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2006年3月24日

POLSTAR PGM-238 (イオ111w)

 2週間ほど前に、パソコンGPSショップSPA」へ予約をしておいた、「イオ111w」こと台湾POLSTARの「PGM-238」が、手元に届いた。初回のイオ111w入荷量は、非常に少数だったようで、予約順での発送ということなのだが、筆者の場合は予約が早かったので、イオ111w初回入荷品を発送してもらえたようだ。

PGM-238_1

 製品構成としては、PGM-238と、専用となるシリアル変換USBケーブル、およびシリアル変換USBケーブル用のWindows PC用デバイスドライバを収録した、CD-ROMという内容だ。シリアル変換USBケーブルは、以前に紹介した物と全く同一である。従って詳しくは、以前に紹介したレビューを参照して欲しい。

PGM-238_PGM-111

 筆者が以前に紹介した、「イオ111」(IO 111)こと台湾POLSTARの「PGM-111GPS受信機と、今回発売となった、イオ111wIO 111w)ことPGM-238を比べてみると、外観上は全く同一であり、少なくとも表側だけを見ただけでは、どちらがどちらであるかの区別は、全くつかない。
 無論、ケーブルのコネクタ・ピン配列も同一であるため、専用となるシリアル変換USBケーブルも同じであり、同様にRS-232Cケーブルも同一である。

クリックで拡大ポップアップ PGM-238_PGM-111_2

 イオ111PGM-111)と、イオ111wPGM-238)の裏面を比べてみると、イオ111PGM-111)には、型番の「PGM-111」が印刷されているのだが、イオ111wPGM-238)の裏面には、型番が印刷されていない。外観上の違いとしては、この裏面に貼られているラベルの違いしかないので、区別をするには出力されるデータなどで確認するしかない。
 中古市場やオークションなどで、イオ111wPGM-238)を入手する場合、旧機種となってしまった、イオ111PGM-111)を誤って入手してしまう場合もありそうなので、裏面のラベルには十分注意をした方が良いだろう。

PGM-238_2

 外観上の違いは全く無い、新旧の両機種であるが、内部に搭載されているGPSエンジンは、旧機種のイオ111PGM-111)では、ソニー製の「CXD2951」を搭載しているが、新機種となるイオ111wPGM-238)は、改良型の「CXD2951GA-4」が搭載されている。スペック上の大きな違として、改良型のCXD2951GA-4では、WAASに対応している点と、測位速度の向上だ。
 実際に、イオ111wPGM-238)を起動してみると、確かにイオ111PGM-111)よりも体感的にもかなり早い測位速度を感じられた。感度としては、同じ位であるが測位速度の向上は、モバイル機器として野外で使う場合には、大きなポイントだろう。
 残念ながら、WAASMSAS)の評価もしてみたかったのだが、予定されていたMSASの試験が、中止されてしまっていたので、機会を改めて評価してみたいと思う。
 また、旧型でも同じだが、イオ111wPGM-238)には、強力なマグネットが内蔵されているので、鉄製の車の屋根等に簡単に装着可能なので、これは非常に便利である。内部には、赤色のLEDが装備されており、通電すると点滅を行い、測位開始と同時に点滅から常時点灯へと変わる。

