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2006年1月27日

I-O DATA WN-G54/CBL

 筆者の友人宅(都内)に、先週NTTのBフレッツと「ひかり電話」が開通した。友人は、筆者の本Blogを参考にして、無線LANカードを購入するため、最寄りの量販店へ出かけたのだが、彼もIT関係の仕事をしており素人では無い。彼の購入条件としては、「Atheros Communications社の無線LANチップセットが使われている事」、「Super AGと通信距離を伸ばすXRに対応している事」、そして「IEEE802.11a非対応であっても安価な事」を条件にし、彼が購入したのはI・Oデータ機器製の「WN-G54/CBL」であった。
 このWN-G54/CBLは、IEEE802.11b/gに対応しており、IEEE802.11aはサポートされていない。しかし、Atheros Communications社の無線LANチップセットが使用されており、Super GXRに対応している。価格も実売では3,000円以下で購入でき、安価な無線LANカードである。しかし、彼のところでは残念ながら、WN-G54/CBLを動作させる事は出来なかった。それは、彼のところへNTTから送られてきたルータが、なんと「RT-200NE」だったためである。

WN-G54CBL_1

 そんな彼から連絡があり、筆者宅のRT-200KIで使用する事が出来た、SC-32KI互換の無線LANカードを貸して欲しいというので、彼のRT-200NEで使えなかったWN-G54/CBLを送ってもらい、それを筆者宅のRT-200KIで動作検証すると共に、筆者宅のRT-200KIで動作した、全てのSC-32KI互換の無線LANカードを、彼の元へと送った。
 ちなみに、彼へ送った無線LANカードは、PLANEX Communications社製の「GW-NS54SAG」、I・Oデータ機器製の「WN-WAG/CBH」、それと筆者宅のRT-200KIでは動かなかったSC-32KI非互換と思われるNETGEAR社の「JWAG511」と、合計3枚の無線LANカードを送った。

WN-G54CBL_2

 友人から送られてきた、I・Oデータ機器製のWN-G54/CBLは、見た目の形状は非常に、筆者の購入した同じI・Oデータ機器製の、WN-WAG/CBHとよく似ている。アンテナ部分のプラスチックが、WN-WAG/CBHの場合は白だったが、WN-G54/CBLは黒である。アンテナ部分が小型なので、ノートPCのPCカードスロットへ装着する場合は、邪魔にならなくて良いのだが、ルータへ装着して使用する場合には、アンテナの効率が低くなる可能性があるので、あまり好ましい形状では無い。

WN-G54CBL_3

 WN-G54/CBLのアンテナ部分は、黒に見えるのだが、よく見ると透過素材のプラスチックとなっており、中の基板部分も確認できる。電源表示のLEDとリンク状態のLED部分は黒では無く、より透過率の高い窓のような形で、脱色してあるのも確認できる。この辺りの作りは、白と黒の色違いではあるが、同じI・Oデータ機器製の、WN-WAG/CBHと同じ構造だ。

WN-G54CBL_4

 WN-G54/CBLは安価とは言え、TELECの認定もしっかり取得されているのは言うまでもなく、安心して国内であれば使用することが出来る。無論、WN-G54/CBLを海外で使うことは、その国の電波法違反となってしまう。TELEC認定番号が一つしか記載されていないのは、WN-G54/CBLが、IEEE802.11b/g2.4GHzワンバンドの無線LANカードだからだろう。
 このTELECマークと認定番号の印刷されたラベルが貼られていない無線LAN機器、Bluetooth機器、およびそれらを内蔵している携帯電話、PDA、PCなどを国内で使用することは、日本の電波法で禁じられているので、使用することは出来ない。いや厳密に言えば、動作はするが、動作させた段階で違法となる。また、WN-G54/CBLWi-Fiアライアンスの認定を取得していないので、Wi-Fiの互換性と言う意味では非認定なのだが、現在の無線LAN機器では相性問題が発生するケースは、非常に希なので特に問題になる事は無いと思われる。

