d-Media inView G7
GPSによるカーナビの普及率が高い日本でのニーズは不明であるが、カーナビと、シリコンオーディオやシリコンビデオなどをサポートした、低価格の車載用システムの展示が、今回のCOMPUTEX TAIPEIで見られるようになった。
inView N911でお馴染みの、d-Media System社でも、既に紹介したPDAスタイルのナビとMP3専用マシン「inView G1」を、今回のTCOMPUTEX TAIPEで発表していたが、同時に「inView G7」という、カーナビ並の7インチワイドTFT液晶画面を持った、専用機を発表していた。
d-Media System inView G1(左)とinView G7(右)
機能としては、カーナビと、MP3プレーヤに加えて、メディアプレーヤの機能を持っているので、MPEG画像の再生が可能となっており、大画面を利用してデジタルカメラで撮影した画像の再生などもこなす。また外部ビデオ入力もサポートしているので、別途DVDプレーヤを接続すれば、既存のVideo CDやDVDビデオの表示も可能となる。
今回の展示では、CFスロットとSD/MMCのスロットを装備したタイプだったので、CFスロットへマイクロドライブを使用することも可能とのこと。価格的にも、安価なカーナビ+メディアプレーヤとして販売したとのことだ。
日本向けにバイクへの装備が可能なような、アダプタやオプションを設定して欲しいと要望をしたところ、考えてみるとのことで、ニーズさえあれば、防水とまではいかないまでも、防滴構造のバイク用ケースなどがあれば、メカ的な可動部分が無いので、バイクでの使用も、問題無いのではないかと思われる。
Vision A2000T
こちらは、VIA社のブースで展示されていた、Vision社の車載専用コンピュータ「A2000T」。VIA社のEdenプロセッサ(1GHz)が搭載されており、256MBのDDRメモリに2MBのフラッシュメモリ。GPS受信機も内蔵されており、カーナビとしても動作するし、MPEG画像ファイルの再生も、当然可能になっている。
日本ではまだまだ実験段階である、モバイル向けデジタルTV放送であるが、台北市内では既に、地上波によるモバイル向けデジタルTV放送が開始されており、乗車したタクシーなどでも全くゴーストの無い、安定した受信画像を見ることができる。
このVision社A2000Tの車載コンピュータには、この台湾のデジタルTV放送DVB-T受信機も内蔵されているので、まさに車載用マルチメディア専用コンピュータと言えるだろう。OSは、エンベデッドLinuxとのことで、既に台北のディーラでは購入可能とのことだ。
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