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2005年7月 9日

inView N911 USB HOST (1)

 d-Media Systemの「inView N911」日本語バージョンの販売が、秒読み段階に入った。と言うのも、正式版となるinView N911用日本語版Windows  Mobile 2003 SE用ファームウェアが、正式にd-Media System社よりリリースされたからだ。
 筆者も、早々に台北のCOMPUTEXで書き換えてもらった、ファイナルベータバージョンから、正式版ファームへとinView N911のROMを書き換えた。ファームウェアの書き換えは、d-Media System社よりダウンロードしたファイルを、圧縮を解除した後にSDメモリカードへ書き込む。
 inView N911の第二ボタンと第三ボタンを両方押しながら、リセットを行い、ファームのダウンロードメッセージが出たところで、SDメモリカードをSDスロットへ挿入すれば、後はファームの書き換えが行われる。

N911_USB_0

 ベータバージョンまでは、inView N911の持つUSB HOST機能をサポートするドライバが、ファームウェアに無かったので、USB HOST機能をチェックすることが出来なかったのだが、やっと肝心のドライバが収録されたファームウェアになったので、この機能をチェックしてみた。
 inView N911用の専用USB HOSTケーブルは、本体の拡張コネクタへ刺すだけで機能する。USBコネクタ側は、一般のUSBコネクタなので、特に変換ケーブルやコネクタを用意する必要はない。また、日本での販売時には、このUSB HOSTケーブルも標準添付となるようだ。他社製Pocket PCの場合、USB HOS機能をサポートしていても、ケーブルがオプションの場合も多く、しかも高価だったりするのだが、ユーザにとって標準添付はありがたいところだ。

N911_USB_1

 inView N911のUSB HOSTドライバで、標準でサポートされているのは、HIDデバイスのみである。つまり、USBキーボードとUSBマウスのみである。これは、多くのUSB HOST機能をサポートしているPocket PCでも同様のようで、筆者の持つ東芝GENIOシリーズでも同じだった。
 手持ちの小型USBキーボードを接続してみると、あっけなく何のメッセージも出さずに、そのまま使用可能となった。ノートPCやデスクトップPCへUSB機器を接続した際、「ピポッ」と言う音がするのだが、Pocket PCではこのデバイス確認のサウンドは発せられない。
 筆者の手持ちのUSBキーボードは、英語版のASCII配列であったため、記号の入力では、キートップのに刻印されている記号と、実際に入力される記号が異なっている。これは、日本語版Windows Mobile 2003SEでサポートされているSIPには、JIS配列のキーボードしかサポートされていないので発生する現象である。

N911_USB_2

 写真の表示では「!”#$%&’()=」と表示されているが、実際に入力したのは「!@#$%^&*()_」と英語キーボード上では刻印されている。アルファベットの部分は、同一配列であるため、ローマ字変換による日本語入力には支障はない。もっとも、接続するUSBキーボードがJIS配列であれば、この様な不具合は起こらないのだが、Windows Mobileもいい加減、Windows XP/2000並にASCII配列のキーボードを標準でサポートしてもらいたいものだ。
 もちろん、標準のSIPではなく、ASCII配列をサポートしたSIPをインストールすれば、この問題は回避されるのだが。

N911_USB_3

 次にテストしたのは、USBマウスだ。USBマウスの場合には、標準のHIDデバイスドライバでサポートはされているのだが、マウスポインタを表示する仕様になっていない。つまり、マウスを動かしても、何処にポインタがあるのか全く判らないのだ。
 この不具合を回避するには、d-Media System社のサイトにも置かれているが、フリーのマウスポインタ表示ソフトをインストールし起動すれば良い。ただし、起動した画面がポートレート表示であった場合、その後に画面ローテートを行いランドスケープ表示に切り替えた場合、ポインタの動作エリアが起動時のポートレートに固定されてしまう。
 従って、画面ローテートを行う場合には、ピポット動作の後に、一端マウスポインタ表示ソフトを終了した後、再度マウスポインタ表示ソフトを起動する必要があった。マウスポインタ表示ソフトも、いくつかバージョンがあるようなので、新しいバージョンでは、ピポット(画面ローテート)動作に対応しているかもしれない。

N911_USB_4

 USBキーボードとUSBマウスの同時動作であるが、試しにUSB HUBを用いて試してみた。結果的には、キーボードとマウス共に動作を行うことが出来なかった。USB HUBのパイロットLEDは点灯しており、USBマウスもセンサー用LEDやパイロットLEDも点灯しているが、全く反応しなかった。
 USBキーボードは、キーロックのステータス表示LEDが、全て点灯した状態でロックされてしまい、こちらも全く無反応だった。恐らく、USBバスパワーの不足が原因だと思われるのだが、USB HUB用のセルフパワー用外部電源を持っていなかったので、追試することが出来なかった。

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