PGM-238_IO111w_1

 イオ111wPGM-238)に必要なデバイスドライバは、付属してくるシリアル変換USBケーブル用のドライバを、予めWindows PCへインストールしておく必要がある。このドライバをインストールしない状態で、イオ111wPGM-238)をPCUSBソケットへ接続しても、GPS受信機として動作しないので、必ずイオ111wPGM-238)を接続前に、付属のCD-ROMからデバイスドライバをインストールしておく必要があることを忘れてはならない。
 既に、別のUSBシリアルコンバータのデバイスドライバがインストールしてある場合、そのドライバとコンフリクトを起こす場合もあるので、出来れば既にインストールしてあるドライバを、アンインストールしておいた方が良いだろう。
 デバイスドライバをインストールした後、イオ111wPGM-238)をPCUSBソケットへ接続する。この状態で、イオ111wPGM-238)に内蔵されている赤色LEDが点滅を始めるので、イオ111wPGM-238)が動作を始めたことを確認できるが、データの出力されているシリアルポートの番号を知らないと、地図ソフトなどのアプリケーションから、イオ111wPGM-238)を使用することが出来ない。
 USB変換シリアルコンバータの仮想シリアルポートの番号知るには、Windows PCの「デバイス マネージャ」を開き、「ポート (COM と LPT)」を調べる。ここに、「Prolific USB-to-Serial Comm Port (COM○○)」と表示されているハズなので、この「COM○○」が、仮想シリアルポートの番号なので、このCOMポートの番号を、アプリケーションで設定すれば良い。
 ちなみに、上の画面では筆者のノートPCのデバイスマネージャの例だが、Bluetoothの仮想シリアルポートで、一桁台のシリアルポートを使い切ってしまい、イオ111wPGM-238)のシリアルポートは、COM16にアサインされている。電子地図ソフトなどによっては、二桁台のシリアルポートに対応していない場合もあるので、その場合にはBluetoothのデバイスドライバをアンインストールしたり、使用禁止にする必要が発生する。

PGM-238_IO111w_2

 イオ111wPGM-238)のテストには、POLSTARのサイトにWindows用とPocket PC用の専用テストツールがあるので、これをダウンロードして使用すれば良い。また、シリアル変換USBケーブル用のドライバも、ここからダウンロードが可能なので、付属のCD-ROMを紛失した場合や、デバイスドライバがアップデートされた場合なども、ダウンロードして使用する事ができる。
 イオ111wPGM-238)だけではなく、イオ111PGM-111)に対しても使用することができる上、国内では未発売となる、SiRF Star IIIを搭載している「PGM-638」でも使用可能だ。NMEAセンテンスの出力を選んだり、マニュアルでコマンドを送り込んだりも出来るので、ターミナル・ソフトなどを使用することなく、測地系の変更なども可能だ。
 ただ、筆者のところでは、WAASを解除するコマンドが判らず、色々とコマンドを送ってみて試してみたのだが、現段階ではWAAS関連コマンドを発見するに至っていない。ちなみに、デフォルトではWAASがオンになっているようで、測地系はWGS-84となっている。
 イオ111wPGM-238)用のPocket PC用テストツールもあるし、消費電流も1/3になったので、後日WAASの評価と合わせて、d-Media System社GPS受信機内蔵Pocket PC、「inView N-911の、USBホスト機能を用いて、こちらも試してレポートしたいと思う。

 

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コメント

清水様、記事を拝読しました。

イオ111は小さくて可愛いですね。これはとっても旅行者向きだと思いました。

ポートの設定の仕方を載せてくださり、とてもありがたいです。
設定をいじったことがほとんどないため、この記事がなかったらきっと戸惑っていたと思います。
参考にさせていただきます。

実際に稼働させてみた実験も楽しみにしています。

投稿: clara | 2006年3月25日 11:36

claraさん、こんばんは、

実際にイオ111wがclaraさんへ届いて、試される場合に戸惑うかなと思った部分を想定して、説明してみました。

後は、USBポートが、複数装備してある(殆どのPCがそうですが)場合、イオ111wに限らないのですが、USB機器を、常に同じUSBポートで使用するようにしてください。

一度、ドライバをインストールすると、その時のUSBポート以外にUSB機器をつないだ場合、またドライバのインストールをWindowsが行います。

まぁ、どこのUSBポートへ挿しても動作するように、全てのUSBポートで使えるようにしておくのも、良いかと思いますが・・・ 後は、USBハブを間に入れると、動作をしない場合もありますので、最初はUSBハブは使用しないで、試してください。

他に、なにか不明点があれば、またその時にということで、参考になって、なによりでした。(^O^)

