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2005年10月 7日

HGST Deskstar T7K250

 PCを組み立てるパーツで、最も大事なのはニーズによっても異なるだろうが、筆者の場合はハードディスクだ。無論、快適な作業を行うには、高速なプロセッサや、それに対応するマザーボード、更に大容量のメモリ高性能なビデオ・ボードも重要であるが、パソコンに記録保存されるソフトウェアやデータは、すべてHDDに依存するからだ。
 筆者が従来使用していた環境のPCでは、ATA100のインターフェースを持った、80GBのHDDを4基装備していた。標準でマザーボードが装備している、ATA100のIDEポートが2ポート、更にRAIDチップによるATA100のIDEポートが2ポートをサポートしていたので、合計では8基のIDEデバイスが使用できる。
 当然、CD/DVDドライブや、他の記録デバイス(筆者の場合、ZIPドライブや、MOドライブも使用している)も、IDE接続のデバイスであれば、マザーボードの標準装備しているIDEポートへ接続することになり、現実的にはHDDを8基接続することは出来ない。筆者の場合は、過去にHDDがクラッシュした経験が、何度かあるので基本的にHDDは、ミラーリング(RAID1)を行っている。
 従って、80GBのHDDを4基装備していても、合計容量は320GBではなく、160GBだったので、今回は当初160GBのHDDを、4基新たに購入しようと考えていた。しかし、最近のHDD容量対価格は、驚くほど安価になっており、最もビットあたりの価格が安いのは、250GBのHDDだったため、160GBではなく250GBのHDDを購入した。

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 今回筆者が購入したハードディスクは、HGST(Hitachi Global Storage Technologys)製「Deskstar T7K250」だ。Deskstar T7K250には、ATA133のインターフェースを装備したモデルと、Serial ATA IIのインターフェースを装備したモデルがある。今回は、Serial ATA IIモデルATA133モデルのパフォーマンスを比べてみたかったので、それぞれのモデルを1基ずつ、合計2基を購入した。

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 Deskstar T7K250/ATA133は、従来通りのインターフェースを装備しており、プライマリ・ドライブか、セカンダリ・ドライブ、ケーブル・セレクト等の設定用ジャンパ・ピンもある。HGST製品(旧IBM製品)では、ATA100までのインターフェースだったのだが、Deskstar T7K250/ATA133では、ATA133インターフェースとなっているのが、新しいところだ。
 ちなみに、12Vの消費電流は、600mAで5Vが500mAとラベルに表示されているのだが、もう一方のDeskstar T7K250/S-ATA IIは、12Vは同じ600mAなのだが、5Vは650mAとなっている。シリアルATAインターフェースの方が、消費電力が大きいので、RAIDを組む場合の電源容量も、ATA/IDEより余裕を持つ必要がある。

Deskstar_T7K250_3

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 対してDeskstar T7K250/S-ATA IIは、シリアルATAポートと、シリアルATA専用電源コネクタを装備し、プライマリ、セカンダリを切り替えるジャンパ・ピンは存在しない。これは、シリアルATAでは、1ポートで一つのデバイスしかサポートしないからだ。また、従来のHDD用電源コネクタも装備しているので、特にシリアルATA用電源を装備していない電源でも給電が可能だ。
 今回は、異なるインターフェースのハードディスクであるため、元の環境からのデータ移行には、以前に購入したこれdo台HIRO(ヒーロー)」(KD25/35FUL)と、追加で購入したこれdo台専用シリアルATA接続アダプタ」(KDSATA)を併用し、データ移行を行った。
 現在は、まだ元のパソコンが平行稼働しているので、ミラーリングを行っていないのだが、本格的に使用を開始できる環境になった段階で、RAID 1を組み直す予定だ。その際には、やはり今後のスタンダードとなる、シリアルATAを装備したDeskstar T7K250/S-ATA IIを、追加購入することになるだろう。
 これは、今回の新造したパソコンに用いたマザーボード、ASUS社の「A8N-SLI Premium」に、シリアルATA IIのポートが合計8ポートあるため、今後の拡張を考えると、ハードディスクの拡張が、より柔軟に行えるからだ。ただ、nForce 4チップセットのシリアルATA IIポートと、拡張で乗っているRAIDチップによるシリアルATA IIポートを、どのように構成して使うか、もう少しテストしてから決定する必要がありそうだ。

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コメント

お買い上げありがとうございます。

投稿: (か) | 2005年10月 7日 21:34

(か)さん、こんばんは、

そう言えば、戸塚にお住まいでしたね。タイのHGSTの工場は、表だけですが見たことがあります。バンコクでの仕事では、IBM時代に勤めていたというタイ人を面接したこともありました(笑)。

しかし、ラベルを見ると、Made in Thailandで、住所は台北になっているますね。>HGST

投稿: 清水 隆夫 | 2005年10月 8日 23:49

ええ。でも私は全く関係してないです(^^;)

投稿: (か) | 2005年10月12日 18:01

(か)さん、こんばんは、

某総合電器メーカに、私も居たので・・・(笑)

乾電池から、原子力発電まで・・・会社じゃ作っていたけど、私の担当はその一部の家電、PCやLANだけでした。

投稿: 清水 隆夫 | 2005年10月14日 21:45

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