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2005年6月の11件の記事

2005年6月19日

HOLUX GM-270 ULTRA

 台湾でHOLUX取材させて頂いた際に、リファレンス用として同社のCF型GPS受信機、「GM-270 ULTRA」の提供を受けたので、その評価レポートをお届けする。GM-270 ULTRAは、GPSエンジンにSiRF Star II e/LP XTrac 2を搭載しており、文字通り標準的なGPS受信機として、リファレンスGPS受信機としては最適である。

GM-270_1

GM-270_2 パッケージには、「GM-270」と記載されているのだが、この表カバーをスライドさせると、箱には「GM-270-ULTRA」の黄色いステッカーが貼られていた。
 GM-270は、以前のHOLUXのモデルであり、GPSエンジンには、SiRF Star II e/LPが搭載されているのも同じであるが、ファームウェアがXTracではなく、SiRF Softを搭載していたモデルである。恐らく、パッケージはそのままで、ファームウェアの変更を行い、GM-270 ULTRAとの区別を用意にするため、この黄色で目立つステッカーを貼っているのだろうと思われる。

GM-270_3

 GM-270 ULTRAの本体は、標準的なTYPE I型のCF筐体と、GPSアンテナ部分を含んだ本体ボディを持ち、本体横には外部GPSアンテナ用のコネクタを装備している。国内で販売されている、CF型GPS受信機受信機との大きな違いは、CFスロット側の本体ボディ下部へ装備されている、LEDである。
 このLEDは、電源パイロットランプを兼ねた、測位ステータスを表示するLEDであり、従来のCF型GPS受信機では、アプリケーションを起動しなければ、測位を開始しているのか、GPS衛星を探査中なのかを判断出来なかったが、GM-270/GM-270 ULTRAでは、このLEDの発光状態を見るだけで、測位中かどうかを判断できるのは、とても優れた特徴だ。

GM-270_4

 GM-270 Ultraの大きさは、以前に紹介したLeadtek 9534」CF型GPS受信機(SPAでの販売名は「コメットCF」)と比べると、CF部分と本体部分共に若干、サイズが大きい。本体ボディ部分は、Leadtek 9534の場合、CF部分から上下に本体部分が張り出していたが、GM-270 ULTRAの場合は、上側のみへ張り出している。
 また、両サイドへも若干の張り出しがあるものの、僅かであるため手持ちのCFスロットを持ったPocket PC、東芝GENIO e550Gでも、スタイラスペンの取り出しには問題もなく、CFGPS2の様に、スタイラスペンが取り出せないという様な事は無かった。本体の上面は、若干の傾斜を持っているので、分解してみないと判らないのだが、セラミックGPSパッチアンテナが、傾斜して取り付けられている可能性も否定できない。

GM-270_5

 実際に、東芝GENIO e550GのCFスロットへGM-270 ULTRAを挿入してみる、パイロットランプのLEDは点灯しない。故障か、接触不良かと思い、一端引き抜いた後、再度CFスロットへ挿入してみても、LEDは消灯したままだ。LEDが不良の可能性もあるので、アプリケーションを起動し、通信ポートを指定してポートをオープンすると、その時点でLEDがオレンジ色に点灯した。
 なるほど、従来の国内で販売されていたCF型GPS受信機では、CFスロットへ挿入した時点で、GPS受信機としても同時に起動したのだが、GM-270 ULTRAの場合には、通信ポートをアプリケーションからオープンした時点で、始めてGPS受信機への給電が開始される仕様だった訳だ。
 これは、MiTAC社のMio 168/Mio 168RSの内蔵GPS受信機への、給電方法と同じ仕様であり、電力消費の大きなGPS受信機部分への給電を、アプリケーションによってコントロールするように通信ポートに制御回路が組み込まれており、アプリケーションからGPS受信機の電源オン・オフが可能となっているのだ。
 対応するアプリケーションを起動して、GM-270 ULTRAの通信ポートを開いて、一分も経過しないうちに、LEDがオレンジ色の連続点灯から、オレンジ色の点滅へと変わると同時に、アプリケーション側では測位の開始を示してくれた。想像以上に、このステータス表示のLED点灯機能は便利だ。

