ひかり電話マイナンバー
昨日、NTTのBフレッツの「ひかり電話」で提供されるサービス、「マイナンバー」が開通した。予め送られてきていた「RT-200KI」を、それまで使用していた「WBC V110M」と置き換えると、申し込んでいた追加のマイナンバーである2個の番号が、問題なくRT-200KIで認識された。
とりあえず、RT-200KIはメインで使うルータでは無いのだが、予備のルータとしてプロバイダ(CyberBB)のPPPoEの設定などを行っておいた。若干、再起動の時間などもWBC V110Mよりは短縮されてはいるが、この再起動を行わないと設定がルータに反映されないのは、相変わらず使いにくい。
試験的に、筆者の携帯電話から、新たに取得したマイナンバーへ電話をかけてみると、二つのマイナンバーは、ちゃんと設定した電話ポートへの着信をし、既存の電話番号との電話ポートによる、切り分け着信も問題なく行えた。筆者のひかり電話では、ナンバー・ディスプレイのサービスも、ひかり電話に変更する以前からアナログ電話(それ以前はISDNで)で使用していたのだが、ナンバー・ディスプレイと共に、着信先のマイナンバーもRT-200KIの通話ログには残されており、なかなか便利に使えそうだ。
今回は、無線LAN対応のIP電話端末「ひかりパーソナルフォン WI-100HC」が、未発売だったこともあり、RT-200KI用の無線LANカードは、レンタルしなかったのだが、RT-200KIのマニュアルを読んでいて気がついたのは、WBC V110Mの場合は専用無線LANカードとして、WBC V110と共通の無線LANカード「Web Caster FT-STC-Va/g」が指定されていたにに対して、RT-200KIでは新たに「SC-32KI」という型番の無線LANカードが指定されている。
更に、RT-200KIのマニュアルで、無線LANカードの記述を探してみると、IEEE 802.11aの規格が、従来のWBC V110用Web Caster FT-STC-Va/gでは、旧規格となる「J52」だったものが、SC-32KI(型番からは沖電気製でRT-200KI専用のようだ)では新規格となる「W52」になっていた。
恐らく無線LANカード自体のハードウェアは同じで、ファームウェアのアップデートがされたのだと思われるが、RT-200KIではWBC V110用Web Caster FT-STC-Va/gが、少なくともIEEE 802.11aの場合、互換性が無いと考えた方が良さそうだ。Web Caster FT-STC-Va/g向けのファームウェアに対して、アップデートなどが行われるのかどうかは不明であるが、IEEE 802.11b/gで使う分には、問題がないのかもしれない。
いずれにせよ、ひかりパーソナルフォンWI-100HCを購入した段階で、手持ちの無線LANカードやWeb Caster FT-STC-Va/gでテストしてみたいと思っている。
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コメント
初めまして。コメントというよりご質問ですが、今回、Bフレッツを申し込みました。同時にひかり電話も申し込んでいます。モデムは、上記記載があるようにRT-200KIがレンタルされるようです。使用は、有線ランではなく無線ランで接続しようと考えているのですが、NTTさん指定の無線カード(SC-32K)以外は使用できないのでしょうか?できれば現在使用中のNEC製のWL54AGで接続したいのですがその辺の情報があれば教えてください。いきなりの質問で恐縮ですがよろしくお願いします。(WBC V100では接続可能なようです。)
投稿: X-DRIVE | 2005年11月24日 21:28
X-DRIVEさん、こんにちは、
私のところでは、PLANEX社のGW-NS54SAGが、少なくともIEEE802.11b/gでは動作しています。IEEE802.11aは、私の手持ちのカードが、旧IEEE802.11aのJ52対応しかないので、テスト出来ておらず、唯一の新IEEE802.11a/W52対応が、GW-NS54SAGだったので・・・
恐らく、NECのWL54AGでも、IEEE802.11b/gであれば使用できる可能性はあると思いますが、やってみないと判らないですね。特に、IEEE802.11aの旧J52と新W52の違いが、RT-200KIでどうなるのかは、全く不明です。
手持ちのカードが使えればラッキー!と思った方がよろしいかと思います。
投稿: 清水 隆夫 | 2005年11月25日 13:43
こんにちは。X-DRIVEです。Bフレッツが開通しました。ラッキーなことに、以前から使用中のNECのWL54AGがRT-200KIでも無事つながりました。現在は、旧式のIEEE802.11aで接続しています。とりあえずご報告申し上げます。(もちろんb/gでもつながります。)
投稿: X-DRIVE | 2005年12月 6日 16:23
X-DRIVE さん、こんんちは、
WL54AGがRT-200KIで使えてなによりでしたね。(^O^)
それにしても、RT-200KIのIEEE802.11aのチャンネル設定メニューでは、新チャンネルのW52しか表示されませんでしたが・・・この部分は、WL54AG(等の旧J52対応)を挿入すると、旧チャンネルを表示するのでしょうか?
それとも、新チャンネル表示のままで、旧チャンネルで動作しているのでしょうか?
