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2005年8月 6日

夏の思い出

 今でこそ、ノートPCやPDA、そして携帯電話やPHS、或いはWi-Fi(無線LAN)によるワイヤレス環境でのモバイルは、設備さえ買えば誰でもが行える。筆者が、最初に無線環境でのモバイルを運用したのは、今から16年ほど昔に遡るのだが、その当時を思い出してみた。
 1989年の6月末、東芝から初めてのノートPC、「DynaBook SS001」が、198,000円で発売された。筆者は、それまで同じ東芝製の、モバイル型ラップトップ「J-3100SL」などを使っていたが、大きさや重さ、それと電池での稼働時間などで、決して満足はしていなかったので、このDynaBook SS001を、即決購入したものだ。
 筆者は、当時、仲間達とアマチュア無線による、パケット通信ネットワークを日本全国規模で構築していた。このパケット通信ネットワークは、小型のハン ディ型トランシーバと、TNC(Terminal Node Controller)と呼ばれた、無線用モデムを組み合わせれば、かなりのエリアからネットワークへアクセスが可能だった。
 また、基幹となるアマチュア無線局では、短波帯による長距離伝送網を構築し、北は北海道、南は九州までを、これらの短波ゲートウェイ局で結んでいると共 に、海外(オーストラリアや米国)とのリンクも行っていた。(後には、アマチュア無線衛星を介して、短波帯から衛星回線での世界ネットワークへと進化し た。)

DynaBook_SS
沖永良部島の屋子母海岸から自宅(川越)のメールを読む家内

 このアマチュア無線によるパケット通信網を用いて、南西諸島の沖永良部島の海岸から、430MHz帯のハンディ型トランシーバで、地元の友人が運用していた、短波(14MHz)帯へのゲートウェイを経由し、東京六本木の某社へ設置されていたゲートウェイ局にアクセスした。更に、その東京のゲートウェイから1.2GHz帯へのゲートウェイを使用し、当時自宅のあった、川越の基幹システムへリモートログインを行った。
 回線速度は、1200bpsと今では考えられない程の低速であるが、当時はまだまだ携帯電話によるデータ通信も、業務用以外は誰でも出来る状況ではなく、個人で実現できるワイヤレス環境での、モバイル通信としては、かなり先進的であったと自負している。
 あれから、16年経った今では、アマチュア無線の免許を取得する必要も無く、携帯電話を購入しさえすれば、誰でもがワイヤレス環境のネットワークへアクセスできるし、無線LAN(Wi-Fi)アクセス環境も整備されつつあり、無線LANを内蔵したノートPCやPDAであれば、誰でもワイヤレスでのネットワーク(インターネット)を使えるのだから、良い時代になったものである。
 更に、通信速度の向上や、安定性の向上に加えて、最も進歩したのは、ノートPCの価格対性能比、すなわちコストパフォーマンスの向上だろう。今、当時のDynaBook SS001の価格である、198,000円であれば、当時のミニコンピュータ並の性能を持った、軽量ノートPCが購入できるのだから。

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» アマチュア無線のパケット通信 [テクニカルライター後田 敏の部屋]
きぃたん@大阪: (07/31)のコメントにもあった昔の話です。>その昔にアマチュア無線のRBBSで関西から関東など>ハンディ機でも遠方までパケット通信ができるのは驚きました当時の電子工作にTNC(ターミナルノードコントローラーterminal node controller、アマチュア無線用付加装置、AX.25... [続きを読む]

受信: 2005年8月 7日 09:35

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