GM-270_6

 Leadtek 9534に比べて、CF部分が若干長めとなっているのも、CFスロットの挿入口から、GM-270 ULTRAの受信機本体部分の下部に装備されている、このステータス表示用LEDが、確認しやすいための配慮だったことが、この時点で判明した。無用に、CF部分が長いわけではなく、使いやすさのためだった訳だ。
 測位速度は、同じSiRF Start II e/LP XTracを装備している、Leadtek 9534Mio 168RSと比べても、同等かそれ以上の早さであり、GPSアンテナ部分の性能が良いのかもしれない。もっとも、SiRF Star II e/LP XTracの場合、ファームウェアのバージョンによっても、測位性能が異なるため、今回評価したGM-270 ULTRAのファームウェア性能が向上しているとも考えられる。いずれにしても、測位速度や感度、精度に関して、性能的には全く問題ないと言えるだろう。
 従来、コメットCFとして、Leadtek 9534を販売していたSPAでも、新たに「コメットCF/LP」と称して、このHOLUXGM-270 ULTRAの販売を開始した。しかし、Leadtek 9534GM-270 ULTRAの消費電力は、少なくとも、GPS受信機を稼働させての状態では、大きな違いは無い。ただし、GM-270 ULTRAの場合は、アプリケーションを起動させず、CFスロットへ挿入したままでも、GPS受信機へは電源が供給されない仕様であるため、そういう意味ではローパワー(LP)という表現も、あながち誤りとは言えないだろう。

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2005年6月18日

TAIPEI 101(Exif GPSデータ付)

 COMPUTEX TAIPEI取材の際に持参した、リコーの「Caplio Pro G3」へ、Socket社の「CF型Bluetoothデバイス」を装着し、同じく持参したSocket社のBluetooth GPS Receiver(EMTAC社製BTGPSのOEM品)では無く、HOLUXより提供していただいたSiRF Star IIIのGPSエンジンを搭載している、「GPSlim236」とペアリングさせ撮影した、世界で最も高い超高層ビル、「TAIPEI 101」の写真を掲載する。
RIMG0031  この画像をクリックして、ポップアップ表示される画像(VGAサイズ)に記録されているExif情報には、HOLUXの「GPSlim236」によって測位されたGPSデータ(測地系はWGS-84)が記録されているので、対応する電子地図ソフトへドラッグアンドドロップすることにより、撮影場所(台北の世界貿易センター)へマークされる。
 とは言え、台湾の地図が収録されている電子地図でないと、地図表示は行えない。手持ちの電子地図ソフトで試してみたところ、ゼンリンの電子地図帳Z[zi:]と昭文社のSuper Mapple Digitalでは、地図が無かった。
 アルプス社のProAtlasシリーズであれば、世界地図表示が可能なので、詳細な表示ではないが、場所が確認できる。また、フリーウェアのカシミール3Dならば、対応する世界地図データさえ用意すれば、問題なく表示を行うことができる。

TAIPEI-101
■ Exif Reader Ver. 3.50 プロパティシート拡張モジュールによる表示

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2005年6月17日

Canon Close-Up Lens 250D

 ケンコーのステップアップリング(52mm→58mm)を購入した。もちろん、京セラの「Finecam M410R」で使用するためだ。筆者の常用する、デジタル一眼レフカメラは、キヤノンのEOS 10Dであるが、評価用の機器を撮影する場合、最も使用頻度の高いレンズは、EF50mm F1.4 USMである。
 このEF50mm F1.4 USMレンズは、マクロ機能を持っていないので、必要に応じて接写を行う場合には、キヤノン製の「クローズアップレンズ 250D」を取り付けて撮影を行う。このクローズアップレンズ250Dを用いると、被写体までの距離が、倍近く近寄れ、倍率もアップする訳だ。

CloseUp_Lens_1

 Canon EF50mm F1.4 USMのフィルター径は、58mmなので、当然クローズアップレンズ250Dの径も58mmを使用している。ところが、Finecam M410Rのコンバージョンレンズアダプタのフィルター径は、52mmとなっており、そのままでは手持ちの58mm径のクローズアップレンズ250Dを装着する事は出来ない。
 そこで、異なるフィルター径であっても、ステップアップリングを用いれば、基本的には大きなフィルターやアダプタレンズを、小さな径であっても装着する事が可能となる。逆に、ステップダウンリングを用いると、大きな径のフィルター径へ、小さなフィルターやアダプタレンズを取り付けることも可能であるが、周辺光量不足(特に四隅)やケラレが生じてしまう。基本的に、大は小を兼ねるが、逆は成り立たない。

