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2005年12月16日

USB VoIP Phone P1-K (Soft)

 NTTのBフレッツ用「ひかり電話」専用ルータである「RT-200KI」と、フリーウェアのSIPソフトフォンである、「CounterPath」(旧Xten Networks)の「X-Lite」で、先日筆者が購入したUSB接続のハンドセット、「USB  VoIP Phone P1-K」(P1-K)を使用するには、日本国内で販売されているP1-Kに付属してくる「SkypeMate」ではなく、P1-Kの製造元が提供している、X-Lite専用の制御ソフトが必要となる。
 Googleで検索してみると、P1-Kの製造元は、Yealinkらしいことが判明。同社のWebサイトでは、「USB-P1K」が正式な製品モデル名だということも判明した。そして、無料でダウンロード可能な、X-Liteをはじめとする、多種のSIPソフトフォンや、Google Talk用の制御ソフトなど、各種メッセンジャー向けの制御ソフトが提供されている。
 筆者も早々に、Yealink社のダウンロードページから、X-Lite用コントロールソフトであるX-TenMate」をダウンロードして、セットアップを行ってみた。ちなみに、筆者がダウンロードした時点で、X-TenMateのバージョンはVersion 1.0.0.21だったが、今日現在ではVersion 1.0.0.24に上がっている。X-TenMateのインストールは、特に注意する必要が無いので、そのままデフォルトでインストールすれば良いだろう。

X-TenMate_1

 X-TenMateのインストールが完了すると、タスクトレイにX-TenMateのアイコンが表示される。この時USB-P1KがパソコンのUSBポートに未接続だった場合は、緑色のアイコンではなく、赤い色のアイコンが表示されるが、USB-P1KをUSBポートへ接続すると、USB-P1Kを認識してUSB-P1Kからブザーが鳴ると共に、アイコンが緑色に変わる。
 また同時に、USB-P1Kの右上にあるグリーンのLEDが、連続点灯から点滅へと変わり、液晶画面の表示も日時や曜日が表示され、ダイヤル表示のエリアには、西暦による年号表示へと変化する。この状態にUSB-P1Kが移行すれば、インストールしたX-TenMateが、正常に稼働していることになるわけだ。

X-TenMate_2

 X-TenMateの設定は、タスクトレイのアイコンをマウスの右ボタンでクリックし、「Option」を選択することで可能だが、設定項目は殆どデフォルトで問題ない。筆者の場合は、スピーカ音量とマイクロフォンの感度を最大にして、X-Lite側からこれらの設定を変更するようにしたのだが、何故かマイクロフォン感度は、パソコンを再起動するとデフォルト設定に戻ってしまう。
X-TenMate_3  その他、呼び出し音のパターン変更が、0~9の十種類設定可能なので、好みによって変更すれば良いだろう。ただし、十種類といっても呼び出しブザー音量が、「大」と「小」の設定も含めてなので、サウンドパターンとしては五種類が選択可能だ。また、この呼び出し音は、X-Lite側の設定でUSBデバイスでの呼び出しを、オンにした場合にのみ有効となる。
 次に、X-Lite側の設定を変更して、通話をUSB-P1Kで行えるようにする。また、待ち受け状態のX-Liteを、USB-P1Kのボタン制御によって、画面の最大化や、タスクトレイへの格納が、行えるようにも設定できる。

X-TenMate_4

 X-Lite側の設定は、X-Liteの「Menu」より、「System Settings」を選び、「Speaker Audio Device:」、「Microphone Audio Device:」、「Ring Audio Device:」、および「USB Settings:」の設定を変更する。
 ただし、このX-Liteの「Menu」からUSB-P1Kの設定を行う場合、X-Liteが起動する以前に、USB-P1KをパソコンのUSBポートへ、予め接続しておく必要がある。そうしないと、X-Liteの設定メニューの項目に、USB-P1Kを示すデバイス名「USB Audio Device」が、項目として表示されない場合がある。