ちょっと気になります。
私もJ52、W52、W54対応のカードを入手したので、後で試してみますが、この場合はJ52で動作するのか、W52で動作するのか・・・あるいは動作しないのか、気になるところです。
投稿: 清水 隆夫 | 2005年12月 6日 18:16
こんばんわ。ご指摘の点ですが、清水さんの言っている通りルーター側の設定では、新チャンネルの48チャンネルで接続されており、子機側はなんと旧チャンネルの34チャンネルで接続されていると表示されています。誠に不思議です。ためしにルーター側のチャンネルを44に変えてみましたが、同じくつながりました。どうなってるでしょかね??以前NTTのひかりのホームページでアップデイトが必要と記していた記事があったので、アップデイトして初めて新チャンネル対応になるかもしれませんね。あくまでも推測ですが・・・・ちなみに私はアップデイトはしてない状態で接続しています。参考になったか疑問ですが。とりあえず報告します。
投稿: X-DRIVE | 2005年12月 7日 21:35
X-DRIVEさん、こんばんは、
レポートありがとう御座います。やっぱり、そういう事なんですね。恐らく、WL54AGのカード側のファームウェアをアップデートして、旧J52から新W52へ変更すれば、そのまま新W52で動くのは間違い無さそうですね。
これはRT-200KI側のファームウェアは関係なくて、WL54AG側のファームウェアの問題です。ですので、NECがアップデートソフトをリリースしていれば、それを適応することで、新規格のカードになります。
もちろん、クライアント側で使っているカードも、同様にアップデートする必要がありますが、他の場所で使うことが無ければ、別に旧規格のJ52でも困ることはないので、急ぐ必要はないですよね。
いずれにしても、レポートありがとうございました。
投稿: 清水 隆夫 | 2005年12月 8日 00:51
はじめまして。ここを参考にSuperAG対応カードであればチップセットが同じであろうと推測し、バッファローのWLI-CB-AMG54をRT-200KIに挿したところ使用することができました。バッファロー製品は量販店でもよく見かけるので入手が容易です。
b/gは確認しましたが、新aは使える環境に無いのでテストはしていません。
投稿: 学校関係者T | 2006年1月17日 19:53
学校関係者T さん、こんばんは、
情報、ありがとう御座います。
実は、私のトコでも、バッファローのではありませんが、IOデータの外部アンテナ対応の全バンド対応しているWN-WAG/CBHでの動作を確認しました。
IEEE802.11aは、RT-200KIでは新W52でしか動作しません。同じ、全バンド対応のNETGEARのJWAG511が動作しなかったので、やはりSuperAG対応が、SC-32KI互換のキーワードとなるのは、間違いないようです。
後で、皆さんのレポートしていただいたカードも含めて、RT-200KIで使用可能は、SC-32KI互換の無線LANカードを、一覧表にしてまとめておきます。
レポートありがとう御座いました。
投稿: 清水 隆夫 | 2006年1月18日 00:01
RT-200KIにお詳しいので教えていただきたいと。
現在RT-200KIにSNOM150というIP電話をLANポートで繋いでおります。電話からRebootした暫くは外線からも内線からも発着信するのですが、時間が経過(どの位かは計測してありません)すると発着信とも出来なくなります。何か考えられる事は有りますでしょうか。ちなみにSIPはRT-200KIで装備している機能を使い外部のSIPサーバーは利用しておりません。
投稿: 電話掛けたろう | 2008年7月 1日 11:36
電話掛けたろう さん、こんばんは、
>RT-200KIにお詳しいので教えていただきたいと。
詳しくはありません。自分に必要なトコだけ試しているだけです。
>現在RT-200KIにSNOM150というIP電話をLANポートで繋いでおります。
私も安価に放出された時に買おうかと迷いましたが、置き場所や、すでに無線系のVoIP端末も所有していたので、買いませんでした。
>ちなみにSIPはRT-200KIで装備している機能を使い外部のSIPサーバーは利用しておりません。
RT-200KIの装備しているのは、SIPサーバではなく、SIPプロクシです。メインのSIPサーバはNTTが設置している「ひかり電話」用なので、標準のSIPサーバとは仕様がNTT仕様になっているんじゃないかと思います。
ですので、SNOMの装備しているSIPと微妙な仕様の違いがあるのではと思います。たとえば、X-LiteなどのSIPソフトも、RTシリーズでもOEMメーカ(KI以外のNとかすSEとか)によって、動作が微妙にに違うようです。
微妙なSIP仕様の違いを、どこかで吸収してしまえばいいんじゃないでしょうか。たとえばAsteriskを稼働させて、AsteriskにRT-200KIとSNOMを収容してしまえば、Asteriskのチューニングで安定稼働しますし、Asteriskの高機能(な付加機能)も使えます。
Asteriskに関しては、友人の高橋さんのサイトを参考にしてください。(他力本願です。苦笑)
voip-info.jp
投稿: 清水 隆夫 | 2008年7月 1日 22:26