CloseUp_Lens_2
■左がクローズアップレンズ250D、右がステップアップリング

CloseUp_Lens_3

 52mm→58mmのステップアップリングを、Finecam M410Rのコンバージョンレンズアダプタへ装着し、更にキヤノンのクローズアップアップレンズ250Dを装着し、実際に接写を行ってみると、Finecam M410R本来のマクロ撮影の撮影距離から、半分程度の距離(約二倍)ほどまで接写範囲が増加する。また、遠近感も異なった感じになるのだが、AF撮影のために、フォーカスポイントの選択には、慣れが必要だ。
 筆者の場合、52mm→58mmのステップアップリングを用いて、58mmのクローズアップレンズ250Dを使用したが、新たに購入するのであれば、52mmのクローズアップレンズ250Dを購入すれば、52mm→58mmのステップアップリングはもちろん不要だ。しかし、他のデジタルカメラを所有して居る場合、大は小を兼ねる場合が多いので、価格は高いが大口径のクローズアップレンズ250Dを入手するのも悪くは無いだろう。
 また、52mm→58mmのステップアップリングを用いることで、クローズアップレンズ250Dだけではなく、手持ちのUVフィルターや、サーキュラーPLフィルターも活用できるので、Finecam M410R専用にならず、使い回しが可能なので、むしろ経済的だったのも嬉しい。
 以下に、実際にFinecam M410R単体によるマクロ撮影の作例と、キヤノンのクローズアップレンズ250Dを付加した、接写マクロによる作例を掲載するが、ズームのテレ側にもっとよれば、単体での撮影と、クローズアップレンズ250Dを装着した場合の差は、もっと大きくなる。

CloseUp_Lens_4
■ Finecam M410R単体での最大マクロによる作例

CloseUp_Lens_5
■ 同じ条件でクローズアップレンズ250Dを付加した作例

CloseUp_Lens_6
■ クローズアップレンズを併用すると遠近感も変わってくる

 

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2005年6月14日

Raynox DCR-730 Wide Lens

 今回のCOMPUTEX TAIPEIでの取材は、格安(税込、送料込で19,800円)で購入した、京セラの「Finecam M410R」を持参した。通常の、展示会取材では、デジタル一眼レフカメラの、キヤノンEOS 10Dを持っていくのだが、今回は思い切って、軽い「Finecam M410R」と、リコー「Caplio Pro G3」の2台体制とした。
 しかし、Finecam M410Rにしても、Caplio Pro G3も、広角側が35mmカメラに換算すると、Finecam M410Rの場合は37-370mmとなり、Caplio Pro G3の場合は、35~105mmとで、ちょっと会場全体などを撮影するには、広角不足となってしまう。
 そこで、折角Finecam M410Rの場合は、レンズアダプタが装着可能となっているので、ワイドコンバージョンレンズを試してみることにした。購入したのは、レイノックス社の「Raynox 0.7X Wide Angle Conversion Lens、DCR-730」で、Finecam M410Rの他にも、52mmのレンズアダプタに対応しているデジタルカメラであれば、汎用的に使用可能だ。

DCR-730_1

 DCR-730は、Finecam M410Rの場合であれば、付属のコンバージョンアダプタ(52mm)に、そのまま装着可能であり、他のデジタルカメラの場合でも、専用のアダプタが別売となっている。レンズは、大口径の凹レンズが前面に装着され、このDCR-730を装着することで、Finecam M410Rの37-370mm(35mm相当)が、約0.7倍の26-260mm(35mm相当)のズームレンズとなる。

DCR-730_2

 DCR-730には、前後のレンズ用キャップが付属しているが、前部のフィルターなどは装着することは出来ない。しかし、DCR-730を、Finecam M410R装着したままであっても、望遠側の撮影などに支障が出ることもないので、通常であれば装着したままでも良いだろう。
 しかし、DCR-730を装着したままでは、問題となるのがフラッシュ撮影だ。これは、Finecam M410Rの内蔵フラッシュを用いる場合、DCR-730を装着したままだと、ケラレが発生してしまい、撮影画像に影が写り込んでしまう。もっとも、このケラレは、Finecam M410R付属のレンズアダプタだけを装着していても、同様に発生してしまうので、フラッシュ撮影の場合には、レンズアダプタごと外せば良い。

