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2006年1月 7日

NTT WI-100HC (後編)

 先日、筆者が2006年の初荷で購入したひかりパーソナルフォン」(WI-100HC)であるが、内蔵リチウムイオン充電池による連続稼働時間などをチェックしていたので、一日の間を挟んでしまったが、NTT ひかりパーソナルフォン WI-100HCのレポート後編を、お届けする。
 前編では、開封したWI-100HCのチェックを行うため、WI-100HCの電源スイッチを入れたところまでを紹介したが、WI-100HCの液晶ディスプレイには、「Loading...」の文字が表示され、その後に表示が「Running...」へと変わった後、直ぐにGUIによる画面へと切り替わった。

WI-100HC_10

 そして、WI-100HCの液晶ディスプレイには、内蔵カレンダの初期値と思われる「2005年1月1日 土、09:00」という表示が現れ、その直ぐ後にサブウィンドウが表示され「情報表示」となり、機器の設定が完了したというメッセージが表示された。
 なんと、特にRT-200KIへSIP登録を行う事無く、完全に自動で筆者宅のRT-200KIに対して、WI-100HCは自身をRT-200KISIP端末登録してしまったのだ。無論、WI-100HCの説明書には、このような動作を行う事は、全く記述がないのは、言うまでもない。
 また、RT-200KIとの間で、WI-100HCのSIP登録が完了すると同時に、WI-100HCのカレンダ表示は、RT-200KIのカレンダと完全に同期されて、時計表示も合わせて正しい日時の表示に切り替わった。
 筆者宅のRT-200KIには、PLANEX Communications社製の、「GW-NS54SAG」が純正のSC-32KIの代わりに装着されており、無線LANとしてはIEEE802.11aが設定してある。もちろん、セキュリティのために暗号化も施してあるので、IEEE802.11bしか搭載していないWI-100HCは、直接RT-200KIと通信を行う事は出来ない環境だ。

WI-100HC_11

 しかし、筆者宅では年末年始の来客用のために、IEEE802.11b用のアクセスポイント(バッファローのAir Station)をANY接続を許可して、暗号化も行っていないフリースポットとして稼働させていたため、このAir Station(IEEE802.11bアクセスポイント)を経由して、WI-100HCRT-200KIへ自身をSIP端末として自動登録したのだった。
 このことから、WI-100HCANY接続が可能なフリースポットなどであれば、無線LAN対応のSIPフォンとしても使える機能を、非公式ながらサポートしていると考えられる。もちろん、接続したフリースポットのLAN環境に、RT-200KIのようなSIPプロキシサーバが設置してあればという条件付である。

WI-100HC_12

 この他にも、WI-100HCには面白い機能が搭載されており、これはWI-100HCに同梱されている、CD-ROMに収録されている「詳細取扱説明書」にも記載されている機能だ。それは「ネットワーク探査」機能で、いわゆるNetStumblerに代表される、アクセスポイント探査ツールが内蔵されているのだ。
 WI-100HCの「ネットワーク検索」機能を使うには、WI-100HCの待ち受け画面から、「L」キーを押して「メニュー」画面を起動し、そこから一番下の「4. 保守」までナビゲーションボタンで、カーソルを下げてから「決定」ボタンを押す。

WI-100HC_13

 すると、WI-100HCの画面には、「保守」のメニューが表示されて、最上段に「1. ネットワーク検索」が表示されるので、ここで「決定」ボタンを押す。すると、サブウィンドウが「保守」メニューにオーバラップで表示され、「情報表示」と共に「検索中・・・」の表示となる。
 WI-100HCのネットワーク検索機能は、アクセスポイントの数によっても異なるようだが、しばらくすれば、近隣のIEEE802.11b対応のアクセスポイントが表示される。筆者宅(マンション)の場合であれば、室内では4カ所ほど探査でき、ベランダへ出てWI-100HCに再度、検索させると、全部で10カ所程度を受信できた。
 これは、筆者宅が集合住宅なので、アクセスポイントも多いからなのだが、Pocket PCへインストールしたMiniStumblerや、WiFiFoFumよりも、探査できるアクセスポイントの数は少ない。これは、WI-100HCに装備されているネットワーク検索機能は、ANY接続が許可されているアクセスポイントしか表示されないためだ。

