのだが、inView N911用のケースも、是非製品化して欲しいと思う次第だ。 

krusell_7

 車載アダプタは、接着テープによる固定となるのだが、しっかりと固定したい場合には、付属するタッピングビスで、車のダッシュボードへ固定することも可能だ。Mio 168標準で付属してくる蛇腹ステーは、車の揺れに応じて、画面が揺れてしまい、見づらくなることも多いのだが、このKRUSELL製車載アダプタでは、車が揺れても蛇腹ステーのように揺れることがないので安心だ。
 偽皮のビニール製ケースは、使い込むほどに痛み、みすぼらしくなって行くが、本革製のケースは、まったく逆に使い込むほどに、味のある良い風格が出てくる。PDAを初めとするガジェットを愛する者であれば、やはりそれを保護して、引き立ててくれるケースにも凝りたいモノだが、そのケースが機能的でなければいけない。そんな、わがままな要望を、十分に満たしてくれるのが、KRUSELL社製のケースだと言える。
 言うまでも無く、このKRUSELL社製のケースは、筆者の本年最後となる「Good Job!」だ。

■ KRUSELL社:http://www.krusell.se/
■ クルーセル社:http://krusell.jp/

GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【即納】価格:税込み36,800円(新年1月13日まで)【送料無料】代引代無料
GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【即納】年末年始特別セール税込み価格:36,800円(新年1月13日まで)【送料無料】代引代無料車載キットとチープなケースが付属しないので、KRUSELL製ケースを使用する場合にはぴったり!

| | コメント (30) | トラックバック (1)

2004年12月30日

inView N911でGrandMap Navi

 β3が配布された、「マップネット社」の「グランマップ・ナビ」を、「D-Media System社」製「inView N911」日本語OSβ版でテストしてみた。共にβバージョンであるが動作は全く問題なく、快適に動作してくれている。Mio 168よりも、搭載メモリが倍となる、128MBを内蔵している関係だろうか、inView N911でのルート検索の速度が速い。プロセッサの違いによるものかも知れないが、Mio 168よりも全般的に速度はinView N911の方が高速だ。

N911_GRNB3_1

 inView N911は、Windows Mobile 2003 SEを搭載しているので、現在のMio 168ではサポートされていない、ランドスケープ表示が可能となっているので、試しにグランマップ・ナビをランドスケープ表示で動作させてみた。結果は、初期メニューは、背景のビットマップイメージが、240ドット x 320ドットのポートレート表示で固定されていて、下部に表示されるメニューが一部表示できないのだが、地図表示モードでは、見事にランドスケープ表示による動作が出来た。

N911_GRNB3_2

 しかし、この地図表示モードやナビモードでも、下部へ表示されるボタンなどが、ポートレート表示モードに固定されているため、ランドスケープ表示では、これらのボタンが表示されない為、制御が完全に出来なくなる。また、グランマップ・ナビをポートレート表示で起動し、その後ランドスケープ表示へ切り替えると、Windowsの上下ステータスバーが表示され、肝心のグランマップ・ナビの制御ボタンが消えてしまう。今回テストでは、inView N911を、予めランドスケープ表示に切り替えた上で、グランマップ・ナビを起動した。

N911_GRNB3_3

 動作的には、全く問題なくナビモードが動作しているし、グランマップ・ナビβ3で新たに装備された、交差点手前で自動的に地図を拡大表示に切り替え、交差点を過ぎると元の縮尺へ戻す機能も、完全に動作している。唯一の問題点は、下部の操作ボタンが表示されないという点だけだ。これは、製品版でぜひともPocket PC 2003 SEのランドスケープ表示にも対応して出荷していただきたいものだ。やはり、ナビの画面は、ポートレートよりも、見慣れたランドスケープ表示が良いと感じるのは、筆者だけではないと思うのだが、いかがだろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年12月25日

SD & CF Memory Card

 楽天市場上海問屋へ注文していた、SDとCFのメモリ・カードが、クリスマスの今日届いた。年末年始は、写真撮影をする機会も多く、またデジタルカメラだけではなく、Pocket PCでの評価用にも流用するので、少し多めに購入した。今回購入したのは、1GB512MBのSDカードと、同じく1GB512MBのCFカード、計4枚だ。

041225_1

 まず、SDメモリ・カードだが、これは上海問屋オリジナルとなる、格安SDメモリ・カードだ。1GBの容量で、価格はなんと8,570円(税別)で、筆者が9ヶ月前に購入した256MBのSDメモリ・カードが、7,899円(税別)なのだから、ビット単価では約1/4になっている。しかも、ハイスピード(標準の50倍、転送速度7.5M/Sec)というのだから、正直あきれてしまう価格だ。
 512MBの容量では、4,741円(税別)となっており、こちらも速度はハイスピードだ。商品ブランドは「DONYA FLASH」となっており、メーカは「EVER GREEN」であるが、製造は台湾「A DATA」だ。花札柄の派手なデザインで目を引くが、中身は至って普通というか、かなり性能は良い。ちなみに、1GBは「桐」512MBは「桜」の柄となっている。他の容量では、柄も変わるので花札遊びで揃えてみたくもなる(苦笑)。
 他には、128MB、256MBがあり、「坊主」と「松」の花札柄になっている。コンパクト・デジカメで使いやすい容量だと、一般的な使用では1GBでは大きすぎて、むしろ256MBや512MBの方が、使い勝手とコストパフォーマンスが良いと思う。

