KRUSELL Shoulder SwivelKit
筆者の愛用する携帯電話や、PDA用のKRUSELL社製本革ケース用、「Multidapt」専用アダプタは、前回のレポートで「ヴォルテックスクリップ」のレポートを行い、その前には「ネックストラップ シーベル キット」と、ベルトへの装着用である「レザー シーベル キット」をレポートした。今回は、パソコン用バッグや、ビジネス用鞄等のショルダー鞄のベルトへ取り付け可能な、「ショルダーシーベル キット」を紹介しよう。
ショルダーシーベル キットは、以前に紹介したベルト装着用の、レザー シーベル キットによく似ている。ただし、ショルダーシーベル キットは袋とじの構造ではなく、開閉が可能な厚手の本革による二枚構造となっており、この二枚の厚い本革の間に、ショルダー用のベルトを挟み込み、片側に二個装備されているホックで固定する構造だ。
二枚の厚い本革の内側には、合成ゴム製の滑り止めシールが、両側の革に貼り付けられており、これによってショルダーシーベル キット自体が、装着した携帯電話やPDAの重みで、ショルダーベルトに固定されたところから、ずり落ちて来ないような対策が施されている。
実際に、筆者が愛用しているノートPC用のスリーウェイバッグ(手提げ、ショルダー、リュックに使える)の、ショルダーストラップへショルダーシーベル キットを装着してみたが、ショルダーストラップの素材自体が、比較的滑りにくい素材だったのに加えて、最初から脱着可能な携帯電話ケースが付属しており、この部分にベロクロステープが貼ってあったためか、ショルダーシーベル キットは、全くずれ落ちて来る事は無かった。
しかし、滑りやすく厚みも小さいショルダーベルトの場合には、携帯電話やPDAの重みによって、下へずれてきてしまうかもしれないので、ストッパーをなにか別途、用意した方が良いかもしれない。
ショルダーシーベル キットを装着可能なショルダーベルトの幅は、約40mm程度だ。実際にデジタルノギスで計測してみると、43.5mmまでは通せるようだが、ショルダーベルトの厚みを考慮すると、やはり約40mmまでと考えた方がよいだろう。
筆者の常用するスリーウェイバッグでは、ショルダーベルトもリュック時に使用する、ショルダーベルトも同じ幅だったので、問題なくショルダーシーベル キットを使用する事が出来たが、最近のリュック型の鞄では、肩に負担がかからないように、幅広でクッションの入ったベルトも多く使われており、この場合にはショルダーシーベル キットを通す事が出来ない。
実際に筆者が愛用している、カメラ用のリュック(デジタル一眼レフカメラや、交換レンズが3本、外付けフラッシュなどが、余裕で収納できる中型のリュックだ)では、完全にショルダーシーベル キットの幅よりも幅広のベルトが使われており、加えてベルトの厚みもクッションが使われたベルトであったため、残念ながらショルダーシーベル キットを使用することは出来なかった。
この筆者愛用のカメラ用リュックの場合、こちらもデジタルノギスで計測してみると、ベルトの幅は58.7mmあり、厚みは約7.7mmだったので、ショルダーシーベル キットでは、どうにもならない寸法である。同じ様な構造である、レザー シーベル キットでは、2種類の幅のモデルがあり、以前紹介したスタンダードサイズのレザー シーベル キットに加えて、より幅広の「レザーシーベル キット 65mm」があるのだが、可能であれば是非ショルダーシーベル キットにも、65mm幅のモデルを用意していただきたいと思う。
とは言え、ショルダーシーベル キットを愛用のビジネス用バッグ兼、ノートPC用鞄のショルダーベルトへ装着してからは、ベルトへ装着しているレザー シーベル キットと、首にぶら下げているネックストラップ シーベル キットへ、携帯電話とPDAを状況に合わせて付け替えられるので、非常に便利になった。
特に、携帯電話の場合には、ショルダーシーベル キットを使って、肩へ装着できるので、呼び出し音を小さくしていても、耳元なので直ぐに着信が判る上、ハンドフリーボタンをショルダーシーベル キットへ携帯電話を装着したままオンにすると、携帯電話を手で持たずに会話できるので、周囲に人が居ない場合には、横着をして通話も可能だ。
また、このショルダーシーベル キットの位置であれば、ハンディGPS受信機を装着するのも、非常に測位し易いポジションなので、d-Media System社製GPS受信機内蔵Pocket PC、「inView N-911」用の、KRUSELL社製の汎用PDA用ケースである、「KRUSELL Universal Holsters」(日本での製品名:ユニバーサル PDA M)であれば、測位をしたまま装着する事が可能だ。
現在、手持ちのGARMIN製ハンディGPS受信機を収納可能な、KRUSELL社製の汎用携帯電話ケースを物色しているところなので、ぴったりのサイズが見つかれば、またレポートをしたいと思っているところだ。
■ 【そのまま内税】Mio 168シリーズ用クルーセル本革ケース(マルチダプト・アダプタ付属無し)【特別販売価格:3,580円(税込)送料別】
■ 【デジタルノギス】 150mm (ミリ、インチ切替可能) 【価格:3,000円(税込:3,150円)送料:525円】
■ KRUSELL社:http://www.krusell.se/
■ クルーセル ジャパン:http://krusell.jp/
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コメント
これいいですね!
