« CF型RS-232Cアダプタ | トップページ | Caplio Pro G3とGARMIN eTrex »

2005年5月13日

Caplio Pro G3とGARMIN VISTA

 新たに購入した、ラトックの「RATOC RS-232C CF CARD REX-CF60」を、リコー「Caplio Pro G3」で試してみた。実は、このCF型RS-232C拡張アダプタは、Caplio Pro G3が正式に対応しているCF型シリアルアダプタである。本来は、ドコモの衛星通信携帯電話「ワイドスター・デュオ」や、ソキア製の業務測量用のGPS受信機R80D」を、Caplio Pro G3へ接続するために対応している。
 従って、REX-CF60を用いて、他のGPS受信機をCaplio Pro G3へ接続可能かどうかは、全くの人柱であり、リコーからも情報は全く公開されていない。しかし、ソキアのR80Dのスペックを調べてみると、GPSデータの出力フォーマットは、NMEA-0183と仕様書に記載されている。多少の方言はあるにしろ、NMEAフォーマットであれば、そのまま他のGPS受信機であっても、データを認識してくれる可能性が、無いとも言えない。

CaplioProG3_7

 REX-CF60を、Caplio Pro G3のCFスロットへ挿入し、セットアップのモードから、シリアル接続先を「GPS」にセットし、接続GPS受信機には、手持ちのGARMIN社製ハンディGPSの「eTrex VISTA日本語版」を繋いでみた。GPSデジカメ用のGPS受信機として使うには、少々オーバスペックであるが、電子コンパスの出力にCaplio Pro G3が対応しているのかどうかも、同時にチェックしたかったので、eTrex Vista日本語版を選んだ。
 これは、手持ちの電子コンパス内蔵GARMINハンディGPS受信機が、日本語版のeTrex Vistaであっただけで、本来GPS受信機デジカメに使用するのが、主目的であるのならば英語版のeTrex Vistaで問題は無く、むしろ安価であるので、新規に購入するのであれば、「GARMIN eTrex  Vista英語版」の方がよいだろう。

CaplioProG3_8

 結果としては、なんの問題も無く、Caplio Pro G3は、GARMIN eTrex VistaのNMEA-0183信号を受け取り、その情報を液晶画面へ表示すると共に、撮影画像のExifデータへ、緯度経度情報を書き込んでくれた。つまり、シリアル接続であっても、NMEA-0183フォーマット出力のGPS受信機を、Caplio Pro G3で使用可能だということだ。
 これは、手持ちのGPS受信機を、そのままCaplio Pro G3で活用可能ということで、
新たにCaplio Pro G3が対応している、GPS受信機を購入する必要はなく、REX-CF60を購入するだけで、GPSデジカメとして使用可能なわけである。

CaplioProG3_9

 実際に撮影した画像のExif、GPSifdを見てみると、残念ながら電子コンパスのデータは、反映されていなかった。電子コンパスの方位から、撮影方向を記録するには、GARMIN社の電子コンパス内蔵ハンディGPSであれば、"
$HCHDG"センテンスによって得られるのだが、Caplio Pro G3では、このセンテンスを無視しているようだ。
 ところが面白いことに、「Exif Radar V3.50」から、Exif/GPSifdを覗いてみると、測地系の部分が、「WGS 84」となっている。前回レポートしたBTGPSの場合は、「WGS-84」となっており、これはCaplio Pro G3自身が設定した測地系を、Exifに書き込んでいるわけで、BTGPSから測地系情報が出力されている訳ではない。
 しかし、GARMIN eTrex Vistaの場合は、"$PGRMM"GARMIN独自センテンスによって、設定されている測地系が、ASCIIテキストによって出力されるのだが、これが「WGS 84」という記述なのだ。即ち、Caplio Pro G3ではGARMIN eTrex Vistaの"$PGRMM"GARMIN独自センテンスを認識し、それをExifのGPS情報として書き込んでいることが判る。

