SPAから新型GPS受信機
筆者が以前にレポートした、USB接続型のGPS受信機、台湾POLSTAR社の「PGM-111」GPS受信機(パソコンGPSショップ「SPA」での販売名は、「イオ111」)と、台湾HOLUX社製CF型GPS受信機「GM-270 ULTRA」(パソコンGPSショップ「SPA」での販売名は、「コメットCF/LP」)が、それぞれ新型となって「パソコンGPSショップ」の「SPA」より予約販売が開始された。
USB接続型の「イオ111w」は、以前に筆者が紹介した、POLSTAR社のPGM-111に搭載されていた、ソニー製GPS受信機チップである、「CXD2951」から改良型の「CXD2951GA-4」へと変更した、「PGM-238」を、イオ111wとしてSPAから発売されたモデルだ。
大きな改良点としては、測位速度の高速化と、WAAS対応と言ったファームウェアの変更がメインであるが、シリアルのアダプタを変更することによって、標準ではUSB接続ではあるが、RS-232C接続にも対応可能なので、システム側がUSBホスト機能を持っていない、PDA(Pocket PCやPalm等)でも、シリアルポートが装備してあれば、接続が可能となる。
無論、RS-232C接続の場合には、電源供給(+5V)を別途行う必要があるので、手軽に使用するのであれば、USB接続での使用が面倒も無く便利である。SPAから発売となるイオ111wでは、本来PGM-238ではオプションとなるUSBシリアル変換アダプタが、標準で添付されるので、USBバスパワーによって外部電源を接続することなく使用可能だ。
また、「コメットCF/3」としてSPA」より、予約販売が開始されたCF型のGPS受信機は、HOLUX社製の「GR-271」だ。GR-271は、GM-270 ULTRAに搭載されていた、GPS受信機チップSiRF Star II e/LPを、SiRF Star IIIへ変更したモデルである。
加えて、以前に筆者がレビューをした、GM-270 ULTRAから比べると、セラミックパッチ型GPSアンテナ部分が、大きく小型化されており、SiRF Star IIIの高感度化の恩恵を受け、セラミックパッチ型GPSアンテナをより小型化し、感度の影響を受けにくくなったため、セラミックパッチ型GPSアンテナの傾斜を無くし、平面化した構造となっているようだ。
SiRF Star IIIは、リビジョンによっても異なるのだが、最新版のファームウェアであれば、WAASにも対応しているため、先頃打上に成功したMTSAT-2(ひまわり7号)や、稼働実験中のMTSAT-1R(ひまわり6号)による、MSAS(:Multi-functional Transport Satellite、WAAS:Wide Area Augmentation System互換のSBAS:Satellite-based Augmentation System)運用が正式稼働すれば、MSASによるD-GPSによって、対応するGPS受信機であれば測位誤差が、現在の半分程度(5m前後と言われている)となる。
筆者も、今回SPAの予約販売を利用して、これら2機種のGPS受信機を発注したので、手元に製品が届き次第、詳しいレポートを行う予定である。また、SPAによると、今回の販売価格は、あくまでも予約販売特価であり、通常販売に切り替わる段階で、価格改訂を行い従来機種と同じ価格での販売となるそうだ。
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