投稿: 清水 隆夫 | 2006年3月26日 00:56

清水様、こんばんは。

ドライバのインストールやシリアルポート番号のことなど、わかりやすく解説してくださってありがとうございます。

>実際にイオ111wがclaraさんへ届いて、試される場合に戸惑うかなと思った
>部分を想定して、説明してみました。

感激です。たぶん実物が手元に来て、やりながら読めばわかると思います。
早く来ないかなー。

実は今日、「AutoRoute2006」が到着しました。
ノートパソコンにインストールして、一日中いじくりまわしました。操作方法もだいたい把握でき、立ち寄り地点などを検索し登録しました。
なんと世界中の地図が入っており、おおまかですが日本も東京の区名が表示されるところまで見ることができます。

あとはイオが来てくれるのを待つばかり・・・。

投稿: clara | 2006年3月29日 22:41

claraさん、こんばんは、

>なんと世界中の地図が入っており、おおまかですが日本も東京の区名が表示されるところまで見ることができます。

へぇ~ へぇ~ ボタン20です。
2006年版には、日本も区名まで収録されたのですか・・・知りませんでした。

とすれば、現在位置の確認は、イオ111wが来れば、テストできますね。

早くくると良いですね。また、実際に使われたら、コメントしてください。

早く来ると良いですね!

投稿: 清水 隆夫 | 2006年4月 1日 02:03

はじめまして。

清水様。

GPS関連の記事では「ここしかない!」といつも読ませて頂いています。

イオ111W、いいですね。ぜひ購入したいと思います。

イオ111Wとは関係ありませんが、
GPS関連で下記のような商品が発売されています。
- Broadzone - 迷WAN:BZN-100
http://www.broadzone.jp/NAVIGATION_SYSTEM/mayowan/bzn_100.html

PDAナビ等と違い車載が前提ですので単純に比較はできませんが性能比較ができたら面白いと思います。

投稿: take | 2006年4月 7日 14:01

takeさん、こんばんは、

情報ありがとうございます。実は私も、迷WANは、発表段階でウォッチしております。韓国製ですね。どちらかというと、GPS受信機というよりは、ナビ専用機なので、ジャンルとしては、ハンディGPS受信機とカーナビの中間ゾーンの機器ですね。

とは言え、このジャンルのナビ専用マシンは、ヨーロッパでは圧倒的に人気があって、現在ではPocket PCにGPS受信機を搭載した汎用機よりも、むしろ人気があるそうです。

日本では、専用カーナビが圧倒的に装着率が高い(世界的にみると、異常な普及率なんだそうです)ので、バイクとか自転車のニーズしか見込めないとは思いますが、機会があれば、是非評価してみたいと思っています。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年4月 8日 02:13

こんにちは。
迷WANポータブルのHPを見てみました。これは外国での使用もできるのでしょうか。
SDカードにヨーロッパの地図を入れておけばフランスでも使えるのではと思ったのですが・・・。

ところで、イオはまだ届いていません。
試してみてカーナビとしての機能が不十分ということになれば、この迷WANを買おうかなあ
などと考えています。

投稿: clara | 2006年4月10日 13:26

claraさん、こんばんは、

ヨーロッパならば、同じようなポータブル型ナビが、沢山販売されていますので、現地で購入された方が選択肢が多いと思います。

基本的には、ワールドワイドで展開していても、地図の互換性が無い場合も多いので、迷WANに関しては、なんとも言えません。

この手のナビが最も盛んな国は、ドイツとベルギーのようです。フランスにもあると思いますので、イオ111wをノートPCで試してみてから、その後考えてみては如何でしょうか。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年4月11日 00:25

清水様、こんばんは。
2週間ほど前、ようやくイオWが届きました。
さっそくパナソニック・レッツノートに接続し、オマケのマップル地図を起動してみました。
地図ソフト側にポート設定がありましたが、清水さんが教えてくださった方法で番号を知ることができました。

結果、現在位置は表示されたのですが、数百メートルずれた位置が表示されます。
マイクロソフトのヨーロッパ地図ともちゃんと連動させることができたのですが、これでカーナビとして使用できる
のか、ちょっと不安です。
清水さんのイオはずれたりしませんか?

