inView N911 Hardware(1)
入手して、充電も済んだ「D-Media System社」の「inView N911」だが、楽しみにしている時に限って、急ぎの仕事が入るものだ。と言うことで、業務優先となり、GPS機能の評価は、後日にゆっくりと行うので、レポートは少し遅れることを、予めお知らせする。
とりあえず、inView N911の外観ハードウェアを簡単に紹介しておくことにする。本体上部には、正面(液晶画面)から見て、左から「ヘッドフォンジャック(3.5φ)」、「SDIO/MMCスロット」、「GeoHelix型GPSアンテナ」、「スタイラスペン」となっている。SDIO/MMCスロットは、プラスチック製ダミーカードが予め挿入されており、GPSアンテナは固定式で着脱は出来ない。スタイラスペンは、先に紹介したが、伸縮型ではないアルミ製だ。ヘッドフォンジャックが、標準サイズの3.5φなのはありがたい仕様で、Mio 168では2.5φのヘッドフォンジャックだった為、新たにヘッドフォンを買わねばならなかった。
本体正面の左側には、操作ボタンやIrDAポートなどが装備されている。左から、「電源スイッチ」、「画面ローテート用ボタン」、「リセットボタン(ホール)」、「ジョグダイヤル」、そして「IrDAポート」だ。「画面ローテート用ボタン」は、Windows Mobile 2003 SE標準機能である、ポートレート表示とランドスケープ表示の切り替え用だが、設定によって従来同様に、ボイスメモなどにも割り当て可能だ。「ジョグダイヤル」は、前面にあるカーソルボタンの上下と、押し込むことによって、タップによる「決定」の機能があり、使い勝手が良い。
前面パネルに装備されているカーソルボタンも、クリック感のはっきりした、押しやすいスイッチで、それぞれのアプリケーションボタンも、「カチッ」と反応する小気味良いボタンだ。特徴的なのは、カーソルボタン横に装備されている、他のアプリケーションボタンよりも一回り大きいボタンだ。これは「GPS」ボタンで、GPS受信機のオン/オフを、このボタンによって行える。GPSがオンになると、上部のGPS用LEDが点灯し、GPSが稼働中であることを示してくれる。
ボディの裏側は、交換可能なリチウムイオン電池のスペースであり、この電池ボックス内に、メイン電源のスライドスイッチがある。購入時には、メイン電源はオフになっているので、これをオンにしないと、電池を充電することも出来ない。ケース内に、メイン電源スイッチがあるので、誤ってメイン電源スイッチをオフにしてしまう心配もないのは、配慮の行き届いた構造と言えるだろう。
GeoHelixアンテナの下に見える円形のラバーキャップは、外部接続用GPSアンテナの接続コネクタだ。外部接続用GPSアンテナも、本体セットに同梱されているのだが、こちらは一般的なセラミックパッチアンテナとなる。無論、マグネットが内蔵されており、車載時には車の屋根に容易に固定することが可能となっている。
電池ボックスの蓋には、台湾バージョンのinView N911では標準装備となっている、台湾Maction社の「PaPaGO! V7(3Dバージョン)」のロゴが印刷されている。残念ながら、日本ではこの魅力的なPaPaGO! V7(3Dバージョン)も、現在のところ日本の地図データが無いので、使用することが出来ないのが残念だ。
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