X-TenMate_5

 X-Liteの「Menu」より、「System Settings」を選び、「Speaker Audio Device:」、そして「Microphone Audio Device:」では、デフォルト設定の場合、パソコンに内蔵されている、サウンドデバイス(筆者の例では「C-Media Wave Device」)が使用されているので、これを「Speaker Audio Device:」と、「Microphone Audio Device:」共に「USB Audio Device」へ、設定変更を行えばよい。

X-TenMate_6

 次に、X-Liteの「Menu」の「System Settings」から、「Ring Audio Device:」を選択し、パソコン側のスピーカから着信音を流すか、USB-P1K(「USB Audio Device」)から流すかを設定する。筆者の場合は、着信音だけはパソコンのスピーカから聞こえるように設定した。これは、MP3ファイルなどを再生している場合に、ヘッドフォンで聴いている場合もあるため、着信音だけはパソコン側から聞こえた方が、着信が確実に聞こえるので便利だからだ。
 また、「USB Settings:」では、着信を受ける場合のボタン設定や、オンフック動作をUSB-P1Kで行うかどうかを設定する。設定を、「Yes」にしておけば、着信時にUSB-P1Kの着信ボタンで、通話が開始され同様にオンフックボタンで通話を終わり、更にX-Liteの画面を終了して、タスクトレイに格納する。
 着信の有無に関わらず、このボタン操作によって、X-Liteの画面制御は可能になる。ただ、筆者の環境では、着信音がなると同時に、X-Liteの画面がディスプレイへ現れ、USB-P1Kの着信ボタンを2回押さないと、通話に移行しない。特に、不都合は無いのだが、一回のボタン操作で通話できた方が、好ましいのは、言うまでもない。

X-TenMate_7

 USB-P1KX-Liteの組合せで、発生しやすいトラブルとしては、USB-P1KをパソコンのUSBポートへ接続し、Windows XP/2000の標準ドライバが組み込まれると、それまでパソコンのスピーカから聞こえていたサウンドが、全てUSB-P1Kからしか聞こえなくなる場合がある。これは、標準のサウンド再生デバイスが、元からのサウンド・デバイスから、USB-P1Kへ変更されてしまう場合に発生する。
 この様な現象が発生した場合、「コントロールパネル」から「サウンドとオーディオ デバイスのプロパティ」を表示し、デフォルトの再生デバイスを、パソコンに装備されているサウンドデバイス(画面の例では、「C-Media Wave Device」)へ変更すれば良い。もちろん、マイクロフォンだけ、USB-P1Kを使用するという設定も可能となるので、その場合には「録音」のデバイスだけを、「USB Audio Device」に変更すれば良い。
 このデバイスの設定は、「オーディオ」だけではなく、「音声」のタブ画面でも同様に、設定を変更する必要がある。また、USB-P1Kだけでは無く、他のUSBサウンドデバイスが接続されている場合にも、再生デバイス設定や録音デバイス設定を確認した方が良いだろう。

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コメント

清水さん こんばんは。
やっと手が空きましたのでUSBーPHONEいたずらしてみました。
Yalinklのホームページには、ハンドセットのP-1Kのほかに電話機型のP-4Kが対応するとのことで入手して、X-LiteとXTenMateをインストール、設定し動作を確認しました。

音質的には特に違和感はありませんが、パソコンのサウンドとオーディオデバイス設定で別々のオーディオデバイスになれば、また着信時の使い勝手などがまだまだかなと思います。
X-LiteとXTenMateの改良で解決できるといいですね。

投稿: 港南区のおじさん | 2006年1月16日 19:10

港南区のおじさん 、こんばんは、

P4Kも購入されたのですかぁ~ 私は卓上へ置くスペースが無いので、諦めましたたが・・・ 使い勝手は、あちらの方が良さそうだったので、触手は動いたのですけどね。

USB Audioと、PC内蔵のサウンドデバイスは、別々に設定できますよ。Windowsのサウンドプロパティで、デバイスを選択すれば、それぞれ個別にデバイスの音量などが調整可能ですけど・・・ 違う意味でしょうか?