CaplioProG3_10

 また、高度の値が、前回と比べてみると大きく異なっているのだが、これはGARMIN eTrex Vistaに気圧計が内蔵されており、その気圧計のデータから高度を算出している。それに対して、BTGPSの場合は、GPSによる高度の値なので、実際の海抜データに対しては、気圧計による高度データの方が、近い値となっている。もっとも、気圧計と実高度のキャリブレーションを行っていないので、この値もずれている可能性は大である。

RIMG0021

 実際にCaplio Pro G3へREX-CF60経由で繋いだ、GARMIN eTrex Vistaの測位による、Exif/GPSifd情報付の画像を掲載しておくので、興味のある方はExif Radarで開いてみるか、対応する電子地図ソフトへドラッグ&ドロップしてみて欲しい。掲載画像は、Caplio Pro G3のリサイズ機能によって、VGAサイズへリサイズした画像なので、Exif情報は撮影時のままである。
 今回の実験で、Caplio Pro G3に対応しているGPS受信機が、従来のCFGPS2だけではなく、Bluetooth GPS受信機のBTGPS 、そしてREX-CF60による、シリアル接続を行えば、GARMIN eTrex Vistaのような、汎用のNMEA-0183フォーマット対応のGPS受信機も、問題なく接続可能な事が判明した。過去に、これほど多くのGPS受信機に対応していた、GPSデジカメは皆無であり、Caplio Pro G3の持つ多機能さには、驚くばかりだ。
 願わくば、GARMIN社のオリジナルセンテンスである、"$PGRMM"センテンスによる測地系を、Exif情報として記録できるのであれば、是非とも汎用の電子コンパスの、方向データセンテンスである"$HCHDG"を、Exif/GPSifdの「撮影方向」データとして、記録可能なように、次回のバージョンアップで対応いただきたいと思う。
 そうなれば、文字通りの「最強GPSデジカメ」として、業務用のプロニーズのみならず、ハイアマチュア向けのGPSデジカメとして、より多くのユーザがGPSデジカメで楽しめるのでは無いかと思うのだが、いかがだろうか。

Caplio Pro G3 税込み価格:104,790円、送料込み
Caplio Pro G3 税込み価格:104,790円、送料無料 

 

RATOC RS-232C CF+ CARD REX-CF60【在庫目安:あり】すぐにお届けできます。【在庫目安:あり】すぐにお届けできます。【価格:12,880円(税込13,524円)送料別】
RATOC RS-232C CF+ CARD REX-CF60【在庫目安:あり】すぐにお届けできます。【価格:12,880円(税込13,524円)送料別】

 

【特別販売価格:71,800円(税込)送料込】eTrex Vista【日本語版】(PCケーブル付き)【代引き無料】【特別販売価格:71,800円(税込)送料込】GARMIN eTrex Vista(日本語版、PCケーブル付き)【代引き無料】
【特別販売価格:45,000円(税込)送料込】GARMIN eTrex Vista(英語版、概略地図・電子コンパス、気圧高度計内蔵、PCケーブル付き)【代引き無料】

【消費税分無料、弊社負担】PDA用CFカード型GPSCFGPS2【送料無料】代引き無料
【消費税分無料、弊社負担】PDA用CFカード型GPSCFGPS2【送料無料】特別販売価格:18,800円(税込)代引き無料

アンテナ内蔵Bluetooth CFカード
アンテナ内蔵Bluetooth CFカード【価格:25,940円(税込)送料込】

 

【消費税分無料(内税)】Bluetooth対応GPSレシーバBTGPS【10周年記念特価】【送料...

【消費税分無料(内税)】Bluetooth対応GPSレシーバBTGPS【10周年記念特価:28,800円 (税込)】【送料無料】代引き無料

|

« CF型RS-232Cアダプタ | トップページ | Caplio Pro G3とGARMIN eTrex »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/23959/4107740

この記事へのトラックバック一覧です: Caplio Pro G3とGARMIN VISTA:

« CF型RS-232Cアダプタ | トップページ | Caplio Pro G3とGARMIN eTrex »