WN-G54CBL_5

 筆者の購入した、同じI・Oデータ機器製の、WN-WAG/CBHと、WN-G54/CBLが最も異なる構造は、WN-G54/CBLの場合WN-WAG/CBHではサポートされていた、外部アンテナ取り付けアダプタを装着するための、外部アンテナ・コネクタが装備されていない点だ。価格が安価なので、コストダウンのため仕方が無いのだろうが、出来れば外部アンテナ接続用のコネクタが、WN-G54/CBLにも装備されていればと思うのは、筆者だけでは無いだろう。
 さて、I・Oデータ機器製のWN-G54/CBLが、RT-200KIへ装着してSC-32KI互換として、使用可能かどうかであるが、何事も無かったかのように、問題なくRT-200KIで使用できてしまった。もちろん、WN-G54/CBLでは、IEEE802.11b/gしか使用できないのだが、物は試しとRT-200KIの無線LAN設定を、IEEE802.11aへ設定してみた。

WN-G54CBL_RT-200KI

 RT-200KIがハングアップをするかエラーで動作しないかなと、筆者は予想したのだが、なんと筆者の予想を(良い意味で)裏切って、IEEE802.11aへ設定したにも関わらず、WN-G54/CBLIEEE802.11b/gで動作をし続けた。動作チャンネルなどはIEEE802.11b/gで設定したチャンネルでの動作だったので、どうやらRT-200KIでは無線LANカードのチェックが非常に甘いのかもしれない。
 とは言え、WN-G54/CBLRT-200KIへ装着して、誤ってIEEE802.11aへ設定してしまった場合でも、設定が反映されないだけで、ルータとしての動作に影響が出ないというのは、逆に良いことだろう。
 また、RT-200KIでNTT のひかりパーソナルフォン WI-100HCを使う場合、RT-200KIの無線LAN設定は、IEEE802.11b+gへ設定しなければならないので、敢えて高価なIEEE802.11aをサポートしている、SC-32KI互換の無線LANカードを使用するよりは、安価なIEEE802.11b/gだけのWN-G54/CBLRT-200KIへ装着して使用する方が、コストパフォーマンスの点でも優れている。
 なにしろ、純正のSC-32KIをNTTからレンタルする場合、月額300円(税込315円)のレンタル費用がかかるが、WN-G54/CBLの実売価格からすれば、10ヶ月間以下の使用でペイできてしまう計算になるのだから。もちろん、WI-100HCを使用せず、電波の混信が極めて少ないため、スループットの向上も見込めるIEEE802.11aを使いたい場合は、この限りではない。
 最後に、筆者の友人からのメールを転載しておこう。『送って頂いた無線LANカード三枚は、残念ながらRT-200NEでは認識されませんでした。RT-200NEの場合、純正のSC-32NEをレンタルするしかないようです。お借りした無線カードは返送します。お送りしたI/Oデータの無線LANカードは、無用なので差し上げます。お手数かけました。

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コメント

こんにちは。

IEEE802.11b/gだけしか試してませんが、
GW-NS54AGもRT-200KIで使用可能でした。
他にSuper G対応のアクセスポイントもあるんで外しましたが、
本体に付けると遅いですねー
#Super Gは思いのほか速いですね。

ダイレクトショップで1.5Kでした。

投稿: chiro | 2006年2月 1日 09:44

chiroさん、こんばんは、

情報、ありがとうございます。GW-NS54AGは、私が試した、同じプラネックスのGW-NS54SAGに前モデルですね。

実は、ひょんな事から、このGW-NS54AGと同じと思われる、IOデータのWN-AG/CB2を入手しまして、RT-200KIでチェックしたのですが、問題なく使えました。

ファームウェアは、古いままなので、IEEE802.11aでは、旧チャンネルとなるJ52で動作しました。ファームを書き換えれば、恐らく新チャンネルのW52で動作すると思います。

これは、後で試してから、またレポートしますね。幸い、2枚のWN-AG/CB2が入手できたので、比較できますので・・・

>本体に付けると遅いですねー
>#Super Gは思いのほか速いですね。

そうですねぇ~ (苦笑)

