My Best Gadgat 2006
2006年も後僅かで終わる。今年、筆者の購入したガジェットで、最も稼働時間が多かったのは、常時稼働させておくパソコンやプリンタ・スキャナ・FAX等の複合機、そして携帯電話や、無線LAN対応のVoIP機器を除けば、なんと言ってもニンテンドーDSだ。ニンテンドーDS Liteの購入で、家内が使っていたニンテンドーDSが筆者の専用機となり、それ以後は毎日活用している。
ニンテンドーDS(或いはDS Lite)は、ポータブルのゲーム機ではあるが、使い方によってはMP3の音楽プレーヤにもなれば、動画や静止画像を視聴可能な画像ビューアにもなり、加えてPDAの代わりとしても活躍してくれることは、あまり知られていない。
先日、筆者がレポートした横浜のミニオフで掲載した、ガジェットの集合写真を見た方から、目敏く指摘されたのだが、右端に写っているニンテンドーDS(筆者のDSだ)と、隣のDS Lite(pepsiman_koza氏のDS Lite)のディスプレーに表示されている画像が、実はPDA(PIM)ソフトである。
ニンテンドーDS/DS Liteには、残念ながら正規のライセンス商品ソフトとして、PDAとして活用するためのPIMソフトはリリースされていない。しかし、怪しい周辺機器(非任天堂ライセンス製品)を使用すれば、CFメモリカードや、SD、miniSD、microSDなどのメモリカードを、ニンテンドーDS/DS Liteのメモリストレージとして活用可能になる。
このアダプタは、「M3 Perfect (M3 パーフェクト)」と言う商品名で販売されており、対応するメモリカードによって、数種が販売されている。筆者が使用しているのは、CFメモリカード対応のモデルと、miniSD対応のM3 Perfectを使い分けている。
また、ニンテンドーDS Lite専用のmicroSD対応「M3パーフェクトMicroSD」であれば、掲載した写真のように、GBAスロットからはみ出す事もない。ちなみに、廉価版の「M3 Professional (M3 プロフェッショナル MiniSD)」などもあり、これであればニンテンドーDS(旧NDS)のGBAスロットへ装着しても、はみ出すことは無い。
この他に、ニンテンドーDS/DS LiteでM3 Perfectを使うには、専用のブートローダ用として、DSカートリッジのスロットへ装着する「PassCard 3」も必要となるので、M3パーフェクトとPassCard 3をペアで使用する事になる。
肝心のPIMソフトは、M3パーフェクトの製造メーカのサイトからダウンロードが可能だ。日本語版は、リストでは存在しないのだが、英語版をダウンロードしてM3 PerfectやM3 Professionalに対応する、メモリカードへフォルダごとファイルを保存すれば、M3 Perfectのメインメニューから、「PDA」を選択すればPIMソフトが起動し、しかも日本語表示となる。
残念ながら、日本語入力は現時点ではサポートされていないのだが、ニンテンドーDS/DS Liteのタッチパネルを使用し、手書きのメモなどは問題なく使用可能だ。更に電話帳やスケジュールなどは、PC版ソフトもダウンロードが可能になっているので、PCで直接SDメモリカード(或いはCFやminiSDなど)へデータを書き込み、それをM3 Perfectへ装着すれば良い。
更に、MP3音楽ファイルやJPEG画像ファイルも、メモリカードへコピーすれば、M3 Perfectの拡張機能から、再生や表示が可能となる。また、動画に関しては専用形式への変換が必要となるが、この動画コンバージョン用ツールも、M3パーフェクトの製造メーカのサイトからダウンロードが可能だ。
既に、一千万台以上のニンテンドーDS/DS Liteが、国内に出回って子供から大人まで、幅広く老若男女に使われている、言わばモバイル・ガジェットのキングとも言えるデバイスだ。そのニンテンドーDS/DS LiteをPDAとして活用しない手は無いだろう。
本年(2006年)も、本ブログを愛読いただき感謝いたします。来年(2007年)もよろしく、お願いいたします。
清水 隆夫 2006年大晦日
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