Super Tangent vs. iPod shuffle
USB接続型のフラッシュメモリとして購入した、LUXPRO社のSuper Tangent 1GBだったが、d-Media Sytem社のinView N-911が持つUSBホスト機能の評価から、結局はパチモノのSuper Tangentのオリジナルとなる、Apple社のiPod shuffle 512MBを購入してしまった筆者である。
パチモノを先に購入して、オリジナルのホンモノを後から購入するというのも、笑える話ではあるが、このSuper TangentとiPod shuffle、どのくらい似ているのか、或いは、どのくらい異なっているのか、比べてみたので、レポートしておこう。
パッケージは、両者とも、殆ど同じサイズであるが、配色やデザインは全く異なっている。唯一似ている点と言えば、中身が見えるように、パッケージに透明な窓を設けている点だけで、その窓の位置は、両者で異なるため、間違ってパチモノのSuper Tangentを購入してしまうという事は、現実的にあり得ないだろう。
しかし、本体のデザインとなると、遠目には非常に良く似ており、ちょっと見ただけでは両者の違いは分からないかもしれない。こうして、両者を比べてみると、Super Tangentの方が、iPod shuffleよりも厚みが若干あり、また長さも少しだけ長い。
また、Super Tangentには、表側にLUXPROの社名ロゴが印刷されており、この部分での区別もつけられる。
更に、細かい点を見てみると、両者の操作ボタンは、同じ円形であるが、全く異なっており、大きさも違う。外側のリング型操作ボタンの形状も異なるし、内側の再生、ストップボタンの大きさも異なっているのが判るだろう。操作感から言えば、リング操作はSuper Tangentの方が操作し易いが、再生、ストップボタンはiPod shuffleの方が押しやすい。
裏側の電源スイッチ部分も、似て非なる部分だ。iPod shuffleは、一つのスライドスイッチで、表面も平らなのに対して、Super Tangentでは、二つのスライドスイッチになっており、片方が電源スイッチ兼用で、片方はモード切替だ。操作は、スライド部分に凹凸があるので、Super Tangentの方が操作し易い形状だ。
Super Tangentでは、FMラジオ機能も内蔵しているので、この操作用にスライドスイッチが二個になっていると考えても良いだろう。また、バッテリーチェックのスイッチをiPod shuffleは装備しているが、Super Tangentには無く、表示LEDが2個となっている点も異なっている。
ステレオ・イヤーフォン・ジャックの装備されている頭部は、両者とも3.5φのステレオ・イヤーフォン・ジャックであるが、ボディの色に合わせた白いジャックがiPod shuffleでは採用されている。Super Tangentでは、黒のジャックが使用されているが、ボディカラーに白の他、赤と黒が存在するので、黒のボディカラーでおあれば、同色のジャックとなるが、色別に異なったジャックの色を使用すると言った、細かな配慮はされていない。
また、Super Tangentでは、ボイスレコーダ用のマイクが頭部に内蔵されておりので、このマイクの集音用の穴が空いているのも、両者の違いとなっている。
USBプラグの部分は、どちらもキャップが装備されているのだが、この部分はiPod shuffleでは、専用となるUSBプラグに加えて、キャップにもボールロック機能があるのだが、Super Tangentでは通常のUSBプラグが使用され、キャップにもロック機能などが無く、抜けやすい構造だ。
さて、肝心の音質であるが、筆者の感じや家内の感想では、どちらも同じイヤーフォンを使用した場合であれば、両者の差は殆ど変わらないと思う。どちらも、標準で装備されているイヤーフォンの性能は、正直なところ芳しいものではないと思われるので、やはり自分の好みに合ったイヤーフォンを選んで使用した方が良いだろう。
好みにもよるのだが、ロックなどのベースや高音域をブーストしてくれる、ラウドネスのスイッチをSuper Tangentは装備しており、一種類ではあるが簡易イコライザー機能と言えなくもない、この機能を筆者としては曲目によってオンにしている。
操作面では、多機能(FMラジオ、ボイスレコーダを内蔵)な分だけ、Super Tangentの方が複雑な操作を要求される。これに対して、操作がシンプルで判りやすいのは、iPod shuffleの方だ。例えば、iPod shuffleでは、通常再生と、シャッフル再生を、裏側のスライドスイッチで選ぶだけだが、Super Tangentでは、再生ボタンの長押しでシャッフルに相当するランダム再生モードになる等、説明書を読まないと操作出来ない機能選択だ。
最後に、USBフラッシュメモリとしての性能であるが、これは別のレポートで詳しくベンチマークも交えて行う予定である。少なくとも、両者ともにinView N-911のUSBホスト機能によって使用する限りは、どちらでも大差は無いことだけ、お伝えしておく。
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