041225_2

 CFメモリ・カードは、1GBのメーカは、「SanDisk」。速度はノーマルの標準速度だが、国内で流通している同社の製品ではなく、海外用のパッケージ品だ。無論、SanDisk社の正規品であるから、同社の5年間保障が、そのまま適用される。価格は7,999円(税別)と、8千円を切っている。もう一枚は、512MBで40倍速の高速タイプ。メーカは今回購入したSDメモリ・カードと同じA DATA社で、価格は4,476円(税別)だ。
 1GBと4GBののマイクロドライブを、デジタル一眼レフカメラではメインで使用しているが、ブツ撮りなどでは、高速タイプのCFが便利で、容量はさほど問題にならない為、512MBあれば十分だ。しかし、大容量のマイクロドライブは、衝撃に弱いためショックに強い1GBのCFメモリカードが安価に入手可能になってきたので、これで1GBのマイクロドライブの使用頻度は激減することになるだろう。
 これらのメモリ・カードよりも、更に安価なメモリ・カードも上海問屋では販売されているのだが、今回筆者が購入したメモリ・カードでは、使用機器との相性などを保障しているので、多少の価格差よりも通販の場合は、問題回避を選んだ方が安心だろう。
 秋葉原まで出かけて行けば、更に安価な価格で販売されているが、筆者の場合、交通費を考慮すると、逆に通販の方が安い。更に、今回は上海問屋が配送費無料(代引き手数料無料)というサービスだったため、更に安く購入できた。これで、デジタルカメラやPDA用の、年末年始の準備が終わったので、年賀状でも打ち出すとしようか。

デジカメに最適!! DONYA FLASH 高速タイプSDメモリーカード1GBADATA社製SDメモリカード、価格:8,480円 (税込8,904円) 送料別
■デジカメに最適!! DONYA FLASH 高速タイプSDメモリーカード1GBADATA社製SDメモリカード、価格:8,480円 (税込8,904円) 送料別

デジカメに最適!! DONYA FLASH 高速タイプSDメモリーカード512MBADATA社製SDメモリカードDonya...
デジカメに最適!! DONYA FLASH 高速タイプSDメモリーカード512MB A DATA社製SDメモリカード、価格:4,741円(税込4,978円)

SANDISKコンパクトフラッシュ1GB SDCFB-1024-A10 1GB
SANDISKコンパクトフラッシュ1GB SDCFB-1024-A10 1GB、価格:7,999円(税込8,398円)

デジカメに最適ADATA 40倍速高速タイプ コンパクトフラッシュ 512MBADT-CF Card 512MB
デジカメに最適ADATA 40倍速高速タイプ コンパクトフラッシュ 512MBADT-CF Card 512MB、価格:4,476円(税込4,699円)

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年12月24日

Mobile PRESS 2005年冬号

 技術評論社の「Mobile PRESS 2005年冬号」が、クリスマス・イブの本日届いた。既にお知らせしているが、「Mobile PRESS」誌は、本号をもって休刊となり、永い眠りにつくことになっている。出版業界では、休刊という表現で、何時か復刊を匂わせる言葉を使うのだが、完全に止めてしまう場合は、廃刊という表現となる。
 筆者が、過去に連載をしていた雑誌で、廃刊となったのは、出版元自体が倒産してしまった「PC WAVE」誌があるが、他の雑誌では殆どが休刊という表現をしている。しかし、残念なことに復活を遂げた雑誌は皆無であり、現在も休刊のままの雑誌が殆どだ。
 そんな休刊となってしまう「Mobile PRESS」誌だが、何時かぜひとも復活をとげ、我々の目の前に形を変えて、再び姿を現して欲しいと願っている。携帯電話の普及に伴い、PDA不況といわれているモバイル業界であるが、Pocket PC業界は、そんな噂を払拭するように、新型機種が目白押しに市場へ投入されている。
 また、海外へ目をやれば、Smart Phoneのジャンルでは、Pocket PCの進化系である、Windows Mobile Phone Editionを搭載した、魅力的な機種も数多く市販されている。また、日本を完全に撤退してしまった(逆に海外撤退したソニーのCLIEだけの日本)、Palm OSを搭載したSmart Phoneも多い。
 Smart Phoneは、携帯電話の進化系なのか、それともPDAの進化系なのかは議論の分かれるところであるが、筆者としては見事な融合を見せた結果が、Smart Phoneという結果に結びついたのでは無いかと思っている。携帯電話では機能不足、PDAだけでは通信機能不足、結果として融合してお互いの不足部分を補い、完全な形態をもったPDA/携帯電話となったのは、至極当然の進化融合結果だと思う。
 そんな想いをクリスマス・イブの今宵、最終号となったMobile PRESS 2005年冬号を読み返しながら、新たなモバイル・ガジェットの夢を見ることにしよう。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年12月22日

inView N911 GPS(1)

