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2006年3月18日

PLANTRONICS Pulsar 590A

 筆者としては、久々にオーディオ機器を購入した。今回、筆者が購入したのは、米PLANTRONICSBluetoothヘッドフォン(ヘッドセット機能付き)「Pulsar 590A」である。PLANTRONICS社は、日本では馴染みが無いかもしれないが、ヘッドセットの専業メーカとして、世界のトップシェアを持つ老舗メーカだ。
 有名な話としては、アポロ宇宙船で月面に降り立った、アームストロング船長からの第一声を、地球に伝えたヘッドセットがPLANTRONICS社製だった。つまりNASAの御用達ヘッドセットである。また、航空機器用のパイロットが使用するヘッドセットの多くは、やはりPLANTRONICS社製のヘッドセットが最も多いと言う。

Pulsar_590A_1

 筆者が今回、購入したPLANTRONICS社製のヘッドフォンPulsar 590Aにも、もちろんヘッドセット機能が内蔵されており、オーディオ用のヘッドフォンとしても、またBluetoothに対応した携帯電話や、パソコン用のSIPフォンやSkypeなどのVoIP通話用のヘッドセットとしても使用可能な、マルチ機能のワイヤレス・ヘッドフォン兼ヘッドセットだ。
 特に、オーディオ用Bluetoothヘッドフォンとしては、一般的な3.5mmφのステレオ・ミニジャックへ接続可能な、Bluetoothサウンド・トランスミッタ「ユニバーサルアダプター」が同梱されているので、Bluetooth非対応のオーディオ機器やMP3プレーヤであっても、そのままPulsar 590Aをステレオ・ヘッドフォンとして使用することが出来る。

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 筆者の購入したPulsar 590Aのパッケージに同梱されていたのは、Pulsar 590本体、充電用のスタンドベース、キャリング用ケースと、説明書といった具合で、キャリング用ケースの中には。ユニバーサルアダプタや、充電アダプタ、USB充電用ケーブル、3.5mmφのステレオ・ミニジャック用ケーブルなどだ。
 ちなみに、Pulsar 590にユニバーサルアダプタを同梱したモデルが、Pulsar 590Aであり、ユニバーサルアダプタが同梱されていないモデル、すなわちヘッドセット本体の型番がPulsar 590になるのだが、日本国内向けモデルではユニバーサルアダプタ同梱モデルのPulsar 590Aのみが、現在発売されている。

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 早々にPulsar 590とユニバーサルアダプタの充電を行い、手持ちのMP3プレーヤへユニバーサルアダプタを接続して、装着感や音質などをチェックしてみる。充電には約3時間でPulsar 590とユニバーサルアダプタ共、充電が完了する。電源スイッチを入れると、Pulsar 590右側のイヤーパッド側が、赤のリング状LEDが点滅をする。この点滅間隔で、内蔵のリチウムイオン充電池の残容量が判る仕組みだ。
 その後、リング状のLEDは青の点滅に変わる。既に、同梱されてくるユニバーサルアダプタとのBluetoothペアリングは、完了している状態で出荷されているので、そのままユニバーサルアダプタをMP3プレーヤへ接続すれば、Pulsar 590から再生音が聞こえてきた。
 ユニバーサルアダプタ側も、Pulsar 590と同様に電源スイッチを入れると、最初の赤のリング状LEDが点滅し、その後に青の点滅へとリング状LEDの発光が変化する。Pulsar 590の電源スイッチは、スライド型のスイッチだが、ユニバーサルアダプタ側は、回転スライド型のスイッチだ。
 Pulsar 590の音質であるが、常用するステレオ・イヤフォンと比べると、やや音が堅い気もするが、音質は上々である。Bluetoothによる弊害もなく、無線LANの同じ2.4GHzを使用しているが、対応するBluetoothVersion 2.0 EDRとなっており、少なくとも2.4GHzの無線LANが使用しているチャンネルとの混信は、Bluetooth側で防ぐ仕様なので、問題にはならないのだろう。

