PaPaGO! V9登場!
台湾Maction Technologies社のPocket PC用カーナビ機能付き電子地図ソフトである「PaPaGO!」の、ニューバージョンとなる「PaPaGO! V9」が発売された。以前のバージョンとなる「PaPaGO! V7」で追加された疑似3D表示機能の紹介や、GIS風にアレンジされていた「PaPaGO! V5(そのOEM版であるMioMap台湾版)」などを、過去に紹介しているが、この新バージョンとなるPaPaGO! V9も次回、台湾を訪れた際には、是非評価してみたいと思う。
PaPaGO!のバージョン番号は、何故か奇数を用いており、前のバージョンであるV7から、V8を通り越して、今回はV9となっている。特に目立つのは、3D表示(疑似3D表示)機能の見やすさだろうか。従来は、矢印のアイコン表示だった自車位置表示が、2Dモードにおける車のアイコン表示が選択できる様になっている。
また、地図表示においても、よりリアルな3D表示描画を行っており、見やすさが向上している点だろう。もちろん、2D表示における地図表示も、従来から比べると見やすくなっている。加えて、カーナビモードでは、ガイド機能に地図表示ではなく、文字によるガイダンス表示機能が加わっている。
さらに、ハンディGPSレシーバなどでは、殆どの機種が装備している、目的地を常に直線方向で差し示すモードも追加され、道路上だけではなく、オフロード環境やハイキング、トレッキングなどでも活用可能になったのも、嬉しいところである。
この機能は、GPSを用いたトレジャーハンティングゲームとして、人気のジオキャッシングにも有効な表示モードなので、台湾でもジオキャッシングでの活用という、ユーザの要望があったのだろうか。山歩きなどでは、ナビゲーションを使用することは、まず無いと言えるので、遭難対策などでの利用では、この目的地の方向を指し示す機能が有効なのは、間違いないところである。
既に、何度か筆者もレポートをしているが、Maction Technologies社と、inView N-911の発売元である、台湾d-Media System社は、業務提携を行っており、両社の社長が友人関係ということもあり、強いパイプがあるようだ。過日、筆者がCOMPUTEX TAIPEIの取材で、台北に滞在した際も、両社の社長お二人と、両社のエンジニアを交えて、筆者の歓迎会なども催していただいた。
その席では、残念ながら明確に日本語版PaPaGO!を計画している、という話は聞けなかったのだが、PaPaGO!の海外ブランドである、KingMapやMapKingと共に、全世界でPaPaGO!が使えるようにしたいと言う話は聞けた。無論、問題となるの日本を含む各国の地図データなのだが、着実に各国版のPaPaGO!(MapKing、KingMapを含む)を発売しているので、いずれは日本語版PaPaGO!の発売もあるのではないかと、筆者は予想している。
特に、d-Media System社のinViewシリーズ(N-911の他、COMPUTEXで発表していた、G1など)は、PaPaGO!を標準バンドルしており、日本語版のinView N-911にも、PaPaGO!本体ではないが、GPSユーティリティをシステムROMへ収録しているので、inView N-911用に日本語版PaPaGO!の登場を、筆者も首を長くして待っているのだが、この希望が早く叶えばと思っているのは、筆者だけではないだろう。
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