 やっと時間が取れたので、「D-Media System社」の「inView N911」に装備されている、GPS受信機機能を評価することが出来たが、冬至ともなると昼の時間が短くて、午後4時を回ると、既に空は黄昏時。トワイライトゾーンでのinView N911内蔵GPS受信機の、評価となってしまった。

iV_N911_15

 今回の評価では、折角のWindows Mobile 2003 SEを装備したinView N911なので、手元にあった台湾Maction社の「PaPaGO! V7(3Dバージョン)」をインストールし、そのGPSツールでの評価を行ってみた。もっとも、日本の地図データを装備していないPaPaGO! V7(3Dバージョン)では、GPSツール以外は、動作させても意味がないのは、言うまでもない。
 inView N911を、ランドスケープ表示のままで、前面パネルに装備された、「GPS」ボタンを押すと、上部(横置きの場合は右側)LEDの右側(横置きの場合は下側)LEDが、オレンジ色に点灯し、GPS受信機がオンになる。台湾の工場から出荷されたままの、初期状態からのコールドスタートであったが、3分もしない内に測位が開始された。GeoHelixアンテナは、横置きの状態であったが、測位速度はSiRFらしい小気味良い速度だ。

iV_N911_16

 Maction社PaPaGO! V7(3Dバージョン)によるGPSツールでは、簡単な世界地図表示による、現在位置表示が行えるのだが、確かに日本列島の中心部分、関東地方の辺りで、赤い点が点滅している。ランドスケープでの状態でありながら、PDOP値は"3.2"と、それほど悪い数値を表示していない。十分に横置き状態でも、問題ない受信感度を持っていると言ってよいだろう。

iV_N911_17

 GPS衛星の天空図表示モードに切り替えると、筆者宅のベランダでは、開けていない北側の衛星以外は、横置き状態であっても、問題なく捕捉しているのが判る。この状態から、縦方向へと手で持ち替えてみたが、捕捉衛星の状態は殆ど変化せず、衛星からの信号強度も、大きな変化は無かった。セラミックパッチアンテナの場合には、アンテナ面が地面に水平で無い場合は、アンテナの角度によって、大なり小なりはあるが、衛星からの信号強度は、それなりに変化するが、GeoHelixアンテナでは、その変化が極めて少ないことが判る。
iV_N911_18 D-Media System社へ確認したところ、内蔵されているSiRF star II e/LPに使用されているファームウェアは、SiRF XTracとの事なので、ライバルとなるMiTAC社Mio 168と全く同等の、SiRF製GPSエンジンを搭載していることが判った。唯一異なる仕様は、装備されているGPSアンテナが、Mio 168ではセラミックパッチアンテナなのに対して、inView N911ではGeoHelixアンテナが、使用されているという点だけである。
 また、OSから見た場合は、共にCOM2へGPS受信機データ出力がアサインされており、アプリケーションから見ると、Mio 168inView N911も、全く同じに見えることになる。ただし、Mio 168では、アプリケーションがCOM2をアクセス(オープン)すると、自動的にGPS受信機がオンになるのに対して、inView N911では、「GPSボタン」によって人為的にGPS受信機をオンにする必要がある。
 しかし、アプリケーションからGPSのオン・オフ制御も可能なようであり、事実PaPaGO! V7(3Dバージョン)のGPS設定では、「GPS on N-911」という選択が表示されるのだが、残念ながら筆者の評価している日本語β版では、この設定ではGPSを使用することが出来ず、「COM2」の設定で動作を行った。
 恐らく、台湾バージョンのinView N911では、PaPaGO! V7(3Dバージョン)が標準装備であるため、この設定が生きており、自動でGPS受信機がオンになるのではないかと想像する。内蔵GPS受信機のポートが、Mio 168と同じということから、筆者が現在評価中の、マップネット社グランマップ・ナビβ2をインストールし、inView N911で動作が可能かどうかをチェックしてみるつもりだ。

| | コメント (3) | トラックバック (1)

2004年12月21日

inView N911 Hardware(2)

 「D-Media System社」の「inView N911」本体セットと同時に入手した、inView N911専用となる、車載キットの内容をレポートしておこう。車載キットに含まれているのは、Mio 168の車載セットと同じで、「吸盤付蛇腹自在ステー」と、それに装着するinView N911「専用マウント」、「シガープラグ電源アダプタ」の3点だ。

iV_N911_10

 シガープラグ電源アダプタは、Mio 168に付属してくるMio 168専用アダプタと異なり、出力コネクタがUSBコネクタとなっており、汎用性が高い。全く同じ形状をしたシガープラグ電源アダプタが、秋葉原で売られていたのを見たことがあるので、台湾ではポピュラーな標準品なのだろう。USBコネクタ出力ということで、携帯電話やMP3プレーヤなどにも流用可能なので、汎用性が高いのは有難い仕様だ。

iV_N911_11

 inView N911専用マウントも、Mio 168に付属するマウントと似ているが、inView N911専用マウントでは、縦横どちらでも吸盤付蛇腹自在ステーへ装着可能な構造となっているのが、大きな違いだ。これは、inView N911が、Windows Mobile 2003 SEを採用しているので、ポートレートでもランドスケープでも、表示を自由に変更可能となっているため、それに合わせたマウントを行うためだろう。

iV_N911_12

 また、inView N911をマウントへ装着する時、ベロクロ・テープによって、締め付け具合が自由に調整可能になっている。これも、しっかりとした装着を可能とすると共に、恐らくオプションで提供されると思われる、大容量電池パックへの対応ではないかと考えられる。吸盤付蛇腹自在ステーは、Mio 168と殆ど同じ構造と外観だが、若干アームが長いようだ。

