「Mio 168」 vs. 「inView N911」
MiTAC社のMio 168と、D-Media System社のinView N911の、比較写真掲載をリクエスト頂いていたので、掲載する。正面から見た感じは、inView N911が一回り位大きく、Mio 168の方が小型に見える。また、デザイン的にも、inView N911が角ばった印象を受けるのに対して、Mio 168は角が丸く柔らかなデザインになっている。
側面からの比較をしてみると、inView N911のボディは薄く、これに対してMio 168は、ぼってりとした厚みがある。特に、Mio 168の場合は、GPSアンテナを折たたんだ状態だと、その厚みは更に増す。また、Mio 168のGPSアンテナを開いた状態で比べると、双方とも全高は殆ど同じになる。
液晶画面サイズは、共に3.5インチであり全く同一なのだが、見た目はinView N911の方が大型に見える。共に、バックライトLEDの輝度を最高にして、日中の明るい場所で見た場合、殆ど同じ明るさだ。Mio 168に装備されているTFT液晶と、高輝度LEDによるバックライトは、同クラスのPDAに比べると、明るく見易いのだが、inView N911に装備されている低温ポリシリコンTFT液晶は、勝るとも劣ることは無い。
inView N911に装備されている、低温ポリシリコンTFT液晶は、Mio 168を初めとする、殆どのPocket PCが6万5千色表示なのに対して、26万2千色の表示を可能としている。 デジタルカメラのビューアとしてinView N911を使用する場合には、よりきめ細かな色彩表示が可能になるだろうから、期待したい。残念ながら、筆者の手元のinView N911では、OSとなるWindows Mobile 2003 SE(日本語版)が、β版であるために表示ドライバーが対応していないようで、26万2千色表示は出来ないため、正式版にバージョンアップした段階で、詳しいレポートを行いたい。
現在のところ、inView N911は台湾でのみ販売されており、日本での販売は秒読み段階となっている。PDA-GPSの場合は、対応する地図ソフトやナビソフトによっても、大きく評価が分かれてしまうので、現段階では、Mio 168とinView N911のどちらが、PDA-GPS用マシンとして優れているのかは判断できない。
また、販売価格によっても、その評価は大きく変わってしまうので、現段階ではinView N911の日本での販売価格や、バンドルソフトが未定であるため、inView N911の日本での正式販売アナウンスがされた段階で、再度評価をしてみたいと思う。事前に、得られた情報を元に、Mio 168とinView N911のハードウェア・スペック比較表を作成してみたので、興味のある方は参照して頂きたい。
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コメント
詳細なレポートありがとうございます。
機能面ではinViewの方が上もしくは同等のものを持っているようですが、個人的なデザインやサイズの好みはMioかな、という感じです。
inViewの方の国内発売も楽しみにしたいと思います。
投稿: たくぼ | 2005年1月 6日 00:36
こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいてます。
私はデザインはinViewの方が好みです。
inVeiw N911の日本発表心待ちにしてます♪
投稿: yomikaki | 2005年1月 6日 08:34
たくぼさん、こんにちは、
どちらかというと、Mio 168は女性的かんじかなと・・・対してinView N911は男性的なイメージです。実際、Mio 168の方が、手が小さくても持つのに苦労しないと思います。
私の所有している東芝 GENIO e550Gと、inView N911は、サイズ的に殆ど同じで、薄さだけがN911が薄いという感じです。私は、比較的手が大きいほうなので、このサイズは苦にならないのですが・・・特に、ランドスケープ表示では、逆に持ちやすいかなと思います。
yomikakiさん、こんにちは、
デザインは、やはり個人により好みが分かれますね。新しくGARMINから出たM5も、デザイン的にはGARMINの iQue 3600に似た感じですしね。
こちらの日本語版はどうなるのか、気になるところですが、アプリケーションの日本語化など、GARMINのハンディGPSでは、既に日本語版もあることですし、期待ひたいところですが・・・
問題は、価格かなと・・・なんせ、英語版のGARMIN M5もPocket PCにしては高価ですし、ハンディGPSの英語版と日本語版の価格差を、M5に当てはめると・・・コストパフォーマンスが悪すぎように思います。アグレッシブな価格で、日本語版が出れば、選ぶのに迷う楽しさが生まれるのですが・・・
はてさて、どうなることやら、楽しみです。
投稿: 清水 隆夫 | 2005年1月 9日 17:58