LUXPRO Super Tangent
inView N911のUSB HOST機能で紹介した、「なんちゃってiPod shuffle」こと、台湾LUXPRO社の「Super Tangent」は、当初USBフラッシュメモリとして購入した。MP3プレーヤとしては、正直なところ、全く期待していなかったというのが、筆者の本音だ。
ところが、どうしてどうして、このSuper Tangent、なかなかの優れものであることが、実際に使用してみて判った。無論、USBフラッシュメモリとしては、昨今の高速タイプに比べると、速度的には決して早くは無いが、それでも価格から考えて妥当な性能は持っている。
筆者の購入した、Super Tangent 1GBモデルは、中身の見える黒い箱に梱包されていた。台湾のCOMPUTEX TAIPEで見た時は、箱も白い箱だったと記憶しているが、仕向地によって異なっているのか、あるいは512MBモデルと色分けしているのかは、不明だ。
Super Tangentのボディカラーは、筆者が購入したモデルはホワイトだったが、他にレッドとブラックのモデルもあるが、やはり「なんちゃってiPod shuffle」なので、パチモノらしくホワイトを選ぶのが洒落だろう。
同梱されているのは、ネックストラップを兼ねたイヤフォンと、日本語の説明書、そしてCD-ROMである。このCD-ROMには、Super Tangent用のファームウェアが収録されているのだが、筆者の場合には、実際のファームよりも古いバージョンが収録されていた。
具体的には、CD-ROMに収録されているのは、Ver.3.00なのだが、Super TangentにはVer.3.02が書き込まれていた。また、LUXPRO社のWebサイトには、最新のVer.3.04が登録されているので、このCD-ROMのソフトウェアは、特に必要なく、LUXPRO社のWebサイトから最新版をダウンロードして、インストールした方が良いだろう。
Super Tangentの裏側には、スライドスイッチが2列並んで装備されている。左側のスイッチが、電源スイッチを兼ねた、モード切替スイッチで、「♪♪」がフラッシュメモリに記録されている音楽ファイルの再生で、「FM」はFM放送の受信、一番下でボイスレコードのモードに、それぞれ切り替わる。
表側のボタンは、ホンモノのiPod shuffleと同じ操作ボタンで、左右ボタンが巻き戻しと早送り、上下ボタンは音量、真ん中は再生とポーズのボタンに割り当てられている。再生モードでは、iPod shuffleのようなシャッフル再生は無く、パチモノらしく収録されたファイル名順での再生のみである。
FM放送受信時には、10局のプリセットが可能で、この選局は真ん中のボタンで行う。また、放送局のチューニングはオートチューニング(ボタンの長押しでマニュアルチューニングも可能)で、左右のボタンによって、周波数のアップとダウンが行われる。この時、周波数を音声(英語)でアナウンスを行うのは、ご愛敬だ。
また、再生時やオートチューニングの際には、表側のLEDと、裏側のLED2個が動作状況に応じて、点滅や点灯を行うので、液晶ディスプレイを装備していないのだが、比較的動作状況や、充電状況なども含めて、把握しやすいと感じる。加えて、自動ボタンロック機能もあり、60秒(Ver.3.02は30秒)間操作を行わないとボタンがロックされる。解除は、センターボタンの長押しでロック解除となる。
Super TangentのUSBコネクタ部分のキャップを外すと、USBのコネクタが現れる。このキャップは、裏表があり、本体の裏側にネックストラップを通す穴があるのだが、この部分の切り込みがあるのが、キャップの裏側だ。キャップは、堅くも無く緩くもないのだが、どうせならば、キャップをなくさないように、ストラップの紐を通す穴でも開けてあればと思うのだが、なんだかキャップを無くしそうな気がする。
本体のイヤフォンジャック部分の横には、ボイスレコード用のマイクの穴が見える。この内蔵マイクは、あまり感度が良くないので、専用ボイスレコーダ並の機能を、Super Tangentに期待してはいけないようだ。とは言え、全く使えない訳ではなく、専用機には敵わないだけで、価格相応のオマケ機能だと思えばよいだろう。
肝心のSuper Tangentの音質であるが、正直なところ悪くは無い。付属のイヤフォンを使わず、音質の良いイヤフォンを使えば、iPod shuffleと同等の音質と考えてよいかもしれない。実際に、この手のシリコン/HDDミュージックプレーヤの音質は、イヤフォンで大きく変化するので、お気に入りのイヤフォンを持っているなら、迷わずそれを使うべきだ。
FMラジオも、なかなか感度が良く、筆者の住む横浜の地元局は勿論、FM東京なども含めて、イヤフォン兼用のアンテナの割には、高感度だった。付属のイヤフォンを用いたときよりも、筆者が愛用しているオーディオテクニカ製を使用した方が、受信感度がアップしたので、コードの長さや材質によっても、感度が変わる可能性もあるだろう。
いずれにしても、パチモノという先入観もあったので、USBフラッシュメモリとして使えれば良いと考えていたのに相反して、LUXPRO社のSuper Tangent 1GBモデルは、久々の「Good Job !」だ。

■ SuperTangent(MX-575D(W))(MP3プレイヤー/512MB/ホワイト【価格:8,980円(税込9,429円)送料別)】
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コメント
私も、先日の清水さんの記事に影響を受けてSuperTangentを購入してしまいました(^^ゞ
イヤフォンを替えればそこそこいい音で聴けること、FMの感度もなかなか実用的なこと(私も横浜在住なのでFMヨコハマの音の良さに驚き^^)は同感です。
今度私の所有するLOOX720にもつなげてみようと思っています
よい意味で予想を裏切ってくれたガジェットですね(^^)
投稿: tantan | 2005年7月14日 07:55
ちょっと気になります。
液晶付のやつはどうなってるんでしょうね?