投稿: clara | 2006年4月28日 21:03

claraさん、こんばんは、

イオ111w、届いたようですね。

>結果、現在位置は表示されたのですが、数百メートルずれた位置が表示されます。

これは、GPSを使い始めて、最初にぶつかる問題です。「測地系」という緯度経度の基準が、GPSの出力する基準と、日本の多くの地図の基準(測地系)が、異なっているために発生します。

GPSは、世界測地系(世界共通)の「WGS-84」という測地系で、緯度経度のデータを出力します。

それに対して、Super Mapple Digitalでは、旧測地系のTOKYO測地系の緯度経度で、地図が作られています。

この測地系の差によって、北西へ約400m~500m程、ずれて現在位置が表示されてしますので。Super Mapple Digitalには、GPSの出力を補正して、地図上へ表示する機能がありますので、この設定を行ってください。

詳しくは:
http://www.mapple.net/smd/support/v6support/faq/answer.html#6-3
に、FAQとして掲載されています。

ちなみに、旧測地系のTOKYOは、20世紀の規格でして、現在の日本の地図は、JGD2000として、WGS-84互換の地図データが、既に作成されており、国土地理院が公開しているのですが、日本の地図会社は、未だに古い測地系の地図データを流通させています。

MSのソフトは、WGS-84で地図データが作成されていますので、そのまま正しい位置を表示してくれます。

それでは、試してみてください。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年4月28日 23:15

清水様、ご無沙汰いたしております。

無事、フランス旅行から帰ってきました。
ノートパソコンとイオGPSレシーバを使ったドライブは非常に快適だった部分と、手こずった部分がありました。

地図ソフトの動作が重く、ときにパソコンがフリーズしたことは計算外でした。
でも、それ意外は非常にスムーズに、地理のまったくわからない土地で意外なほど楽しくドライブすることができました。

パソコンカーナビの簡単な状況を自分のHPにまとめました。
http://www.dokodemo-bessou.com/france/06_fr/06_3.htm

まだ旅行記の製作途中でまとめ切れていませんが、よろしかったらお手空きの時にでもご笑覧下さいませ。

このたびは大変お世話になり、どうもありがとうございました。

投稿: clara | 2006年5月22日 15:30

claraさん、こんにちは、&お帰りなさいませ。

レポート拝見いたしました。なんとか動作してくれたようで、何よりでした。あると無いとでは大違いなので、大成功だったのではと思います。

ハングアップの件ですが、ノートPCへ搭載しているメモリは、どのくらいでしょうか?

搭載メモリが256MB程度だと、HDDへのアクセスがWindows XPの場合、増えてしまうので、地図データをHDDへアクセスするタイミングと、OSがメモリをスワップするために、HDDへアクセスするタイミングによって、ハングアップしたりエラーを起こしたりすることがあります。

なにはともあれ、無事にGPSと電子地図が使えて、そして無事に帰国され、なによりでした。(^O^)

投稿: 清水 隆夫 | 2006年5月22日 18:54

本当に、無事に作動して役立ってくれたので助かりました。
おっしゃるとおり、あるとないとでは大違いでした。

ノートパソコンのメモリを調べたところ、やはり256MBしか積んでいませんでした。
旅行先でネットするだけなのでそれで十分だったのですが、地図ソフトを扱うには不十分でしたね。

フリーズさえなければ、目的地に1時間早く着いていたはずでした。

次にフランスに行くときまでには512MBに増やしておこうと思います。

投稿: clara | 2006年5月24日 10:19

claraさん、こんにちは、

最近、拡張メモリも安価なので、通常に使用する際も、動作が安定して、若干動作速度も速くなるので、お試しください。

投稿: 清水 隆夫 | 2006年5月25日 18:02

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