ソフトバンク モバイル(旧ボーダフォン)から、14日より発売が開始されたHTC Nippon社のWindows Mobila 5.0によるスマートフォン「X01HT」を、筆者も1年半ほど愛用した、Nokia 6630こと、702NKから機種交換(買い増し)によって、購入したので、簡単に紹介しておく。
X01HTは、HTC社の開発コードネーム「Hermes」(ヘルメス)がベースになっており、製品版の「TyTN」(タイタン)の日本版と考えてよいだろう。HTC Nippon社からは、姉妹機種となる「hTc Z」が、NTTドコモから発売されているが、こちらは企業向け専用となっており、一般市場での販売はされていない(関東だけWeb通販が行われている)。

X01HTのパッケージは、純白の箱に銀色の大きな「〓」ロゴと、「SoftBank」ロゴだけというシンプルさで、バルク製品の白箱パッケージと見間違う程だ。ただし、両脇面には、管理用のバーコードや、シリアル番号が印刷されており、反対側には型番や販売、製造会社名などが印刷されているので、かろうじてバルク製品の白箱とは区別ができる。

X01HTに同梱されている付属品は、昨今の携帯電話にしては、比較的薄めのマニュアルと、ソフトウェアが収録されているCD-ROMがパッケージを開けると最初に目につく。収録されているソフトは、ActiveSync 4.1とOutlook 2002で、少々古いバージョンだ。
その他の付属品としては、USBコネクタによる5V/1Aの充電器、ActiveSync用USBケーブル、変形USBコネクタによるイヤフォン+マイクロフォン、予備のスタイラスペン、そして、携帯電話の付属品としては珍しい、レザー風キャリングケースが付属している。

X01HT本体は、非常に小型であり、投影面積ではNokia 6630とほぼ同じで、厚みが若干厚い程度だ。X01HTを写真やカタログなどで単体だけをみると、大きく感じるのだが、決して大きくはなく、携帯電話としては使いやすい大きさだと思う。
液晶パネルのサイズは、2.8インチのQVGA(320ドット x 240ドット)なので、携帯電話としては大きな画面であるが、解像度としてはVGA(640ドット x 480ドット)よりも低く、携帯電話でもVGAを搭載した機種もあるのだが、見易さという面ではドットピッチが高密度の、同じサイズのVGA画面の小さな文字よりも判読しやすい。

X01HT本体上部には、一見するとボタンには見えないのだが、二つの機能ボタンがあり、左側のボタンでメール(Pocket Outlook)が起動し、右側のボタンでブラウザ(Pocket Internet Explorer)が起動する。バー状のボタン中央下側には、ステータス表示のLEDが装備されており、携帯電話時には、右側のLEDが緑色で点滅し、無線LAN接続時には左側のLEDが緑色に点滅する。
更に左側のLEDは、Bluetoothをオンにすると、青色の点滅も同時に行い、無線LANと同時の場合には、緑と青が交互に点滅する。右側に見えるのは、TV電話時に使用されるカメラのレンズだ。

X01HT本体下部のボタンは、左からオンフックボタン、Windowsボタン、ナビゲーションボタン(左右、上下と中央の決定ボタン)、OKボタン、そしてオフフックボタンとなっている。更に、左のボタン上部には、TV電話専用の軌道ボタンがある。
ボタン自体は、全て平面なので、中央のナビゲーションボタンと決定ボタンの操作性が、あまり芳しくない。むしろ、X01HT本体左側面に装備されているジョグダイヤルの方が、ずっと操作性が良いので、併用すれば特に問題は無いだろう。

X01HT最大の特徴と言えるのが、左側側面に装備されている、引き出し型のスライド式キーボードだろう。QWERTY配列によるキーボードであるが、フルサイズのキーボードではなく、数字と記号キーが省かれている、4列式のキーボードである。
このキーのタッチは、非常に打ちやすく、小型の割にはストレス無く文字を入力することが可能だ。とは言え、記号の入力には指が迷ってしまう事も多い。数字キーの配列を携帯電話のキーパッド形式としたためだろう、完全なASCII配列の記号キーとは異なっているためだ。

X01HTに装備されているスライド式キーボードは、明るい場所ではバックライトの点灯は行われないが、暗い場所であれば、透過形のキーボタンが青く点灯する。このギミックは、キーボード左上に装備されているセンサーによって制御されており、明るい場所であっても、キーボードをスライドさせて、このセンサーを指で覆い隠してからキーを打つと、ブルーのバックライトが点灯する。
<<続く>>