着信は、やっぱりオフフック(受話器を上げた)だけでは出来ませんか・・・ これは、仕様みたいですけど。P1Kでも二度オフフックボタンを押す必要があります。

WI-100HCでは、着信はオフフック一発なんですけどね・・・

X-Liteの問題ではなく、XTえnMateの問題のような機がします。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年1月17日 23:55

こんにちは、清水さん。
久しぶりの連休で家にいます。
USB-Phoneのサウンドの件は、新しいバッファロースカイプフォンのように別々にUSB AudioはUSB-Phoneで、またWindowsのサウンドは内臓のデバイスが作動するようにならないかなと思いました。
まあX-TenMateの改良を待ちましょう。


投稿: 港南区のおじさん | 2006年1月19日 13:32

港南区のおじさん、こんばんは、

連休でのんびり、ちょっと寒くなったので、表に出るより、家に中で電話いじりも良いかと。(笑)

WindowsのサウンドをPCの内蔵サウンドにして、X-TenMateの呼び出し音、受話音、送話音、それぞれ個別にUSB Phoneに指定できますよ。

X-TenMateの設定で、「System settings」の「USB setting」から、それを「USB Phone」をデフォルトにし、各「Speaker」、「Microphone」、「Ring」も、「Default」のチェックを外して、「USB Audio Device」にチェックをいれればOKです。

やってみてください。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年1月19日 23:47

こんばんは、清水さん。

せっかくの連休に我が家の下水清掃をしたら、あの寒さでみごと風邪をひきました。電話いじりの結果遅くなりましたが、ご指導の設定でOKのようです。
でも最近は携帯電話の利用ばかりで、あまりひかり電話の利用は少なくなりましたね。
またひかり電話ルーターRT-200KIのファームウェアのバージョンアップでPLANEX無線LANカードGW-NS54SAGは問題なく使えて良かったです。

投稿: 港南区のおじさん | 2006年1月25日 23:51

港南区のおじさん、こんばんは、

風邪ですか、お大事にされてください。 私も、雪の日から、少し風邪気味ですけど、なんとか寝込むまでは至っておりません。

無事、X-LiteとUSBフォンの設定が上手く行ったようで、なによりです。X-Liteの他のパラメータを調整すると、起動が早くなったりもするので、またレポートしたいと思っています。

#今回のRT-200KIのバージョンアップは、正直、やるのに躊躇しました(苦笑)。結果的には、ファームのバックアップファイルとしても使えるので、ラッキーですね。どうやらRT-200NEは、純正しか無線LANカードが使えないようなロックが施されているようですので、RT-200KIも、ファームのアップで、いずれロックがかけられると思います。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年1月26日 18:29

NTTのPR-S300NEとGrandStreamのBT-201
でVoIP電話を試しているのですが発着信とも上手くいきません。PR-S300NEへは登録になっているのですが…
着信時PR-S300NE側の通信ログでは
voip -24.ntc: 着信拒否 着番 発番 488
と出ます
発信時は何もログがなくBT-201の表示は403と出るだけです
何か気が付かれる事があれば教えていただけるとありがたいのですが。

投稿: VoIPに泣かされている | 2010年4月13日 09:51

VoIPに泣かされている さん、こんばんは、

>何か気が付かれる事があれば教えていただけるとありがたいのですが。

ひかり電話のルータは、OEM元のメーカによって、実装されている仕様が微妙に異なっています。

私の使っているRT-200KIは、比較的に標準のSIPプロトコルに対しては素直なので、X-LiteのようなVoIPアプリでも問題なくSIPレジストできたのですが、同時期にRT-200NEでX-Liteによる接続がエラーになってしまったりという状況です。

ファームのアップデートなどによってRT-200NEでも使えるようになったり、ダメになったりもあるようです。

従って、PR-S300NEでのVoIPアプリの使用に関しては、使えたらラッキーという感じだと思います。既に、NTTも、PC専用アプリをネクストでは提供している様なので、それを使うというのも手かもしれません。

後は、SIPフォンと、ひかり電話ルータの間に、Asteriskサーバを介して、SIPの仕様の違いをAsteriskにバッファさせるという手もありますね。

投稿: 清水 隆夫 | 2010年4月14日 19:28

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