RICOH Caplio R5
筆者の愛用するデジタルカメラは、メインのデジタル一眼レフのキヤノン「EOS 10D」と、予備機として同じくキヤノンの「EOS D30」に加えて、格安で購入した京セラのFinecam M410R、常時持ち歩き用としてカシオの「EX-S20」、予備用の同じくカシオ「QV-R51」等に加え、最も活躍しているのが、GPS対応でもあるリコーの「Caplio Pro G3」だ。
これら複数のデジタルカメラを所有し、それぞれを使い分けしているのであるが、先日ついに愛用の持ち歩き用として重宝していた、カードサイズのカシオEX-20が壊れてしまった。修理を依頼してもよいのだが、新規に購入した方が安価な予感もしたので、久々にコンパクト・デジタルカメラを新たに購入した。

今回、筆者が購入したのは新発売されたばかりの、リコー製「Caplio R5」(ブラック)だ。リコー製を選んだのは、Caplio Pro G3の操作性が良く、これに慣れてきているのとCaplio R5が、28mm(35mm換算)からのズームが可能という点、そして何よりも小型軽量だからだ。日常持ち歩くデジタルカメラなので、小型軽量という点がCaplio R5の最大のメリットである。
もちろん、リコー製デジタルカメラの、お家芸とも言える1cmまで被写体に寄れる、強力なマクロ機能も装備しているので、ブログ用の簡単なブツ撮りでも活躍してくれるのは、Caplio Pro G3の使用でも体感していた。
今回、筆者が選らんだCaplio R5のボディカラーは、ブラックだ。ブラック以外のカラーとしては、シルバーとレッドがあるのだが、最初はシルバーを選ぶつもりだったが、ブツ撮りをする場合を考えると、被写体に反射をするシルバーよりも、ブラックの方が反射に対しては有利なので、ブラックを選んだ。
しかし、Caplio R5のレンズ部分はシルバーなので、出来ればこの部分も黒の艶消し処理されていれば、更に良かったのだが。フレーム部分もシルバーメタリックであるが、この部分は被写体にはあまり反射しないので、特に問題とはならないだろう。ボディ自体はアルミ製で質感は中々良い感じだ。
Caplio R5の電源スイッチは、小型の押しボタン型で、ボディの上部へ装備されているが、簡単に電源スイッチがオンにならないように、フレームと同じ高さ程度までボタンの頭が低くなっており、簡単にオンにはならない。もちろん、シャッターボタンと誤って押すことも避けられる。実際、Caplio Pro G3の電源ボタンは、モードダイヤルの中央に、大きなボタで装備されており、良くシャッターボタンと押し間違えてしまい、電源を落としてしまうことがあり、こういった操作性を考慮した作りは、ユーザの声を反映した結果だろう。
電池は、専用のリチウムイオン充電池で、小型の1150mAhの電池が採用されており、特にオプションの電池を購入しなくても、標準で専用充電器と共にCaplio R5へ同梱されてくる。Caplio R5の電源スイッチを入れると、レンズがボディからせり出す共に、レンズバリヤーが開く。上の写真では、二段にせり出しているが、望遠側へズームすると、もう一段せり出す。電源スイッチから、撮影可能になるまでの時間は、非常に短く早い。反面、モータ音はCaplio Pro G3程ではないが、大きい方だ。オートフォーカス(AF)時のモータ音も、同様に大きいほうだが、AF速度は速い。
筆者がCaplio R5の購入をした最大のポイントは、小型軽量で必要な機能を殆ど装備している点であることは既に述べているが、その大きさの基準となるのが、タバコの箱よりも小さいという条件だ。これは、常に持ち歩く大きさという意味では、タバコの箱も常にポケットへ入れており、感覚的に邪魔とならない大きさだからだ。もちろん、重さではタバコに比べて重いCaplio R5であるが、十分にYシャツの胸へ入れておける重さだ。
とは言え、Yシャツの胸ポケットへ入れておくと、屈んだ際にポケットから落ちてしまうため、実際にはズボンのポケットなり、上着のポケットへ入れる事が多い。最近は、先月購入したKRUSELL社の本革製デジタルカメラケース「バーティカル CAM XXS」を、マルチダプト・アダプタでベルトへ装着しているので、Caplio R5がバーティカル CAM XXSへ入るか試してみたら、実にピッタリと収納することができた。きつくもなく緩くもなく丁度良い感じだ。これは、Caplio R5のボディが、若干「く」の字型なので、厚みの余裕の無いケースだと、出し入れがし難くなるが、バーティカル CAM XXSならば全く問題は無い。

今回、Caplio R5と同時に購入したのは、Caplio R5の液晶ディスプレイを保護する、液晶プロテクターだ。Caplio R5の液晶ディスプレイは、2.5インチなので、携帯電話用の保護フィルムで間に合わせようかとも思ったのだが、Caplio R5の液晶ディスプレイ専用のKenko製「液晶プロテクター Caplio R5、GR DIGITAL用」が販売されていたので、これを購入した。
Kenkoは、一眼レフカメラ用の交換レンズに使用する、各種のフィルターを製造しているメーカとして有名だが、カメラ機材のオプションなども数多く扱っており、今回購入したKenkoの液晶プロテクターも、殆ど貼ってあることが判らない程、透過率が高く見易いフィルムだった。Caplio R5の液晶ディスプレイは、保護用のパネルなどが小型軽量化のため省かれているので、万一の事故から液晶を守るためにも、液晶プロテクターを貼っておいた方が良いと思われる。
今回Caplio R5を購入して、実際に試し撮りなどをしてみて思った事がある。実は、筆者が始めて購入したデジタルカメラも、リコー製の「DC-1」だったのだ。今から10年ほど前の機種であるが、当時としてはカシオ製の「QV-1」と比べると、その多機能と実用性は雲泥の差で、趣味ベースでの使用を想定したQV-1に比べ、DC-1は完全に業務で使用される事を想定した本格的なデジタルカメラだった。
もっとも、DC-1とQV-1の価格差は、本体ベースでも2倍以上DC-1が高く、オプションも含めると、その差は4倍以上という高価なデジタルカメラだった。それを考えると、大幅に機能が高く小型軽量なCaplio R5が、当時のQV-1の価格以下で購入できるとは、良い時代になったものである。
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