Mobile PRESS 2005年冬号
技術評論社の「Mobile PRESS 2005年冬号」が、クリスマス・イブの本日届いた。既にお知らせしているが、「Mobile PRESS」誌は、本号をもって休刊となり、永い眠りにつくことになっている。出版業界では、休刊という表現で、何時か復刊を匂わせる言葉を使うのだが、完全に止めてしまう場合は、廃刊という表現となる。
筆者が、過去に連載をしていた雑誌で、廃刊となったのは、出版元自体が倒産してしまった「PC WAVE」誌があるが、他の雑誌では殆どが休刊という表現をしている。しかし、残念なことに復活を遂げた雑誌は皆無であり、現在も休刊のままの雑誌が殆どだ。
そんな休刊となってしまう「Mobile PRESS」誌だが、何時かぜひとも復活をとげ、我々の目の前に形を変えて、再び姿を現して欲しいと願っている。携帯電話の普及に伴い、PDA不況といわれているモバイル業界であるが、Pocket PC業界は、そんな噂を払拭するように、新型機種が目白押しに市場へ投入されている。
また、海外へ目をやれば、Smart Phoneのジャンルでは、Pocket PCの進化系である、Windows Mobile Phone Editionを搭載した、魅力的な機種も数多く市販されている。また、日本を完全に撤退してしまった(逆に海外撤退したソニーのCLIEだけの日本)、Palm OSを搭載したSmart Phoneも多い。
Smart Phoneは、携帯電話の進化系なのか、それともPDAの進化系なのかは議論の分かれるところであるが、筆者としては見事な融合を見せた結果が、Smart Phoneという結果に結びついたのでは無いかと思っている。携帯電話では機能不足、PDAだけでは通信機能不足、結果として融合してお互いの不足部分を補い、完全な形態をもったPDA/携帯電話となったのは、至極当然の進化融合結果だと思う。
そんな想いをクリスマス・イブの今宵、最終号となったMobile PRESS 2005年冬号を読み返しながら、新たなモバイル・ガジェットの夢を見ることにしよう。
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