inView N911 Hardware(2)
「D-Media System社」の「inView N911」本体セットと同時に入手した、inView N911専用となる、車載キットの内容をレポートしておこう。車載キットに含まれているのは、Mio 168の車載セットと同じで、「吸盤付蛇腹自在ステー」と、それに装着するinView N911「専用マウント」、「シガープラグ電源アダプタ」の3点だ。
シガープラグ電源アダプタは、Mio 168に付属してくるMio 168専用アダプタと異なり、出力コネクタがUSBコネクタとなっており、汎用性が高い。全く同じ形状をしたシガープラグ電源アダプタが、秋葉原で売られていたのを見たことがあるので、台湾ではポピュラーな標準品なのだろう。USBコネクタ出力ということで、携帯電話やMP3プレーヤなどにも流用可能なので、汎用性が高いのは有難い仕様だ。
inView N911専用マウントも、Mio 168に付属するマウントと似ているが、inView N911専用マウントでは、縦横どちらでも吸盤付蛇腹自在ステーへ装着可能な構造となっているのが、大きな違いだ。これは、inView N911が、Windows Mobile 2003 SEを採用しているので、ポートレートでもランドスケープでも、表示を自由に変更可能となっているため、それに合わせたマウントを行うためだろう。
また、inView N911をマウントへ装着する時、ベロクロ・テープによって、締め付け具合が自由に調整可能になっている。これも、しっかりとした装着を可能とすると共に、恐らくオプションで提供されると思われる、大容量電池パックへの対応ではないかと考えられる。吸盤付蛇腹自在ステーは、Mio 168と殆ど同じ構造と外観だが、若干アームが長いようだ。
今回入手したinView N911は、桑野氏が見逃さずコメントを付けてくれたが、日本語版Windows Mobile 2003 SEを搭載した、日本語βバージョンである。D-Media System社は、既に日本での販売代理店との交渉も済み、日本国内での販売開始もカウントダウン段階にあるというので、新春には何らかのアナウンスがされるのではないかと期待している。
ちなみに、台湾国内では、D-Media System社が、inView N911を発売開始したのを受け、追われる立場となった、Mio 168が値下げを迫られる(実売価格:NT$12,800がNT$9,900)など、GPS内蔵Pocket PCも競争の時代に突入したようだ。日本でも、ユーザにとっては、選択肢の増えることは大変に喜ばしいことだし、競争効果によって、より良い製品が入手可能になるわけだ。
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