DCR-730_3

 Finecam M410Rには、外部フラッシュを装着可能なアクセサリシューが装備されていないので、外部フラッシュを用いることが出来ないため、外部フラッシュで逃げることも出来ないのが、残念なところである。デジタル一眼レフの場合でも、内蔵フラッシュではケラレが生じる場合でも、外部フラッシュを装着していれば、大型のフードをレンズに装着していても、ケラレから逃げられるので、Finecam M410Rにアクセサリシューが無いのが残念だ。
 また、DCR-730を装着したままだと、撮影画像の歪みが増すことも予想されたのだが、広角側では大きな歪みが出ているのだが、標準域やズーム望遠域での歪みは、思ったよりも少なかった。加えて、明るさも劣化しない大口径であるのも、評価が高いと言えるだろう。

DCR-730_4

 実際に、DCR-730を、Finecam M410Rに装着し、広角端で撮影したサンプル画像として、COMPUTEX TAIPEIの会場に聳え立つ、新しい台北のシンボル「TAIPEI 101」を撮影してみた。あいにく、天候が悪く、しかも撮影した場所の関係で、逆光となってしまったが、全高500mを超えるTAIPEI 101の全景を撮影できた。
 逆光のため、フレアが写り込んでいるが、これはDCR-730を装着していたからなのか、Finecam M410Rのレンズで発生したのかは不明だ。また、5月31日から6月3日(6月1日の牛丼レポートは別)までの、筆者によるCOMPUTEX TAIPEIレポートの写真は、全てFinecam M410Rで撮影し、その半分程度はDCR-730を装着したまま撮影したので、合わせてサンプル画像として見ていただければと思う。

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2005年6月10日

脳を鍛える大人のDSトレーニング

 先日購入したニンテンドーDS用のソフト「脳を鍛える大人のDSトレーニング」を購入してみた。なかなかパズル形式だけではなく、IQテストにも似た内容で、普段は使っていない脳を刺激してくれるソフトで、それがゲーム感覚(ニンテンドーDS用ソフトなのだから、ゲームなのだが)で出来る。

nowokitaeru_DS

 筆者の脳も、実年齢よりは老化している様で(苦笑)、もっと鍛えないと行けない様である。しかし、このソフトはニンテンドーDSの機能を、実に上手く活用しているのには、感心する。タッチパネルでの入力や、音声出力を余すところ無く使っているのだ。
 実際、このソフトをPocket PCへ移植するのは、そう難しい事ではないだろうが、プラットフォームとしての数が、文字通り桁が違う訳で、このソフト自体も3千円以下で購入できるし、Nintendo DSを一緒に購入しても、2万円以下なのだから手軽に購入できる。
 先日購入したNintendogs」も良くできているソフトであるが、やはりゲーム機はキラーソフトによって、その価値が決まるのだろう。これで、ニンテンドーDS用のPIMソフトやPDA系の実用アプリケーションが販売されたら、携帯電話と共にPDAの存在価値を脅かす存在になるのではないかと、筆者は一抹の不安を感じながらも、もっぱら脳を鍛えることに励んでいる。

▽ニンテンドーDS▽DS 脳を鍛える大人のDSトレーニング
▽ニンテンドーDS▽DS 脳を鍛える大人のDSトレーニング



 

       

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2005年6月 3日

d-Media inView G7

 GPSによるカーナビの普及率が高い日本でのニーズは不明であるが、カーナビと、シリコンオーディオやシリコンビデオなどをサポートした、低価格の車載用システムの展示が、今回のCOMPUTEX TAIPEIで見られるようになった。
 inView N911でお馴染みの、d-Media Systemでも、既に紹介したPDAスタイルのナビとMP3専用マシン「inView G1を、今回のTCOMPUTEX TAIPEで発表していたが、同時に「inView G7」という、カーナビ並の7インチワイドTFT液晶画面を持った、専用機を発表していた。

inView_G7
d-Media System inView G1(左)とinView G7(右)

 機能としては、カーナビと、MP3プレーヤに加えて、メディアプレーヤの機能を持っているので、MPEG画像の再生が可能となっており、大画面を利用してデジタルカメラで撮影した画像の再生などもこなす。また外部ビデオ入力もサポートしているので、別途DVDプレーヤを接続すれば、既存のVideo CDやDVDビデオの表示も可能となる。
 今回の展示では、CFスロットとSD/MMCのスロットを装備したタイプだったので、CFスロットへマイクロドライブを使用することも可能とのこと。価格的にも、安価なカーナビ+メディアプレーヤとして販売したとのことだ。
 日本向けにバイクへの装備が可能なような、アダプタやオプションを設定して欲しいと要望をしたところ、考えてみるとのことで、ニーズさえあれば、防水とまではいかないまでも、防滴構造のバイク用ケースなどがあれば、メカ的な可動部分が無いので、バイクでの使用も、問題無いのではないかと思われる。