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 Pulsar 590Aの感心した点は、Bluetoothの認定がTELECはもちろんのこと、欧州のCEや、米国FCCの認定も取得された状態で、日本国内でも販売されている点だ。これら三つの認定を取得したBluetooth機器なので、日本国内はもちろんのこと、殆どの諸外国でもそのまま使用可能である。
 日本国内で販売されているBluetooth機器(Bluetoothを内蔵しているPCPDAGPS受信機などを含む)の多くは、残念ながらTELEC認定しか取得していない機器も多く、これらは日本国内でしか使用できない。無論、筆者が以前に紹介した、Socket社のCFBluetoothアダプタや、Bluetooth GPS受信機では、TELECだけでなく、CEFCCの認定も受けている、数少ないワールドワイドで使用可能なBluetooth機器だ。

Pulsar_590A_5

 無論、Pulsar 590Aでは、同梱のユニバーサルアダプタも CEFCCTELECの認定を取得しているBluetoothトランスミッタなので、こちらも日本国内はもとより海外での使用も、安心してコンプライアンスを破る事無く使用する事が可能である。
 TELEC認定を受けておらず、FCCCEの認定だけしか受けていなBluetooth機器や無線LAN機器は、国内で使用することは電波法に違反することになるので、日本国内では使用することは出来ない。しかし、それらTELEC非認定機器を、国内で販売することは違法では無いため、日本で使用出来ないBluetooth機器や無線ALN機器であるにも関わらず、そのことを告知しないで販売している業者も多く、輸入Bluetooth機器(PCPDAGPS受信機なども)や無線LAN機器(PCPDA、携帯電話に内蔵されている場合も同じ)を購入する場合は、TELEC認定機器かどうかを販売業者に予め確認をした方が良いだろう。
 もちろん、TELEC非認定の機器であっても、FCC認定やCE認定の機器であれば、当該する国(CEEC各国、FCC:北米、および相互運用条約を結んでいる国々)での使用は問題ないし、日本国内であっても、使用しないで所有しているだけであれば、違法では無い。

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 Pulsar 590Aに付属してくる充電用アダプタも、ワールドワイド対応の充電アダプタなので、日本国内だけではなく、海外でもACコンセントのアダプタを別途用意すれば、殆どの国で使用可能だ。充電アダプタは、同時にPulsar 590とユニバーサルアダプタの充電が行える用に、先端が二股に別れており、それぞれに充電プラグがある。
 充電プラグは、特殊形状であり、他の機器の充電アダプタとの互換性は無いようだ。しかし、USB接続の充電用ケーブルも標準で同梱されているので、旅行の際にPCを持参する場合、PCUSBコネクタからPulsar 590Aを充電することも可能となっている。ただし、USB充電ケーブルでは、先端が二股になっていないので、Pulsar 590か、ユニバーサルアダプタの何れか一方の充電となり、同時充電を行うことは出来ない。
 充電用のスタンド(クレードル)には、Pulsar 590に対して、どちらのイヤーパッド側であっても、充電を行える様になっているが、実際にはPulsar 590の右側のイヤーパッド側にしか、充電用コネクタが装備されていない。しかし、スタンド側には双方に充電プラグが装備されているため、左右どちらをスタンドに装着しても充電が行えるので、使い勝手が良くなっている。

