KRUSELLのMio 168用ケース
今年も、あと数時間あまりで終わろうとしているが、本年最後のガジェットのレポートをお届けする。今年、筆者にとって最も魅力的だったガジェットといえば、間違いなくMiTAC社のGPSを内蔵した、究極のPDA-GPSを実現してくれた、「DigiWalker Mio 168」である。Mio 168は、PDA-GPSであると共に、基本となるPocket PCの機能を持っているので、日常的に使用するPDAとしても十分に活躍してくれた。
しかし、Mio 168の内蔵するGPSを本格的に活用するならば、やはりPDAだけではなく車載や、バイク、自転車などに装着をして、カーナビとしても活用するのが王道だろう。そうなった場合を想定して、Mio 168に同梱されている、車載装着キットを活用するのも良いが、PDAとして使う場合には、同梱されてくるチープな偽皮(ビニール)仕様のケースは、正直なところ筆者は使いたくない。
何より、この添付のケースへMio 168を入れて使用すると、GPSを使いたい時や、車載を行いたい時に、ケースからMio 168を出さなければならないのは、非常に不便である。そこで、筆者はこれらの欠点を無くし、更に偽皮ではない高級感のある本皮製でしっかりと作られたケースを探してみた。
そして見つけたのが、北欧スウェーデンに本社を構える「KRUSELL社」製のMio 168用ケースだ。幸い、日本にも支社があるのだが、残念なことに日本では、もっぱらiPod用のケースがメインであり、Mio 168用の在庫が無く、本国から取り寄せていただいた。Mio 168は、ヨーロッパで絶大な人気を誇っているので、ヨーロッパ各国では、標準在庫品らしい。

そのKRUSELL社製、Mio 168用ケースが、やっと筆者の手元に届いた。今回は、あわせてバイク・自転車への装着キットと、車載取り付け用キットも一緒に入手してみたので、それらも含めてレポートをしよう。まず、ケース本体は、上質のなめし革が使われており、持った瞬間のしっとりとした感触がなんとも言えないほど良い。この革の質感は、偽皮のビニールでは、絶対に味わう事が出来ない感触だ。

ケースの仕上げや縫製もしかりしていて、おまけのケースとは雲泥の差である。Mio 168のボタンや、フォーンジャック、リセット・ホールもしっかりと寸分の違いもなく、穴があけられている。背面にある、メイン電源スイッチの穴までも正確ににあけられているのは、驚くばかりで、思わず「にやり」としてしまうほどだ。

よく考えられているのは、Mio 168のGPSアンテナを、ケースから本体を抜き取ることなく、引き起こすことが可能になっている点だ。革がまだ新しく硬いのだが、使い込んで柔らかくなれば、簡単にアンテナを引き起こすことが可能になるだろう。液晶を覆うカバー側には、クレジットカードや、SDカードなどをしまうポケットが設けられており、その分カバーが厚くなった場合、通常の位置のホックではなく、厚くてもホックがとまる様に、受け側のホックが2個装備されているなど、実に細かい点まで作りこまれているのが嬉しい。

ケース裏面には、KRUSELL社が「Multidapt」と呼ぶ、アダプタが装備されており、この部分に通常はベルトクリップを装着したり、或いはネックストラップを装着したりする。そして、このMultidaptアダプタへ、バイク・自転車用のBikeHolderアダプタや、車載用のCarHolderアダプタを装着することで、KRUSELLのケースへMio 168を装着したままで、車載やバイク・自転車へマウントすることが可能になる、優れモノなのだ。

バイク・自転車用のアダプタは、バイクや自転車のハンドルへ、強化プラスチック製の取り付けアダプタを取り付け、角度も見やすい角度へ調整可能になっており、ネジ止めすることで、しっかりと固定される。ケースの脱着は、容易に行えるが、不用意に外れてしまうということは無い、確実に装着が可能な仕組みにも感心する。
このMultidaptアダプタは、KRUSELL社の製品であれば、共通して使用することが可能なので、Mio 168用ケースだけでなく、携帯電話や他のPDA、iPodなどのMP3プレーヤを使用する場合でも、問題なく共有することが出来るのも嬉しい仕様だ。筆者としては、すっかりKRUSELL製ケースに惚れ込んでしまったので、製品ラインナップには無いのだが、inView N911用のケースも、是非製品化して欲しいと思う次第だ。

車載アダプタは、接着テープによる固定となるのだが、しっかりと固定したい場合には、付属するタッピングビスで、車のダッシュボードへ固定することも可能だ。Mio 168へ標準で付属してくる蛇腹ステーは、車の揺れに応じて、画面が揺れてしまい、見づらくなることも多いのだが、このKRUSELL製車載アダプタでは、車が揺れても蛇腹ステーのように揺れることがないので安心だ。
偽皮のビニール製ケースは、使い込むほどに痛み、みすぼらしくなって行くが、本革製のケースは、まったく逆に使い込むほどに、味のある良い風格が出てくる。PDAを初めとするガジェットを愛する者であれば、やはりそれを保護して、引き立ててくれるケースにも凝りたいモノだが、そのケースが機能的でなければいけない。そんな、わがままな要望を、十分に満たしてくれるのが、KRUSELL社製のケースだと言える。
言うまでも無く、このKRUSELL社製のケースは、筆者の本年最後となる「Good Job!」だ。
■ KRUSELL社:http://www.krusell.se/
■ クルーセル社:http://krusell.jp/

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筆者が、過去に連載をしていた雑誌で、廃刊となったのは、出版元自体が倒産してしまった「PC WAVE」誌があるが、他の雑誌では殆どが休刊という表現をしている。しかし、残念なことに復活を遂げた雑誌は皆無であり、現在も休刊のままの雑誌が殆どだ。






















付属してくるソフトウェアは、Windows版のツールと、その簡易版となるWindows CE版だ。特に、Windows版のツールは、細かな設定やGPS受信機からの情報を、殆ど把握できるので、重宝する。Windows CE版は、Pocket PC以外にも対応しており、ARMプロセッサ以外のマシンでも動作が可能だ。