Vision
Vision A2000T

 こちらは、VIA社のブースで展示されていた、Vision社の車載専用コンピュータ「A2000T」。VIA社のEdenプロセッサ(1GHz)が搭載されており、256MBのDDRメモリに2MBのフラッシュメモリ。GPS受信機も内蔵されており、カーナビとしても動作するし、MPEG画像ファイルの再生も、当然可能になっている。
 日本ではまだまだ実験段階である、モバイル向けデジタルTV放送であるが、台北市内では既に、地上波によるモバイル向けデジタルTV放送が開始されており、乗車したタクシーなどでも全くゴーストの無い、安定した受信画像を見ることができる。
 このVisionA2000Tの車載コンピュータには、この台湾のデジタルTV放送DVB-T受信機も内蔵されているので、まさに車載用マルチメディア専用コンピュータと言えるだろう。OSは、エンベデッドLinuxとのことで、既に台北のディーラでは購入可能とのことだ。

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ASUS MyPal A636

 ASUS社より発表された「MyPal A636」は、Microsoft社のWindows Mobile 5を搭載し、GPS受信機を内蔵した、PDA-GPSのニューマシンである。MyPal A636の展示は、Micorsoft社のWindows Mobile機器群が展示されていたブースと、ASUS社のブースにも展示されていたが、両者のカラーリングや細部が若干、異なっており、どうやら双方ともプロトタイプのような感じだった。

Asus_A636_1
Microsoft社ブースのASUS MyPal A636

 スペックとしては、CPUにPAX272が搭載され、クロックスピードは、312MHzか416MHzとなる模様で、まだスペックがフィックスされていないのだろう。内蔵されるGPSエンジンのスペックも不明であるが、裏面にセラミックパッチ型のGPSアンテナが装備されている。こちらも、ランドスケープ表示専用になるようなので、高感度のSiRF Star IIIが用いられる可能性が高いだろう。

Asus_A636_2
ASUS社ブースのMyPal A636

 また、内蔵されるインターフェースとしては、Bluetooth 1.2とWiFi 802.11bとなっており、無線インターフェースはフル装備と言ったところだ。OSは、Windows Mobile 5である。発売時期は、ASUS社のブースにて、担当者に尋ねたところ、秋になるだろうとの事だ。日本での発売予定を訪ねたのだが、全く無いとは言えないが、現時点では未定とのこと。
 SD(SDIO)/MMCスロットを1スロット装備しているが、CFスロットの装備は、全く考えておらず、Bluetoothが装備されているので、携帯電話とのリンクは問題ないだろうとのこと。日本における、CFスロットニーズ(PHS向け)を話たところ、世界的な携帯電話のモバイルリンクはBluetoothに向かっているので、早く日本のPHSもBluetoothを装備すべきだとの、実に的を得た答えが返ってきた。

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COMPUTEX TAIPEI MiTACブース

 今年のCOMPUTEX TAIPEIでは、PDAの流れが大きく二つに分かれてきている。一つの流れは、言うまでもなくSmartPhonの流れで、PDAの流れと携帯電話が融合した姿である。もう一つの流れは、MiTAC社が開拓したと言っても過言ではない、PDAへGPS受信機を内蔵し、文字通りのPDA-GPSデバイスとし、カーナビゲーション分野市場向けデバイスだ。
 MiTAC社は、PDA-GPS製品のヨーロッパでの市場だけで、世界シェアの第二位にまで販売を伸ばしている。これは、OEM./ODM製品も含めての出荷数であるが、それだけカーナビゲーションの市場が、ヨーロッパにはあったということだろう。日本においては、カーナビゲーション専用機の存在が大きく、また米国ではカーナビのニーズそのものが小さいため、ヨーロッパほどPDA-GPS市場が開花していないようだ。
 そんなMiTAC社のOEM/ODM専用機が、MiTAC社のブースに展示されていたので、紹介しておこう。OEM/ODM専用機のコードネームは「OSCAR」で、名称はOEM/ODM先によって変わることになるし、デザインも変更されることになる。