iV_N911_13

 今回入手したinView N911は、桑野氏が見逃さずコメントを付けてくれたが、日本語版Windows Mobile 2003 SEを搭載した、日本語βバージョンである。D-Media System社は、既に日本での販売代理店との交渉も済み、日本国内での販売開始もカウントダウン段階にあるというので、新春には何らかのアナウンスがされるのではないかと期待している。
 ちなみに、台湾国内では、D-Media System社が、inView N911を発売開始したのを受け、追われる立場となった、Mio 168が値下げを迫られる(実売価格:NT$12,800がNT$9,900)など、GPS内蔵Pocket PCも競争の時代に突入したようだ。日本でも、ユーザにとっては、選択肢の増えることは大変に喜ばしいことだし、競争効果によって、より良い製品が入手可能になるわけだ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004年12月20日

inView N911 Hardware(1)

 入手して、充電も済んだ「D-Media System社」の「inView N911」だが、楽しみにしている時に限って、急ぎの仕事が入るものだ。と言うことで、業務優先となり、GPS機能の評価は、後日にゆっくりと行うので、レポートは少し遅れることを、予めお知らせする。

iV_N911_5

 とりあえず、inView N911の外観ハードウェアを簡単に紹介しておくことにする。本体上部には、正面(液晶画面)から見て、左から「ヘッドフォンジャック(3.5φ)」、「SDIO/MMCスロット」、「GeoHelix型GPSアンテナ」、「スタイラスペン」となっている。SDIO/MMCスロットは、プラスチック製ダミーカードが予め挿入されており、GPSアンテナは固定式で着脱は出来ない。スタイラスペンは、先に紹介したが、伸縮型ではないアルミ製だ。ヘッドフォンジャックが、標準サイズの3.5φなのはありがたい仕様で、Mio 168では2.5φのヘッドフォンジャックだった為、新たにヘッドフォンを買わねばならなかった。

iV_N911_6

 本体正面の左側には、操作ボタンやIrDAポートなどが装備されている。左から、「電源スイッチ」、「画面ローテート用ボタン」、「リセットボタン(ホール)」、「ジョグダイヤル」、そして「IrDAポート」だ。「画面ローテート用ボタン」は、Windows Mobile 2003 SE標準機能である、ポートレート表示とランドスケープ表示の切り替え用だが、設定によって従来同様に、ボイスメモなどにも割り当て可能だ。「ジョグダイヤル」は、前面にあるカーソルボタンの上下と、押し込むことによって、タップによる「決定」の機能があり、使い勝手が良い。

iV_N911_7

 前面パネルに装備されているカーソルボタンも、クリック感のはっきりした、押しやすいスイッチで、それぞれのアプリケーションボタンも、「カチッ」と反応する小気味良いボタンだ。特徴的なのは、カーソルボタン横に装備されている、他のアプリケーションボタンよりも一回り大きいボタンだ。これは「GPS」ボタンで、GPS受信機のオン/オフを、このボタンによって行える。GPSがオンになると、上部のGPS用LEDが点灯し、GPSが稼働中であることを示してくれる。

iV_N911_8

 ボディの裏側は、交換可能なリチウムイオン電池のスペースであり、この電池ボックス内に、メイン電源のスライドスイッチがある。購入時には、メイン電源はオフになっているので、これをオンにしないと、電池を充電することも出来ない。ケース内に、メイン電源スイッチがあるので、誤ってメイン電源スイッチをオフにしてしまう心配もないのは、配慮の行き届いた構造と言えるだろう。

iV_N911_9

 GeoHelixアンテナの下に見える円形のラバーキャップは、外部接続用GPSアンテナの接続コネクタだ。外部接続用GPSアンテナも、本体セットに同梱されているのだが、こちらは一般的なセラミックパッチアンテナとなる。無論、マグネットが内蔵されており、車載時には車の屋根に容易に固定することが可能となっている。
 電池ボックスの蓋には、台湾バージョンのinView N911では標準装備となっている、台湾Maction社の「PaPaGO! V7(3Dバージョン)」のロゴが印刷されている。残念ながら、日本ではこの魅力的なPaPaGO! V7(3Dバージョン)も、現在のところ日本の地図データが無いので、使用することが出来ないのが残念だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年12月18日

inView N911 1st Impression

 先日紹介した、「D-Media System社」の「inView N911」が手元に届いた。とりあえず、内容の概要のみレポートしておこう。今回は、本体の標準セットと、車載用アダプタのセットを入手した。

iV_N911_1

 本体セットには、inView N911本体、リチウムイオン電池パック、ActiveSync用USBケーブル、充電用電源アダプタ、電源コネクタ変換アダプタ、外部接続用GPSアンテナ、USBホスト用ケーブル、取り扱い説明書(ActiveSyncソフトCD-ROMを含む)となっている。

iV_N911_2

 inView N911本体の作りは、非常によく出来ており、安っぽい感じがしない。本体の薄さが際立っているが、幅は大き目な感じがする。SDスロットには、ダミーSDが挿入されており、スタイラスペンは、伸縮しないタイプのアルミ製で、ペン先だけは液晶に傷をつけないように、樹脂製になっている。