RT-200KIは、Super AGとXRをサポートしている無線LANカードでないと動かないくせに、その機能をオンにしていないので・・・素のIEEE802.11aと11gでしか動きませんからね。RT-200KIのファームアップでも対応することは無いでしょうね。

なにせ、SC-32KIでは対応しているにも関わらず、SuperAGやXRに対応していると明記されてませんからね。(苦笑)

IEEE802.11bでは、これらのAtheros Communications固有の機能は、どのみち使用されないので、他社のAPと同じような感じですけど・・・

今、SC-32KI互換カードのリストを作成中です。頂いた情報も反映させてからレポートさせていただきます。

どうも情報、ありがとう御座いました。

#他にも使えたSC-32KI互換無線LANカードの情報がございましたら、コメントいただければ幸いです。>ALL

投稿: 清水 隆夫 | 2006年2月 1日 18:36

WN-G54/CBL導入しました。
動作に関しては問題なしですが、速度はまったく出ていません。1M位です。
元の、無線lanルータに戻しました。
機器の構成をシンプルにできるのはたいへん魅力的なのですが。


投稿: KJ | 2006年12月24日 08:07

KJさん、こんにちは、

WN-G54/CBLに限らず、他のカードでもあまりカバーエリアは広くなく、専用の外部アンテナを持っている無線LANルータ/APに比べると、性能的には芳しくありませんね。

WN-WAG/CBHであれば、外部アンテナが装着できるので、かなりカバーエリアも広くなります。

価格を考えると、今後は無線LANカードをRT-200KIへ装着するよりも、FON用の無線LANアクセスポイントLa Fonera(ラ・フォネラ)をRT-200KIへ装着した方が、ずっとコストパフォーマンスが良いですね。

なにしろ、La Fonera(ラ・フォネラ)は税込で1,980円ですので・・・ 我が家でも快適にRT-200KIとの組み合わせで動作しています。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年12月24日 16:29

パソコンのことをあまり詳しくないので無線LANを導入するにあたりこのサイトを拝見させていただきました。私はNTTのRT-200KIにI・Oデータ機器製のWN-G54/CBLを1枚セットしてノートパソコンにWN-G54/CBLをセットしたのですが、IPアドレスが上手く取得できないみたいで接続できません。申し訳ございませんが教えていただけると嬉しいのですが。よろしくお願いいたします。

投稿: 川上 | 2007年4月17日 17:40

川上さん、こんばんは、

>パソコンのことをあまり詳しくないので

まず、RT-200KIのマニュアルを読まれてください。設定方法も詳しく書いてあります。

>IPアドレスが上手く取得できないみたいで接続できません。

以下手順です。

RT-200KIの付属マニュアルに従って、RT-200KIの無線LAN設定で、暗号化を解除します。

次に、WN-G54/CBLに付属のマニュアルに従って、RT-200KIを検索します。

すぐにWN-G54/CBL付属のツール(ソフト)へRT-200KIがAPとして表示されるので、接続を行います。

これで、接続は完了です。

ただし、この状態ではセキュリティがゼロの状態なので、必要に応じて暗号化を行う必要があります。

MACアドレスのフィルタリングなどもRT-200KIで行えるの、合わせて設定することも可能です。

これらは、RT-200KI付属のCD-ROMに詳細な設定マニュアルがPDFで収録されているので、印刷して読まれる事をお勧めします。

WN-G54/CBLの設定も同じです。

ちなみに、WN-G54/CBLは初期ロット(私のテストした製品)は問題なくRT-200KIで使えましたが、新しいロットではRT-200KIで使用出来ないという情報も、別の記事へのコメントでレポートをいただいています。ですので、お使いのカードの製造ロットによっては、RT-200KIで使用出来ないケースがあり、それに該当している可能性も考えられます。

そういう情報も含めて、私のレポート(や関連記事への私のコメント)にもありますが、SC-32KI互換の無線LANカードを使用するのは、「自己責任」です。自己責任とは自分の力だけでなんとかするという意味です。

それが面倒ならば、是非NTTからのレンタルでSC-32KIをお使い下さい。NTTが全てを面倒みてくれますので、結果的には安いと思います。

投稿: 清水 隆夫 | 2007年4月18日 00:24

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