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2006年2月11日

I-O DATA WN-AG/A-S

 先月末、と言っても先週の事だが、友人の事務所の改装に伴う、社内ネットワークとサーバの増設などを手伝ってきた。ネットワークに関しては、これまでが増設に次ぐ増設で、完全なスパゲッティ状態だったので、全てを筆者が設計し直すと共に、使えそうな機材はそのまま使用し、ボトルネックとなりそうな機器や、SNMP非対応の(つまり集中管理の出来ない)機器などを撤去した。
 業務用のネットワークシステムでは、機器のSNMP対応は、管理の効率を考慮すれば不可欠であり、ハブと言えどもSNMP対応であることが好ましいのは、システム管理を経験された方であれば、言うまでもないことだろう。

WN-AG/A-S_1

 さて、そんな友人の事務所で、破棄してしまうという機器を、不要ならばと2機種ほど無料で頂いてきた。今回紹介するのは、その中の一品であるI-Oデータ機器製の、無線LANアクセスポイント(無線LANブリッジ)専用機「WN-AG/A-S」だ。
 最初は、設置してあった同じI-Oデータ機器製の「WN-APG/A」を撤去し、それを筆者が頂くと言うことだったのだが、設置してる場所から撤去するのも面倒だと言うことで、予備機として保管してあった、未使用の新品WN-AG/A-Sを頂いてしまった。WN-AG/A-SWN-APG/Aの違いは、WN-AG/A-SIEEE802.11aIEEE802.11b/g切替であるが、WN-APG/AIEEE802.11aIEEE802.11b/gの同時使用が可能となっている点が、主な違いだ。

WN-AG/A-S_2

 このWN-AG/A-Sは、ルータ機能は持っていない、無線LANアクセスポイント専用機で、対応している無線LANは、IEEE802.11a(旧チャンネルのJ52)と、IEEE802.11b/gを、どちらか切り替えて使用できる。使用されている無線LAN用チップセットは、Atheros Communications社製であり、同社の「SuperAG」に対応しているが、「XR」には非対応だ。
 また、WN-AG/A-Sは家庭用としてだけではなく、業務用としても使用が可能な、SNMPへの対応はもちろんのこと、IEEE802.1Xにも対応しているので、RADIUSサーバを使用した認証が可能だ。その他、SSIDの二重化して登録(マルチSSID)できたり、そのSSIDごとにQoSを設定できたりと、なかなか面白い機能もWN-AG/A-Sはサポートしている。

WN-AG/A-S_3

 WN-AG/A-Sには、3ポートのEthernet10/100BASE-T)が装備されているので、他のEthernet機器を接続することも可能だ。業務での使用に欠かせない、スパニングツリーにも対応しているので、家庭用としてはオーバスペックな機能を搭載していると言えるだろうが、小型のアルミ筐体は家庭での使用にも違和感は全く無い。
 筆者宅には、Atheros Communications社製のSuperAGに対応している、無線LANアクセスポイントが無かったので、今回WN-AG/A-Sを入手出来たので、SuperAGによる効果を非対応のAirStationIEEE802.11b)や、NTTのBフレッツ用「ひかり電話」専用ルータ「RT-200KI」(IEEE802.11aIEEE802.11b/g)と、スループットを比べてみた。
 IEEE802.11bに関しては、3機種とも大差が出ないのは、SuperGIEEE802.11bには影響しないので当然なのであるが、実際にはそうでも無いようだ。3機種の無線LANアクセスポイントを経由して、比較的速度のバラツキが少ないフレッツ・スクウェアへ接続して、速度チェックを行ってみたのだが、ルータ性能が影響するのだと思うが、RT-200KI経由が最もスループットが悪かった。

WN-AG/CB2

 筆者宅では、メインのルータとしてRT-200KIを使用しておらず、別のメーカのルータを使用している。これに関しては、近々また別の機会にレポートをするが、WN-AG/A-SRT-200KIへ接続し、ルータ本体の影響が少なくなるようにした場合も、RT-200KISC-32KI互換の無線LANカードを装着し、それを経由した無線LAN接続よりも、WN-AG/A-Sを経由した無線LAN接続の方が、数値的にも体感的にも早いのだ。
 この事は、もう少し詳しく検証して、ベンチマークの平均等も算出し、別途レポートをしたいと思っている。また、SuperAGの効果であるが、この機能は基本的にデータ圧縮を用いた高速化のアルゴリズムなので、ベンチマークなどで同じデータの転送を、SuperAG対応と非対応で検証する必要もある上、データによっては圧縮効果が全く効かない場合もあるので、検証方法も吟味しないといけないだろう。
 今回、筆者が入手した無線LANアクセスポイントWN-AG/A-Sには、無線LANカードの「WN-AG/CB2」も1枚だけであるが、同梱されている。このWN-AG/A-Sに同梱されていたWN-AG/CB2を、前回レポートした「SC-32KI互換無線LANカード」の評価で使用した訳だ。ちなみに、WN-APG/Aには、WN-AG/CB2が付属していないので、別途無線LANカードを用意する必要がある。
 実際に、新規でWN-AG/A-Sを購入する場合、既に製造も終了しているためか、市場価格も半値以下で販売されており、無線LANカードWN-AG/CB2の価格を考えると、高機能のWN-AG/A-S本体を、無線LANカードと同程度の価格で購入可能だ。筆者宅も、RT-200KIIEEE802.11b専用として、IEEE802.11aIEEE802.11gには、今回入手したWN-AG/A-Sを使用することにした。
 つまり、RT-200KIは、「ひかりパーソナルフォン」(WI-100HC)と、ニンテンドーDS用「ニンテンドーWi-Fiコネクション」の(或いは近々入手予定の「「Nitendo DS Lite」用)、「おいでよ どうぶつの森」専用という役割になった訳だ。

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コメント

私はWN-AG/A-Cを使っています。
イーサネットコンバーターWN-AG/Cには3ポートのスイッチングハブを内蔵していて非常に便利です。
WN-AG/Cには2台のPCを接続していますが、ちょっとスパゲッティ状態に・・・
空いたもう1ポートにはこれから購入予定の地デジTVにでも。

最初にSSIDを設定しないといけないのは面くらいました(レンタル無線LANのアクセスポイントは既に設定されている)が、WN-AG/AにだけSSIDなどを設定して、WN-AG/AとWN-AG/Cとを接続して、WN-AG/Cリセットボタンを3秒押すだけでWN-AG/Cに設定がコピーされるのは便利です。

投稿: しらかば | 2006年2月23日 14:03

しらかば さん、こんにちは、

Ethernetコンバータも、非PCをつなぐ場合には、便利ですよね。特に、WN-AG/Cの場合には、Ethernetコンバータでは、珍しくサプリカント対応なので、元々が業務用なのかと思います。

WN-AG/AとWN-AG/Cは、親機と子機という感じですので、相性の問題が無いのかと思いますが、SSIDのクセというか、特殊機能(複数SSID設定など)の関係なのでしょうか。

とは言え、この複数SSID機能も、使い方によっては面白いのですけど、もう一歩進めてSSIDで通信モードを決定できるなどの設定ができれば、もっと便利なんですけど、現状では中途半端な感じです。

後は、新IEEE802.11aへのアップグレードが、予告されていますが、まだ提供されていませんね。これの早期の提供をして欲しいところです。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年2月24日 14:11

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