iV_N911_3

 細かな配慮が感じられるのが、電源アダプタの変換コネクタだ。電源ジャックを本体に装備していないが、このアダプタにより電源のみの接続も、余分なケーブルが無くて煩わしくない。付属のActiveSync用USBケーブルは、USBによる充電が可能なので、電源アダプタは通常不要となっている。車載用のシガープラグアダプタとの接続も、USBケーブルによるスマートな接続だ。

iV_N911_4

 現在、充電中なので、充電が完了した段階で、更に詳しくレポートを行う予定だが、低温ポリシリコンTFT液晶画面の美しさと輝度は、想像していた以上に見やすく明るい。久々に、充電完了が待ち遠しいニューガジェットだ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2004年12月15日

D-Media System inView N911

 MiTAC社Mio 168のヒット(特にヨーロッパ)により、PDA-GPSが現実的になった2004年。Mio 168を生み出した台湾には、MiTAC社以外にも、数多くのPocket PCを製造しているメーカが存在しているが、これらのPocket PC製造メーカが、Mio 168の成功を黙って見ているハズは無いと、筆者は常々思っていた。
 そして、ついにMio 168のライバルとなるPocket PCが、台湾で売り出された。いや、正確には、10月に発売されていた、台湾「D-Media System社」の「inView N911」である。inView N911は、OSに最新のWindows Mobile 2003 SE(Pocket PC 2003SE)を搭載し、GPSエンジンには定評のある安定したSiRF star II e/LPを搭載(ファームはSiRF SoftかSiRF XTracなのかは不明)している。また、内蔵GPSアンテナには、セラミックパッチアンテナではなく、GeoHelixアンテナを採用しているのも特徴だ(外部アンテナの接続も可能)。

inView_N911

 特に、Mio 168に対してアドバンテージがあるのは、内蔵RAMがMio 168の64MBに対して、inView N911では128MBを搭載している。加えて、内蔵リチウムイオン電池も、交換可能となっており、オプション設定ではあるが、標準(1050mAH)に対して倍の容量を持った電池も使用可能となっている(らしい)のも嬉しい。拡張性に対しては、SDIOスロットのみだが、USBホスト機能を内蔵しているので、ケーブル接続ではあるが、携帯電話やPHSとの接続も可能だろう。
 残念ながら無線LANとBluetoothは非内蔵となっているが、無線LANはSanDIskの「Connect Wi-Fi SDカード」で問題ないが、これでBluetoothが内蔵されていればと思うのは、筆者だけではないだろう。液晶ディスプレイは、3.5インチサイズのQVGA仕様なのだが、これはMio 168と同等である。プロセッサは、PXA 263/300MHzとMio 168と同等の速度と思われる。
 日本では使用することが出来ないのだが、台湾版のMio 168に標準装備されているMioMapと同等の、3D PaPaGo! V7が装備されている。言語は、台湾バージョンの他、英語バージョンもあるようなのだが、残念ながら日本語バージョンは無い。「inView N911」機会があれば、是非とも英語バージョンを入手して評価してみたい、魅力的なPDA-GPSマシンだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2004年12月14日

GrandMap Navi β3?

 本日、マップネット社よりグランマップ・ナビのβテスター向けに、メールが届いた。現在、筆者も含めたグランマップ・ナビのβテスターが評価しているβ2における、ルート検索の不具合に関する、技術的なコメントが記載されており、これを解決するという案内だ。
 この、ルート検索アルゴリズムに関する記述は、筆者のβ1における「ナスカの滑走路」表示現象から、筆者なりに予想していた、グランマップ・ナビのルート検索アルゴリズムとは、正直ちょっと異なっていたのだが、「なるほど」と思えるアルゴリズムだった。いずれにしても、不具合が修正されるとのことなので、期待したいところである。
 加えて、筆者を初めとするβテスターから寄せられた、多くの要望事項から、現在のベージョンでも可能な機能追加や、改良などを施したバージョンが、年内にβテスターへ配布されるというアナウンスもされた。これがグランマップ・ナビβ3なのか、或いは製品版のRCなのかは不明だが、次のような追加機能と改良が施されるとのこと。

機能追加も行っております。

(1)地点登録:これは経由点ではありませんが複数の地点を登録でき、検索も出来るようになります。

(2)現在の表示縮尺ゲージを付加。

(3)現在地図の北固定を16方位指定できる。

(4)トップメニューで音のON/OFFが出来る。

(5)出発地の設定を目的地設定から出発地の設定として機能を独立させた。

(6)ナビ実行中にメニューに戻るのを、実行のキャンセルとして機能するようにした。

(7)ゴールした時に、地図が北向きに回転してしまう不具合を解消した。

(8)表示系を見やすく改良した。

 いずれにしても、年内にはこの筆者のBlogでも報告されている、ルーティングの不具合が解消され、上記の改良点が施された、グランマップ・ナビβ3(RC?)がリリースされるのは間違いない。筆者としては、不完全な製品版を急ぐよりも、十分にβテストを実施し、より使いやすい形で製品の完成を目指すという選択をした、マップネット社の決定を支持したい。

| | コメント (9) | トラックバック (0)