投稿: (か) | 2005年7月14日 10:00
tantanさん、こんばんは、
無事に、LOOX720でもSuper Tangentがつながったようで、おめでとうございます。 FMは、実用的ですね。某ITmediaの評価記事だと、感度が悪いという感じでしたが、決してそんなことも無いですね。ボタンの反応も良いですし・・・個体差なんでしょうか。とにかく、おっしゃる通り、期待を見事に「良い方へ」裏切ってくれた、パチモノですね~(笑)
(か)さん、こんばんは、
液晶付はどうなんでしょうねぇ・・・また、発表だけして、製品が出てくるのは、半年後くらいかもしれませんね(苦笑)
投稿: 清水 隆夫 | 2005年7月15日 21:53
清水さん、こんにちは。
先日、BenQ P50英語版を買いに、ラチャダーのフォーチュンITモールへ行ったら、SuperTangentが入荷されていました。
なんと512MBで6000バーツ強という値段設定・・・。
投稿: siam_breeze | 2005年7月16日 11:20
siam_breezeさん、こんばんは~
まずは、BenQ P50英語版のゲット、おめでとう御座います。事前情報から、急遽それを覆しての、点灯販売、なんともタイらしいなぁ~ と、驚くと共に、やっぱりタイだからなぁ~と、いつものオチですね(笑)。
しかし、Super Tangentが、6,000バーツとは・・・ 台湾だと、512MB版なら、日本よりも更に安いので、それをハンドキャリーでタイへ持ち込んで、売り払えば、バンコクで1週間は遊べるくらいは、儲かりそうですね(しかも、タニヤ豪遊付で:笑)。
夏のアルバイトで、台湾経由、バンコクへ出稼ぎしようかな(笑)、帰りには、P50をお土産にして、それを日本で売り払うとかね(笑)。
投稿: 清水 隆夫 | 2005年7月16日 23:17
清水さん、こんにちは。
P50、どうにかゲットしました。いやはやタイの情報には相変わらず翻弄されっぱなしです。
AISとしてBenQからモノを引っ張ってきてしまった以上、AISが申請したのかもしれません。まあ、タクシン首相の会社ですから何でも出来ますね。
それにしても6000バーツは暴利ですよね。
タイはまだまだこういう商売ができます。以前も日本で売っている3G携帯を大量に持ち込んでぼろ儲けをした日本人もいるようです。
投稿: siam_breeze | 2005年7月18日 18:34
siam_breezeさん、こんばんは、
まぁ、なんともタイらしいですね(笑)。AISでなければ、駄目だったかもしれませんよね。そう言う意味では、AISが仕入れてきたのは正解でしたね。
802SEは、かなりの量が流れたみたいですね。対して、Nokia 6630じゃなかった、702NKはさすがに、アジアでの商売に慣れているノキア、がちがちのロック(苦笑)。
まぁ、インセンティブ制度で、安く買える日本ですから、良い端末が出てきてくれるなら、ドコモでもボーダフォンでも、いいですよ(笑)。auだとSIMになっても、海外でそれをGSM携帯へさして使うなんて、間抜けなヤツはいないだろ~って(笑)
投稿: 清水 隆夫 | 2005年7月19日 01:23