AMD Athlon 64 X2
例年、COMPUTEX TAIPEIで開催される、AMDのプレス向け発表会では、AMDのセンセーショナルな製品発表が行われる。今年のCOMPUTEX TAIPEIでは、既に公となっているAMDの64ビット、デュアルコアCPUである、「AMD Athlon 64 X2」の発表会が、COMPUTEX TAIPEIの会場であるTWCCに隣接するホテルで行われた。
既に、ライバルであるIntelでは、Pentiumプロセッサのデュアルコア製品がリリースされているのだが、同じデュアルコアCPUであるが、AMDのAthlon 64 X2は、開発当初よりデュアルコアを想定して設計されていたため、マルチプロセッサのアーキテクチャとしては、IntelのデュアルコアPentiumプロセッサよりも、より洗練されている。
今回の発表会では、台湾の主たるマザーボードメーカの関係者はもちろんのこと、グラフィックチップのnVIDIA、ATIと言った関係者も同時に顔を揃え、チップセットを含めた、AMDのAthlon 64 X2をサポートする体制をアピールしていた。また、AMDのチップセットメーカとしては、VIAやSiSと言った台湾のチップセットメーカも、Athlon 64 X2のサポートを表明するなど、台湾各社のAthlon 64 X2に寄せる期待度をPRしていた。
若干、拍子抜けするプレゼンを行ったのが、台湾Microsoft社であり、64ビットWindowsのPRは当然なのだが、デュアルコアという面を全面に出すようなプレゼンテーションでは無かった。これは、Intelとの関係に配慮したものなのかどうかは、不明であるが、現時点では次期OSであるLonghorn待ちということだろうか。
今回のプレス向け発表会の終了後、参加したメディア向けに、お楽しみ抽選会が催されたのだが、当選者には、AMDプロセッサを搭載した、フェラーリレッドの真っ赤なノートPCが贈られる。
当選者の殆どは、既に会場にはおらず、何巡目かの当選社発表で、幸運にも当選したのは、日本のメディア関係者だった。羨ましい話であるが、当選おめでとう。
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