inView N911でGrandMap Navi
β3が配布された、「マップネット社」の「グランマップ・ナビ」を、「D-Media System社」製「inView N911」日本語OSβ版でテストしてみた。共にβバージョンであるが動作は全く問題なく、快適に動作してくれている。Mio 168よりも、搭載メモリが倍となる、128MBを内蔵している関係だろうか、inView N911でのルート検索の速度が速い。プロセッサの違いによるものかも知れないが、Mio 168よりも全般的に速度はinView N911の方が高速だ。
inView N911は、Windows Mobile 2003 SEを搭載しているので、現在のMio 168ではサポートされていない、ランドスケープ表示が可能となっているので、試しにグランマップ・ナビをランドスケープ表示で動作させてみた。結果は、初期メニューは、背景のビットマップイメージが、240ドット x 320ドットのポートレート表示で固定されていて、下部に表示されるメニューが一部表示できないのだが、地図表示モードでは、見事にランドスケープ表示による動作が出来た。
しかし、この地図表示モードやナビモードでも、下部へ表示されるボタンなどが、ポートレート表示モードに固定されているため、ランドスケープ表示では、これらのボタンが表示されない為、制御が完全に出来なくなる。また、グランマップ・ナビをポートレート表示で起動し、その後ランドスケープ表示へ切り替えると、Windowsの上下ステータスバーが表示され、肝心のグランマップ・ナビの制御ボタンが消えてしまう。今回テストでは、inView N911を、予めランドスケープ表示に切り替えた上で、グランマップ・ナビを起動した。
動作的には、全く問題なくナビモードが動作しているし、グランマップ・ナビβ3で新たに装備された、交差点手前で自動的に地図を拡大表示に切り替え、交差点を過ぎると元の縮尺へ戻す機能も、完全に動作している。唯一の問題点は、下部の操作ボタンが表示されないという点だけだ。これは、製品版でぜひともPocket PC 2003 SEのランドスケープ表示にも対応して出荷していただきたいものだ。やはり、ナビの画面は、ポートレートよりも、見慣れたランドスケープ表示が良いと感じるのは、筆者だけではないと思うのだが、いかがだろうか。
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