Pulsar_590A_7

 ヘッドフォンとしてのPulsar 590Aは、ユニバーサルアダプタを使用する限りは、音質も良く非常に快適だ。とにかく軽量である点が、使い心地としては最高である。オーディオ用の有線式ヘッドフォンでも、かなりの重量級ヘッドフォンがあるが、重いと装着しているだけで疲れてしまい、まして長時間の装着は苦痛になる。それら重量級のヘッドフォンに対して、Pulsar 590Aではヘッドセットの老舗メーカらしく、長時間の装着でも疲れが来にくいように軽量化されていて、しかもBluetoothによるワイヤレスなので、ケーブルによる束縛が無いので、自由に動き回れるため、使用感は実に良い。
 加えて、Pulsar 590Aには、PLANTRONICS社のお家芸とも言える、ヘッドセット機能が内蔵されているので、ヘッドフォンで音楽を聴いていても、予めBluetooth内蔵の携帯電話とペアリングしてあれば、着信をしてそのまま通話を行うことも出来る。ヘッドセット用の通話マイクロフォンは、Pulsar 590Aの右側イヤーパッドに内蔵されており、必要ならばボイスチューブを伸ばして通話を行う。
 筆者が試してみたところ、静かな室内での通話であれば、ボイスチューブを伸ばすことなく、クリアな通話が行えるが、野外などでの使用では周囲の音も拾いやすくなるので、ボイスチューブを口元まで伸ばした方が、よりクリアな通話が行えるようだ。Pulsar 590Aのボイスチューブは、透明のパイプで先端だけ金属のカバーが装備されている。予備のボイスチューブも一本同梱されており、誤って折ってしまったりしても安心だ。もちろん、保守パーツとしても別売されている。
 できれば、PCX-LiteSkypeの通話を、筆者も試して見たかったのだが、手持ちのUSB Bluetoothアダプタが古く、残念ながらHSPHFPに対応しておらず、試すことが出来なかった。現在、これらのBluetoothスタックも使え、ミュージックプレーヤの選局などにも対応した、AVRCPA2DPに対応している、Bluetooth Version 2.0 EDRアダプタを発注したので、これが手元に届いた段階で、またPulsar 590Aのレポートをしたいと思う。
 

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コメント

清水さん こんばんは。
たまたまというか、amazonで買ったPLANEXの
BT-01UDE(V2.0)が自宅に本日届きました。
相手側はAmbiComのBT2000-CF(V1.1)。
Bluetoothは使い慣れていないので
4時間ほど、設定に苦しんでいます。 (^_^;)
ドライバを最新にしたら、CFが認識しないし・・・
AmbiComのSupportへ対策を教えてもらえるよう
メールで依頼中です。
PLNEX側でSPPが出てこないんですよね。

投稿: pepsiman_koza | 2006年3月18日 20:48

pepsiman_kozaさん、こんばんは、

私は、PrincetonのPTM-UBT2を購入してみました。
まだ試してみてないのですが、目的としてはA2DPでのPCとのリンクや、HSPでのX-LiteとSkypeでの使用などです。

出来れば、AVRCPとA2DPでのサウンドプレーヤ生業が出来ればよいなぁ~と思ってますが、BTスタックとの相性があるので、この辺りはやってみないと判りませんね。

BTもスタックによって、かなり挙動が違うので、早くOS標準化をして欲しいもんですが、Vista待ちかなぁ・・・

SPPが出てこないというのは、困ったもんですね。V1.1以降は、殆どSPPでも相互の通信は、手持ちのBTではPocket PCでも問題が発生したことはありません。

もっとも、SocketのCFやSDなので、全部東芝OEMですが・・・

投稿: 清水 隆夫 | 2006年3月19日 23:05

金曜日に届いたのですが、今日やっと箱を開けることができました。PLANEXのBT-01UDEとペアリングして、PCのWMPで音楽を再生してみました。

全然ダメです(×_×)
10秒ほど音が流れて8秒途切れる、を繰り返しています。ユニバーサルアダプタ経由だと、携帯電話との併用でも全く問題ないので、BT-01UDEとの相性が悪いようです。

残念ですねぇ。清水さんがPTM-UBT2で成功したら、そちらを買い増すしかなさそうです。早くレポートしてくださいねぇ~。

投稿: エピゼマ | 2006年3月26日 19:56

書き忘れました。
AVRCPは問題なく使えています。

投稿: エピゼマ | 2006年3月26日 19:58

すみません、前言撤回です(^_^;)