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MiTAC OSCAR 150

 「OSCAR 150」は、MiTACブランドでは製品に該当するモデルが見あたらず、新製品になるようだ。スペックとしては、プロセッサがPXA- 270/312MHz、GPSエンジンにSiRF Star III、OSにWindows Mobile 5、Bluetooth 1.2内蔵、内蔵電池交換式となっている。

Oscar_100A
MiTAC OSCAR 100A

 「OSCAR 100A」は、Mio 268、269のOEM/ODMモデルに相当し、HDD無しの「OSCAR 100」と、2.5GBのHDDを内蔵している、「OSCAR 100A」となる。CPUはPXA-255/300MHzで、OSはWindows CEとなり、ナビとMP3専用マシンだ。

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MiTAC OSCAR 88

 「OSCAR 88」は、既に発表されている「Mio 169のOEM/ODMバージョンであり、スペックもデザインも、全く同じである。CPUはPXA-255/400MHz、OSはWindows Mobile 2003 SE、GPSエンジンは、SiRF Star III、RAM64MB、ROM32MBと現行の「Mio 168RS」から、GPSエンジンのみを変更したモデルだ。
 ランドスケープ表示がデフォルトであるが、無論ポートレート表示にも変わるが、裏面に装備されているセラミックパッチ型のGPSアンテナは、ランドスケープ表示専用の位置で、ポートレート時には、GPSアンテナ面が、横を向いたままになるのが、すこし気になる。SiRF star IIIが、いくら高感度であるとはいえ、より精度の高い測位を行おうとするならば、GPSアンテナがポートレート表示時には、上側を向くようなギミックが欲しかったところだ。

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2005年6月 2日

UNIVERSAL PDA THUMB BOARD

 今回のCOMPUTEX TAIPEI 2005には、筆者の友人たちも取材で台北を訪れている。宿泊ホテルも、同じホテルであったので、情報交換を朝食時に行ったりしているのだが、そんな朝食時のミーティングで、友人のLandman氏が、面白いグッズを入手したので、早々に筆者も取材に行ってみた。
 名称は「UNIVERSAL PDA THUMB BOARD」と言い、要するにPDA用の親指キーボードだ。PDA用の親指キーボードとの接続は、IrDAで行うのでPDAとの接続ケーブルは無い。本体自体は、折りたたみ式であり、上蓋部分を開くと、キーボード部分がダンパーで持ち上がり、その隙間にPDAを挟み込んで使用する。

050602_1

 キーボード自体は、キートップがゴムで出来ているのだが、隣とのキートップ間隔も適度にあるので、親指での打鍵であっても、間違って隣のキーを押してしまうことは少ない。また、対応しているPDAは、Pocket PCとPalmの双方に対応しているのもありがたい。
 PDAに装備されているIrDAポートは、機種によって装備されている場所が異なるので、使用するPDAによって、IrDA受光部分を移動することも可能となっているなど、よく考えられている。

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 実際に、サンプル品をLandman氏が購入し、持参してきたPalm機で試したところ、一部のファンクションキーが対応していないなど、日本語環境のためなのか不具合があったようだが、日本語入力も含めて実用範囲だったとのこと。ちなみに、価格は米ドルで$20だったと言う。無論、今回の価格はサンプル価格であり、実際に市場での販売価格は、$40程度を想定していると、ブースのお姉さんは言っていた。
 筆者も、サンプル品を購入してみたが、米ドルを持っていなかったので台湾ドルで購入してみた(NT$700)。筆者の場合は、Pocket PCのinView N911で試してみたのだが、やはり一部のファンクションキーや、キーボード配列の割り当てが違ったりしたが、これらの部分を除けば、快適に日本語の入力も可能となるだろう。

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 電源は、CR2032リチウム電池を使用しており、スタンバイ時間は6000時間、使用可能な時間は500時間という仕様だ。PDAによっては、メーカ純正の親指キーボードユニットが、オプション設定されているが、このUNIVERSAL PDA THUMB BOARDならば、機種を変更してもそのまま使えるし、複数のPDAで流用することも可能だ。
 ちなみに、サンプルを購入した後、d-Media Systemのブースで、このUNIVERSAL PDA THUMB BOARDを見せたら、「そのキーボードはinView N911のオプションになっている」と、営業担当が言いながら、カタログのリストを見せてくれた。
 ひょっとすると、このUNIVERSAL PDA THUMB BOARDも、SPA経由で購入可能になるかもしれない。