投稿: (か) | 2006年3月29日 00:59
(か)さん、こんにちは、
これいいですよ! (^O^)
後は、65mm幅のモデルが出れば、Good Job!
投稿: 清水 隆夫 | 2006年3月29日 17:50
私も最近買いました。もっぱらGARMINのGPS60MAPCSを付けています。(GARMINの丸ダボがほとんど同じ寸法なので、そのまま付けられるのが便利です。)
投稿: いつき | 2006年3月30日 15:53
いつき さん、こんばんは、
そうですか、GARMINのGPS60MAP CSは、ケース無しでも、クルーセルのマルチダプトに対応できるとは・・・知りませんでした。
古いモデルだと、駄目ですが、新しいモデルであれば、標準で装着できますから、他の新eTrexシリーズでも大丈夫そうですね。
情報、ありがとう御座いました。
投稿: 清水 隆夫 | 2006年4月 1日 02:06
いいですね。
LOOX V70でも試してみようかな?
ところで、昨日からカレンダーがタイ語?
表示になってます。
私のところだけですかね? (^_^;)
投稿: pepsiman_koza | 2006年4月 1日 18:06
日付がタイ語だ・・・
投稿: (か) | 2006年4月 1日 19:25
こんばんは、
>pepsiman_kozaさん、
GPS用には、受信し易いところに装着できるので、これは便利です。後は、幅広のモデルが出てくれるか、カナビラ装着が出来るマルチダプトとかあると、リュックに装着するのが便利なんですけどねぇ。
>(か)さん、
ささやかなエイプリルフールのジョークということで(笑)
日付が変わったので、元へ戻しましたぁ~
#画像を使ったエイプリルフールのネタは、mixiの4/1の日記をどうぞ>mixiユーザ(笑)
投稿: 清水 隆夫 | 2006年4月 2日 00:19
清水さん こんにちは。
KRUSELLのASUS A730(LOOX V70の本家)ケースをeXpansysで見つけたので、また「ぽちっ」と
してしまいました。でも、KRUSELL本社HPで
見あたらなかったので、本当にあるのかな?
もし、届けばこのショルダーシーベルキットも購入確定です。 (^^;)
投稿: pepsiman_koza | 2006年4月30日 12:51
pepsiman_kozaさん、こんちは、
LOOX V70用のクルーセル・ケースの入手、おめでとうございます。本家のケースも、生産終了になると、消えてしまうようですね。
eXpansysの在庫品かもしれませんね。
また、届いたら、レポートなどよろしくです~
投稿: 清水 隆夫 | 2006年5月 1日 18:45
清水さん、こんばんは。
eXpansysさんからは、まだケースが
届いていないのですが、(今月下旬着?)
「ネックストラップ シーベル キット」と
「ショルダーシーベル キット」を
Krusell JAPANさんへ発注しました。(^_^)v
全部届いたら、使用感を報告します。
投稿: pepsiman_koza | 2006年5月 4日 20:34
pepsiman_kozaさん、こんばんは、
私の一番、使うケースが多いのは、やっぱりベルト用のマルチダプトです。
夏場だと、ネックストラップを多用するんですが、この時期だといろいろなマルチダプトを楽しめますね。(笑)
投稿: 清水 隆夫 | 2006年5月 6日 21:41