2004年12月12日

Mobile PRESS誌が休刊

 筆者が、足掛け8年間連載を続けていた技術評論社刊のMobile PRESS」誌が、今月24日に発刊される2005年冬号で、休刊となる。今回の連載で、筆者の執筆する「清水 隆夫のモバイルGPS PRESS」の連載が終わると書いたが、実は編集部より、今回で休刊となる話は聞いていた。
 本当は、12月24日の発刊までは、休刊には触れるつもりは無かったのだが、SideB-logや、kei_1's Blogなど、他のライターの方々のBlogで、Mobile PRESS誌の休刊が、公表されているので、筆者もMobile PRESS誌の休刊をアナウンスすることにした。
 筆者の連載が終了するというのは、連載が掲載されるMobile PRESS誌が、休刊になってしまうということだったわけだ。他のライターの方々の思いと同じく、筆者もMobile PRESS誌の休刊は、非常に残念である。筆者も、いくつかの雑誌へ連載をしていたが、休刊になって残念に思うのは、過去「PC WAVE」誌くらいだ。
 ある大手国内企業の、PC事業を統括していた部長の愛読雑誌が、PC WAVEMobile PRESSで、その両方へ執筆を行っていた筆者の記事に対して、よくメールでコメントを頂いたことがある。そして、PC WAVE誌が突然の廃刊になった際も、『非常に残念だ』というメールも頂いた。今度のMobile PRESS誌の休刊に関しても、同様な想いを抱かれるのだと思う。
 似たような話は、某大手IT系出版会社の、編集統括部長からも聞かせていただいた記憶もある。そんな、同業他社からも、愛読されたPC WAVEMobile PRESS。偶然ではあろうが、PCのルーツを世に送り出したIBMが、自社のPC部門を売却する。時代の変貌という時期なのかもしれないが、PC WAVE風に言えば「さらば、愛しのIBM PC」と言ったところか。
 そして、モバイルPCからモバイルPDA、携帯電話の流れの中、ついにMobile PRESS誌も休刊となる。「さらば、愛しのMobile PRESS」。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2004年12月11日

POLSTAR PGM-111 GPS受信機

 パソコンGPSショップ「SPA」より新発売となった、「イオ111」(IO 111)こと台湾POLSTARの「PGM-111」GPS受信機を試用できることになったので、ファーストインプレッションをお届けする。この「イオ111/PGM-111」は、最近殆どのGPS受信機が搭載している、SiRF製のGPS受信チップではなく、ソニー製となる「CXD2951」を搭載しているのが、目新しい仕様だ。

PGM111_1
一見すると、外部接続用の小型GPSアンテナの様だ

 大きさは、一般的なGPS外部受信用アンテナと同等の41mm平方、高さ18mmと小型でありながら、この容積内にGPSアンテナと受信機が内蔵されている。また、車載時に車の屋根に装着する場合、マグネットがボディに内に内蔵されているので、取り扱いも外付けGPSアンテナと同様だ。出力ケーブルは、2mとあまり長くはなく、車載時には延長ケーブルを用いる必要があるかもしれない。
 ケーブルに付属のコネクタは、ミニDIN6ピンのオスで、形状はPS/2マウスやキーボードと同じだ。従って、PS/2マウスやキーボードの延長ケーブルが、そのまま延長ケーブルとして流用可能かもしれない。SPAから販売される製品には、ミニDIN6ピンのメス・コネクタからRS-232CメスとDC5Vの電源コネクタへの変換アダプタが付属してくる。

PGM111_2
ルーツとなるIPS-5200と比較すると容積は約1/8!

 ソニーのCXD2951を採用しているということで、感度や測位性能は、ソニー製の同じチップを搭載している、Bluetooth内蔵GPS受信機、「GU-BT1」と同等ではないかと予想される。技術評論社刊「Mobile PRESS 2004年秋号」でレポートしているとおり、GU-BT1はNMEA-0183フォーマット出力でありながら、コマンドはIPSフォーマットという変則仕様であるが、イオ111/PGM-111も同じだ。
 ただし、GU-BT1では測地系の初期値がTOKYO測地系であったが、イオ111/PGM-111では初期設定がWGS-84となっている。しかし、GU-BT1では、"@SKA"で測地系をWGS-84へ切り替えても、電源オフで初期値のTOKYOへ戻ってしまうという、非常に使いにくい仕様だったが、イオ111/PGM-111では設定測地系は電源を落としても、設定を保持しているので、全く問題はない。