BT-01UDE付属のBluetooth設定ユーティリティを再起動したら、音が途切れずに流れるようになりました。

早くレポートしたくて、いつものトラブルシュート手順をすっぽかしてしまいました(大汗)

携帯電話出の通話もバッチリです。これで快適な残業環境が整いましたv(^^)v。

投稿: エピゼマ | 2006年3月26日 20:13

たびたびすみません(^_^;)

その後、また10秒おきの切断を繰り返すようになったので、原因を調べてみました。

どうやら、Nokia PC SuiteでBluetooth接続を有効にしていて、Bluetoothドングルを使用状態にすると、Nokia PC Suiteが定期的に接続しようとしているようです。

Nokia PC SuiteでUSB接続のみ有効にしたら、全く問題が無くなりました。

これはこれで、困った問題なんですが...。

投稿: エピゼマ | 2006年3月26日 21:48

エピゼマさん、こんばんは、

私の方は、ちょっと忙しくて、機材は揃っているのですが、PCでのBT接続を試す時間が取れなくて・・・逆にエピゼマさんのレポートが、とっても参考になります。(苦笑)

mixiの方の日記に書いたのですが、ちとアクシデントがありまして・・・

BTの複数接続は、たしか前に経験した時は、BTプロファイルのスタックの違いで、出来たり出来なかったりというのがあります。東芝製のスタックは、このあたりがあまり出来が良くないなぁ~と・・・(苦笑)

私の方のは、別のメーカのスタックのBTドングルなので、エピゼマさんとこで発生している不具合が、再現できるかどうかを試してみますね。

ちょっと、記事がだいぶ溜まっちゃっていますので、順に公開していきます~ (写真だけアップしてあります:笑)

投稿: 清水 隆夫 | 2006年3月26日 23:30

はじめまして。Pulsar 590Aでググってきました。
当方、PLANEXのBT-01UDEと組み合わせて使っているのですが、
この590AはA2DPで接続して使用するとオーディオの左右が逆転しています。
ユニバーサルアダプタを使用すると正常なのですけれど。
本日サポートに電話して一部のロットだけの問題なのか聞いてみたのですが、
メーカーのほうも調査中のようで……。
時間のあるときにでもお手持ちの製品を調べてみてもらえませんでしょうか?

投稿: 伊織舞也 | 2006年3月28日 21:29

伊織舞也さん、こんんちは、

ご指摘のとおりですねぇ~ 気がつきませんでした。当方は、ProncetonのPTM-UBT2を使ってみたのですが、確かにサウンドのバランスが、ワイヤー接続やユニバーサルアダプタの時と、逆になっています。

PTM-UBT2は、東芝のBluetoothスタックを使っているので、PLANEXのBT-01UDEと同じと考えてよく、ハードは異なるので、BTスタックの問題なのか、590Aの問題なのか・・・

別のBluetoothアダプタもあり、こちらはBluesoleilのようなので、そちらでも試してみます。同じか異なるかで、BTスタックのせいなのか、590Aの問題なのかが判ると思いますので・・・

投稿: 清水 隆夫 | 2006年3月29日 17:47

The Pulsar 590A is a bluetooth stereo headset that lets users listen wirelessly to music and movies with excellent audio quality and switch seamlessly to mobile phone calls with the single touch of a button.

投稿: Pulsar590a | 2010年5月 7日 21:36

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 ソニーのスペアーイヤーパッド「EP-G1」を購入した。と言っても、筆者はソニー製のステレオ・ヘッドフォーンを所有もしていないし、もちろん借り物を使用してもいない。これは、筆者が既に5年間もの長期に渡って愛用している、米PLANTRONICS社製の「Pulsar 590A」Bluetooth対応のステレオ・ヘッドセットの交換イヤーパッドとして購入したのだ。愛用の「Pulsar 590A」に使われているスポンジ製のイヤーパッドは、昨年くらいからボロボロと割れはじめたので、最近ではスポンジ製のイヤーパッ... [続きを読む]

受信: 2011年11月23日 19:18

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