WI-100HC_14

 WI-100HCのネットワーク検索機能では、いわゆるアクセスポイントのステルス機能がオンになっていたり、ANY接続を制限しているアクセスポイントは、非表示となってしまう。しかし、これらが制限されておらず、暗号化だけが設定されているアクセスポイントであれば表示される。暗号化されたアクセスポイントは、WI-100HCに装備されているネットワーク検索機能で表示された場合、SSID表示が網掛けで表示される。
 また、WI-100HCのネットワーク検索機能では、一覧表示ではSSIDに加えて、チャンネルとアイコンによる電波強度が表示されるが、この表示されたSSIDをカーソルで選び「決定」ボタンを押すと、dB表示による信号強度や暗号の形式、MACアドレスなど、より詳細な情報も表示されるので、十分に無線LANアクセスポイント・ファインダとしても活用可能だ。
 筆者も小型の液晶表示機能をもち、USB接続で無線LANアダプタとしても使える、Wi-Fi ディテクターを購入しようか考えていたのだが、価格を考えると決して安価な買い物でもなく、むしろフリースポット探査の場合は、IEEE802.11bだけ探査できれば良いので、WI-100HCのネットワーク検索機能を使えば、Wi-Fiファインダーとしても活用できるわけだ。

WI-100HC_Web_1

 この他、WI-100HCの面白い機能として、WI-100HC自身がWebサーバ機能を内蔵していることだろうか。これは、ルータなどでは当たり前の機能だが、電話機であるWI-100HCが内蔵しているのは、なかなか興味深い。やはり無線LAN対応のSIPフォンである、WI-100HCの特徴といえるだろう。
 WI-100HCのWebサーバ機能は、デフォルトではオフになっているが、CD-ROMに収録されている「詳細取扱説明書」に従って、この機能をオンにしてやれば、同じLAN内にあるパソコンから、ブラウザによってアクセスが可能となる。
 この時、WI-100HCのIPアドレス+「:8080」がWI-100HCのアドレスとなり、DHCPによって「192.168.1.3」がWI-100HCに割り当てられた場合であれば、「http://192.168.1.3:8080」がWI-100HCのWebに対するURLとなる。ちなみに、セキュリティが設定されているので、デフォルトのユーザ名は「user」、パスワードが「0000」でWI-100HCのWebへアクセス可能だ。

WI-100HC_Web_2

 WI-100HCのWebで設定出来る項目は、想像以上に少なくて、「電話帳」と「パスワード」の項目メニューしか無い。電話帳の管理は、WI-100HCをUSBでパソコンに接続しても、WI-100HCの専用ツールで可能なので、特にWebアクセスによって、WI-100HCの電話帳を編集する必要があるのかどうか、疑問ではある。
 この他、WI-100HCのWebアクセスで設定できるのは、「パスワード」であるが、これはWI-100HCのWebアクセス専用のパスワードであり、WI-100HCの本体に設定されるパスワードでは無い。できれば、WI-100HCの詳細なネットワーク設定などが、このWebアクセス機能で可能となっていればと思うのは、筆者だけではないだろう。
 正直なところ筆者の場合、このWI-100HCのWeb機能は、オフのままにしておき、使うことはないと思われる。一般的なWI-100HCの使い方であれば、RT-200KIとのペアリングになると思われるので、付属のCD-ROMに収録されている設定ツールによって、USBケーブルで接続したパソコンから、WI-100HCの設定を行うべきだと思う。

WI-100HC_Web_3

 さて、筆者宅にやってきたWI-100HCであるが、充電を100%行ったところで、クレードルから外して、どのくらいで電池が切れるかを計測してみた。結果、約27時間でWI-100HCの液晶が消えてしまった。定格の55時間と比べると、約半分といったところで、一般の携帯電話から比べると、悲惨な電池の持ち時間と言っても過言ではないだろう。
 この稼働時間の間、通話は行っておらず、何度かボタン操作を行っただけである。また、電池を完全に使い切ると、カレンダと時計はリセットされて初期状態に戻ってしまう。電話帳は登録していなかったが、WI-100HC本体にバックアップ電池を持っていないようなので、これも消えてしまう可能性が大だ。
 従ってWI-100HCの電話帳は、パソコン側へバックアップを取っておいた方がよいだろう。通常は、WI-100HCを充電用クレードルへ置いておき、常に充電をしているという使い方で、一般的なワイヤレス電話の子機と同様の使い方をすべきで、携帯電話と同じ様な感覚で使うべきでは無いのかもしれない。
 最後に、WI-100HCの音質面であるが、決して良い音質とは言えないが、悪くもない。通話音量も、デフォルトよりも一段あげた程度で、十分な音量を持っていると思う。また、通話中に無線LANのリンクが切れた場合でも、ちょっと移動してWI-100HCが自動的に再接続を行うと、そのまま通話も続行できる。ただ、音質的には、「USB  VoIP Phone P1-K」の方が良いと筆者は思う。
 また、通話中にWI-100HCが熱くなるということも、特に感じなかったが、ほんのりと暖かくなるのは事実である。真夏だと熱いと感じるかもしれないが、WI-100HCで長時間通話をしていないのだが、一般的な4~5分程度の通話であれば、特に意識する必要は無いと思われる。この辺りは、個人差もあるのでなんとも言えない部分であるが、筆者的には長電話をあまりしないので、特に問題とすべき点ではないと思える。

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