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2005年6月 1日

吉野家、牛丼復活

 吉野家の牛丼が復活した。と言っても、これは台湾でのお話。日本では、未だに米国産の牛肉が、輸入解禁されていないので、吉野家の牛丼の復活は見えない状況だが、台湾では一足先に、米国産の牛肉輸入が解禁され、6月1日より台湾の吉野家では、牛丼のメニューが復活した。

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 この台湾での、吉野家牛丼の復活の日に、台北に来ていたのもラッキーだったと言えるので、迷わずに今日の昼食は、吉野家の牛丼に決まりだ。とは言え、台北には毎年来ているのだが、実は台北で吉野家に入るのは、初めてだ。

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 店舗によっても異なるのだが、日本の吉野家と異なり、カウンター席の対面型店舗ではなく、レジで注文品を受け取り、それをテーブルまで運ぶ、日本でのハンバーガーショップの様なシステムである。また、メニューに多彩な飲み物があるのも特徴だろう。
 昼時を少し外して行ってみたのだが、台湾の人々はあまり牛丼は注文していなかったが、日本人と思われる観光客は、殆どが牛丼を注文していた。価格はNT$80で、みそ汁(NT$15)をつけても、NT$100でおつりがくる。
 味は、日本と変わりはなく、ちょっと違うのが紅ショウガだ。みそ汁も、味が異なっていたが、昨今では日本の家庭でも見かけない、煮干しが入っていて、これはこれで、結構いける。箸の他にレンゲが付いてくるのも、台湾スタイルであり、これで牛丼を食べている台湾の方が多かった。無論、筆者は箸だけで美味しく頂いた。
 ちなみに、店長は日本人の方で、「つゆだくね!」と筆者が言うと、「ありがとうございます~!つゆだく一丁、日本からのお客様~」と、威勢良く笑顔で注文を受けてくれた。

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HOLUX New GPS Receiver

 昨年のCOMPUTEX TAIPEIでは、ブースを構えていた、台湾のGPSメーカであるHOLUXは、残念ながら今年のCOMPUTEX TAIPEIには出展していなかった。事前に、取材の申し込みをしていたのだが、台北からHOLUXのある新竹(シンチュウ)サイエンスパークまでは、車で1時間半以上もかかるので、今回の取材は諦めていた。
 ところが、HOLUXの担当者より、筆者の宿泊している台北のホテルまで、出向いてくれ、取材をさせてくれるとのことで、11時に筆者の宿泊ホテルで待ち合わせをした。HOLUXの最新GPS受信機は、Bluetooth対応でSiRF Star IIIを搭載した、「GPSlim236」を持参して頂き、ホテルのレストランにて、実際に測位を行ってみせてくれたり、さらに未発表であるHOLUX製の新機種も見せていただいた。

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 SiRF Star IIIの供給不足から、GPSlim236が品薄であるという話である。また、SiRF Star IIIが、まだ性能的に安定していないような感じもするが、これもSiRF Star II e/LPの時と同じように、次第に安定してくるだろう。
 また、今回見せていただいた、新型の「ProGin SBT-168」(他社ブランド名)では、SiRFのチップではなく、「NemeriX」のチップを搭載している。NemeriXのGPSエンジンは、16チャンネルの標準的なGPS受信機チップであるが、SiRF Star IIと同等以上の性能を持っているという。
 加えて、驚異的な低消費電力で動作可能という、SIRF系エンジンには無い特徴を持っており、なんとProGin SBT-168では、一回の充電で連続24時間の動作が可能となっているという。内蔵しているリチウムイオン充電池は、1050mAとGPSlim236と殆ど同じ容量であり、GPSlim236の10時間動作の、倍以上の動作を可能にしている。
 大きさは、GPSlim236よりも若干大きいのであるが、これは電池の大きさが影響していると思われる。無論、ProGin SBT-168も、GPSlim236同様に、Bluetoothだけではなく、USBインターフェースにも対応しており、Bluetoothを内蔵していないノートPCなどにも、簡単に接続が可能であり、合わせてUSB経由で充電が可能だ。
 今回、HOLUXのご厚意により、評価用としてProGin SBT-168と、GPSlim236等を提供していただけることになり、追って日本へ帰国した段階で、より詳細なレポートをお届けする。

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