PGM111_3
コネクタにはRS-232C、電源に加えTTL信号もある

 一般的な使用で問題となるのは、最近のノートパソコンではRS-232Cポートが未装備の機種が多いことと、仮にRS-232Cポートが装備されていても、イオ111/PGM-111用の電源となるDC5Vを供給する方法だろう。過去に、IPS-3000やIPS-5000/5200等を、ノートパソコンで使用する場合は、PS/2マウス・コネクタよりDC5Vを取るという方法が一般的だった。
 しかし、現在のノートPCでは、このPS/2マウスポートを装備した機種も少なくなっており、最も容易な方法は、USBポートからDC5Vを頂くという方法だろう。同時に、RS-232Cの信号も、USBへの変換をしてしまえば、USB接続ケーブルのみで、スマートに接続可能となる。
 RS-232CとUSBの変換アダプタは、千円台と安価になってきているので、これを流用し改造を施すのがよいと思う。この改造に関しては、実際の改造を行った後、またレポートをしたいと考えている。イオ111/PGM-111のインターフェースコネクタには、RS-232C、電源の他にTTLレベルの信号もアサインされているので、IPS-3000やIPS-5000/5200からの置き換えとしても、良い選択肢となるだろう。
 残念ながら、コマンド切り替えなどによって、NMEA-0183フォーマットから、IPSフォーマットへの切り替え機能は存在しないのだが、ソニーオリジナルのセンテンスとして、「$PSGSA」メッセージを出力することが可能だ。このメッセージは、"$PGSA,n,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,nn,n,nn.n,nn.n,zzzzz,hhmmssxx,D*cc"というフォーマットで、IPSフォーマットを知るユーザには、懐かしいメッセージだ。
 また、イオ111/PGM-111(CXD2951)には、IPS-5200の血が流れている仕様として、2衛星測位を応用した、擬似三次元測位も装備されているようだ。都市部における、GPS衛星を捕捉しにくい環境では、この擬似三次元測位の装備は、ありがたい仕様である。実際に、試用してみての評価レポートは後日、改めて掲載する予定であるが、FGPSでもメンバー向けに回覧評価が募集されているので、評価してみたい方は応募してみるとよいだろう。

【楽天野球団】【特別販売価格:12,800円、消費税分無料(内税)】超小型GPSセンサーイオ111【送料無料】代引き手数料無料...
■超小型GPSセンサー イオ111(IO 111)【特別販売価格:12,800円、消費税分無料(内税)】【送料無料】代引き手数料無料【新発売記念特価】【楽天野球団】
 

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2004年12月 5日

Leadtek 9534 CF型GPS受信機

 SPAから発売されている、「コメットCF」ことLeadtek社の「Leadtek 9534 CF型GPS受信機」を入手した。「Leadtek 9534/コメットCF」の詳しい製品仕様は、こちらを参照していただくとして、GPSエンジンにはSiRF社の第二世代チップとなる、SiRF Star II e/LPが使用されており、対応するGPSファームウェアは、SiRF XTracのバージョン2となっている。

Leadtek9534_1.jpg

 SiRF Star II e/LPとSiRF XTrac 2の組み合わせは、Mio 168に搭載されているSiRFのGPSエンジンと、同一の組み合わせであり、性能や測位の癖も非常に似通っており、安定した感度と測位速度を持っている。使用されているアンテナの面積も、内部を分解してはいないのだが、外観上は殆ど同一と思われるので、小型化されたSDIO対応のGPS受信機よりも、感度面では有利なのも安心できる。
 車載時などには、外部接続によるGPSアンテナも装着可能な、外部アンテナコネクタを装備しているので、外部アンテナを装着することで、車載時も安定した測位が可能だ。外部アンテナは、Leadtek製の専用GPSアンテナで、同軸ケーブルも5mと、車載には十分な長さの同軸ケーブルが採用されている。無論、GPSアンテナには、マグネットが内蔵されており、車の屋根へ容易に装着が可能となっている。

Leadtek9534_2.jpg

 Leadtek 9534/コメットCFは、I・OデータのCFGPS2と比べ、アンテナ部分の横幅が、CFスロット部分と同一であるため、CFGPS2ではPocket PCへ装着していると、スタイラスペンが取り出せない機種(筆者の東芝GENIO e550Gなど)があり、非常に不便だったが、Leadtek 9534/コメットCFでは、このスタイラスペンの取り出しに、全く問題が無いのは嬉しい。
 また、重さも金属による厳重な高周波シールドが施されていたCFGPS2に比べ、驚くほど軽くなっている。外部からの高周波ノイズに対して不安はあるのだが、少なくともCFスロットへ装着した場合を考えれば、Pocket PCからのノイズに対しては、厳重なシールドもあまり意味があるとも言えないので、普段持ち歩くPocket PCとの組み合わせであれば、小型軽量であるメリットは大きいだろう。
Leadtek9534_3.jpg 付属してくるソフトウェアは、Windows版のツールと、その簡易版となるWindows CE版だ。特に、Windows版のツールは、細かな設定やGPS受信機からの情報を、殆ど把握できるので、重宝する。Windows CE版は、Pocket PC以外にも対応しており、ARMプロセッサ以外のマシンでも動作が可能だ。
 標準的な、GPS衛星の天空図や信号強度、緯度経度や時間、そしてGPS受信機からの生データが表示可能となっている。初期設定では、WGS-84に測地系は設定されており、出力プロトコルは、NMEA-0183だが、SiRFバイナリへの変更や、他の測地系への設定変更も可能となっている。
 Leadtek 9534/コメットCFの最も優れているのは、高性能なSiRFエンジン(SiRF Star II e/LPとSiRF XTrac 2)を搭載しながら、販売価格が12,800円 (税込、送料込)と抜群のコストパフォーマンスを誇っていることだ。外部アンテナを同梱したモデルであっても、14,800円(税込、送料込)なのだから、驚くべきコストパフォーマンスだ。
 実際、筆者が今回Leadtek 9534/コメットCFを入手した背景には、最新のVGA対応しているPocket PCの入手を前提にしている。Mio 168も確かにコストパフォーマンスの良いGPS受信機内蔵のPocket PCなのだが、拡張性という面での壁と、最新Pocket PCに装備されているWindows Mobile 2003SE(Pocket PC 2003SE)の必要性から、それに対応するCF型GPS受信機を選んだわけだ。
 既に、各社からVGA対応し、Bluetoothや無線LANを標準装備した、Pocket PC 2003SEマシンが各種、発売されているが、これらに今回入手したLeadtek 9534/コメットCFを装備する場合と、Mio 168へSDIOのBluetoothカードと無線LANカードを装備した場合の、トータルコストも別途計算してみる予定だ。
 CFGPS2も手元にあるのだが、この松下電工製のCFGPS2は、「5分の時限リセット」がなぜか仕掛けられている。SiRFエンジン(SiRF Star II e/LPとSiRF Soft)には、その様な仕様はなく、同じSiRFのGPSエンジンを持つEMTAC製BTGPSでは問題なく、松下電工仕様といったところなのだが、衛星をロストした後5分のタイマーが働きだし、5分以内に再度GPS衛星を捕捉できない場合、コールドスタートをしてしまう。
 このため、5分を過ぎても衛星を捕捉できない場合、CFGPS2では新しくGPS衛星よりデータを受信するまで再測位が出来ない。これに対して、松下電工製以外のSiRFエンジンを搭載しているGPS受信機では、再測位のためにコールドスタートすることはないので、再測位も早い。無論、今回入手したLeadtek 9534/コメットCFも、全く問題はない。
 現在、国内で入手可能なCF型GPS受信機としては、SPAから販売されている「Leadtek 9534/コメットCF」が、最も高性能かつ、最もコストパフォーマンスに優れていると言って良いだろう。言うまでも無く、「Leadtek 9534/コメットCF」は、「Good Job !」だ。

