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2006年8月 2日

GlobalSat BC-337 (コメットCF/3*GS) [3]

 パソコンGPSショップの「SPA」から発売となった、CFGPS受信機「コメットCF/3*GS」こと、台湾GlobalSatの「GlobalSat BC-337」を、Pocket PCノートPCではなく、筆者の愛用する、GPS受信機接続に対応した、リコーの最強GPSデジカメ(無線LANデジカメでもある)「Caplio Pro G3」で使用してみたので、レポートをお届けする。
 リコーのCaplio Pro G3では、CFスロットへ装着可能なCFGPS受信機としては、I-Oデータ機器から販売されている、「CFGPS2」が推奨されているのだが、このCFGPS2は既に1.5世代前のGPS受信機であり、測位感度の悪さなどもあるため、筆者も既に使用しておらず、Bluetooth接続によってGPS受信機をワイヤレス接続していた。

Bc337_pro_g3_1

 実は、日本国内ではCaplio Pro G3用としてCFGPS2を推奨しているリコーも、海外(特に米国)では、SPAから発売となった、CFGPS受信機コメットCF/3*GSこと、GlobalSat BC-337CFGPS受信機として推奨している。海外向けと国内向けで、ファームウェアの異なっていることは、十分に考えられるのだが一応、コメットCF/3*GSことBC-337を試してみた。

クリックで拡大ポップアップ Bc337_pro_g3_2l

 結果は、あっけなくコメットCF/3*GSことBC-337Caplio Pro G3は認識し、あっと言う間に測位を開始して(測位開始と共にCaplio Pro G3から音で知らせてくれる)、ディスプレイに捕捉GPS衛星の数や、2D3Dなどの測位状態、そして緯度経度を表示してくれた。

Bc337_pro_g3_3

 ちなみに、筆者はCaplio Pro G3の測地系設定は、デフォルトの旧測地系であるTOKYO測地系ではなく、世界測地系のWGS-84にセットしているのだが、TOKYO測地系にセットしている場合は、上手く測地系の切替が行われないかもしれない。
 この場合は、ノートパソコンなどへコメットCF/3*GSことBC-337を装着し、ターミナル・ソフトなどで測地系切替のコマンドを送って、旧測地系に切り替えてから、装着することになる。

Bc337_pro_g3_4

 コメットCF/3*GSことBC-337のボディカラーは、表側がグレーメタリックなので、CFGPS2の白いボディカラーと違い、Caplio Pro G3のボディカラーともマッチしており、特にCFGPS2よりも軽いため、測位感度だけではなく装着した状態でも使いやすい。
 また、BC-337の裏側は黒いボディカラーとなっており、被写体への反射も最小限に抑えられる。偶然だろうが、米国でリコーが推奨のCFGPS受信機として、BC-337を指定しているのも頷けるほど、ベストマッチだと思う。

クリックで拡大ポップアップ Bc337_pro_g3_5l

 Caplio Pro G3へ装着した、コメットCF/3*GSことBC-337によって撮影した写真の、Exif情報を見てみると、全く問題なくGPSフィールドへ緯度経度などの情報が書き込まれているのが確認できる。
 このJPEG写真ファイルを、対応する電子地図ソフトへドラッグ&ドロップすれば、そのまま撮影場所へ登録されるわけだ。また、以前に紹介した変換ソフトを用いれば、「Google Maps」(旧Googleローカル)、「Google Earth」の地図上へも簡単に表示が可能だ。
 既に、Caplio Pro G3用として、I-Oデータ機器のCFGPS2を使用しているならば、コメットCF/3*GSことBC-337へ、CFGPS受信機を変更することによって、大幅に測位速度の向上が図れるので、最小の出費で大きなGPS受信性能の機能アップを、使用しているCaplio Pro G3へ行う事が可能となる。
 そう言えばソニーから、「GPS-CS1K」が発表となったが、これは数年前に同じくソニーから発売されていた、「gTrex」の焼き直し版であり、言わばgTrex 3だ。GPS受信機のログ記録装置(GPSロガー)の記録時間によって、後処理で撮影された画像のExif情報へ、緯度経度データを書き込むツールによって処理を行う。無論、筆者はgTrex(初代と、二代目となるgTrex 2の両方)を所有しているが、ログデータがソニー独自フォーマットなので、汎用性に欠けるため現在では、当然ながら使用していない。
 実際の製品を入手してみないと、何とも言えないところだが、願わくば測地系の切替(デフォルトはWGS-84)や、ログをソニーのオリジナルフォーマットとしないで、NMEA0183フォーマットで記録して欲しいところだ。一応、仕様を見る限りでは、Googleの世界地図へも対応しているようなので、測地系はWGS-84だと思われるのだが。

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