【楽天野球団】【消費税分無料(内税)】CFカード型GPSレシーバコメットCF【新発売記念特価】【送...
■【楽天野球団】【消費税分無料(内税)】CFカード型GPSレシーバコメットCF【新発売記念特価:12,800円(税込)】【送料無料】代引き無料

【楽天野球団】【消費税分無料(内税)】CFカード型GPSレシーバコメットCF(車載用外部アンテナ付...
■【楽天野球団】【消費税分無料(内税)】CFカード型GPSレシーバコメットCF(車載用外部アンテナ付)【新発売記念特価:14,800円(税込)】【送料無料】代引き無料

【楽天野球団】【消費税分無料(内税)】Bluetooth対応GPSレシーバBTGPS【10周年記念特価】【送料...
■【楽天野球団】【消費税分無料(内税)】Bluetooth対応GPSレシーバBTGPS【10周年記念特価:28,552円 (税込)】【送料無料】代引き無料

GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【即納】価格:36,800円(税込価格:38,640円)【送料無料】代引代無料
■GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【即納】価格:36,800円(税込価格:38,640円)【送料無料】代引代無料

 

| | コメント (35) | トラックバック (2)

2004年12月 1日

Mio 168がBTGPSに変身

 「CFカンパニー」より、入手したBluetooth SDIO Connection Kitだが、筆者のパルディオ633Sとのペアによる、インターネットアクセスだけが、目的ではなかったので、本来の目的をご紹介しておこう。
 筆者は、Bluetooth GPS受信機を所有しており、国内外への出張の際には、必ずノートパソコンと一緒に持参している。加えて、Pocket PCのMio 168ももちろん持参し、PDA本来の使い方はもちろんのこと、ハンディGPS受信機としても活用してる。
 しかし、GPS受信機を2台も持参するのは、正直言って無駄な事が多い。少しでも荷物が少ないほうが好ましいのは、海外でも国内でも出張の際には当然である。Socket(EMTAC)のBluetooth GPS受信機は、小型軽量であるため、それほど荷物になることはないのだが、鞄のスペースは限られているので、無いにこしたことはない。

Mio168_BT-GPS.jpg

 そこで、Mio 168によるBluetooth環境が実現したのを機会に、前々より考えていた実験をしてみた。これは、Mio 168Bluetooth SDIO Connection Kitを、Bluetooth GPS 受信機に変身させてしまうというシステムだ。実験は、見事に成功し、ノートパソコンは、Mio 168の受信したGPSデータを、あたかもBluetooth GPS受信機からのデータとして処理してくれた。これにより、出張時にはMio 168だけを持ち歩けば、Bluetooth受信機の代わりにも使えるようになった。
 詳細は、今月下旬に発刊される「Mobile PRESS 2005年冬号」の、筆者による連載(最後だが)「清水 隆夫のモバイルGPS PRESS」にて、詳しく解説しているので、興味のある方は是非参考にして欲しい。しかし、Mio 168へBluetoothが標準装備されていないのは、本当に残念である。今後のPDAには、Bluetooth内蔵は不可欠な装備だと筆者は強く訴えたい。

GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【即納】価格:36,800円(税込価格:38,640円)【送料無料】代引代無料
GPS搭載PocketPCMio168(基本セット)【即納】価格:36,800円(税込価格:38,640円)【送料無料】代引代無料 今なら、プチX'masツリープレゼント中!


| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2004年11月 | トップページ | 2005年1月 »