Start Mac [4]
前編からに引き続いて、「Start Mac体験モニター」プログラムの借用品である、「iMac 20インチモデル(MA589J/A)」の、Mac OS X Tigerの初期セットアップを行った後の、ソフトウェア・アップデートの手順を紹介しておく。
ちなみに、この初期セットアップ後のソフトウェア・アップデートは、12月の初旬に行った時の画面を、写真撮影したものなので、iMac 20インチモデル(MA589J/A)を新たに購入した場合や、追加のソフトウェア・アップデートがある場合もあり、必ずしも同じ画面が表示されるとは限らない事を、予め承知しておいていただきたい。
iMac 20インチモデル(MA589J/A)での、Mac OS X Tigerの初期セットアップ後、表示された「ソフトウェア・アップデート」の表示ウィンドウには、12項目のアップデータが表示され、それぞれがどんなソフトウェアのアップデータで、バージョン番号なども表示され、不要なアップデートをパスすることも可能だし、全てのアップデートを行わない選択も可能だ。
ここでは、「12項目をインストール」の青いボタンをクリックし、全てのアップデートを行う事にした。ここで、アップデートをしたくなければ「終了」のボタンをクリックすればよいし、アップデータを適応したく無いソフトウェアがあれば、リストのソフトウェア名の頭に表示されている□をクリックし、チェック(レ)を外してしまえば良い。
「12項目をインストール」の青いボタンをクリックすると、画面に「認証」のウィンドウが表示され、「名前」と「パスワード」を入力する様に求められる。既に、「名前」の部分には、登録した名前が表示されるので、「パスワード」も登録したパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリックする。Windowsのアップデートでは、アップデートを行うためにパスワード認証など不要なので、Windowsユーザはとまどう画面であるが、これはMac OS X Tigerの方がセキュリティ上優れている。
「OK」ボタンをクリックすると、「使用許諾契約」の画面が表示される。これは、Windowsのアップデートでもソフトウェアによっては表示されるので、「同意します」をクリックして、先へ進む。無論、契約書に目を通しておくのに超したことはないが、かなりの長文である。
これで、「ソフトウェア・アップデート」が開始され、アップル社のサーバからアップデート用のデータがダウンロードが開始される。
ソフトウェア・アップデート用のデータをダウンロード終了すると、順次ソフトウェアのアップデートのインストールが開始され、インストールが終了したソフト名には緑の○印にチェック(レ)が表示される。全てのアップデートのインストールが完了すると、iMac 20インチモデル(MA589J/A)のMac OS X Tigerを再起動する必要があると表示されるので、ここでは「再起動」のボタンをクリックする。これも、Windowsのアップデートではおなじみの作業なので、とまどうことはないだろう。
「再起動」のボタンをクリックすると、iMac 20インチモデル(MA589J/A)の最初の起動時と同じ、アップル社のロゴ表示に続き、Mac OS X Tigerが起動する。
アップデートの完了したMac OS X Tigerの画面は、「Finder」がログイン名と共に表示された。しかし、ここで「Finder」の後ろに、もう一つウィンドウが表示されていることに気がつく。後ろのウィンドウをクリックしてみると、「iMac EFI ファームウェア・アップデート 1.1」というウィンドウが表示されていた。EFIとは、Windowsマシン(PC/AT互換機)で言うところのBIOSに相当するファームウェアで、マザーボード上のフラッシュROMに格納されている基本ソフトの事だ。一般的に、ROMに書き込まれてソフトをファームウェアと呼ぶ。
Windwosマシンの場合は、OSメーカのマイクロソフトが製造し、ハードウェアは他のメーカが製造するため、ファームウェアのアップデートはWindowsアップデートでは実施されず、ハードウェアメーカがアップデートのファイルを提供するのが一般的だ。アップル社の場合は、OSもハードもアップル社が製造しているので、ハードもOSもアップル社のアップデートで一括して行えるわけだ。
EFIのファームウェア・アップデートは、ソフトウェアのアップデートと違い、途中で電源が切れたりすると、iMac 20インチモデル(MA589J/A)が再起動不能になったりするので、注意書きを良く読んだり、プリントアウトしたりして手順道理に行う必要がある。手順としては、全てのアプリケーションを終了(今回の場合は「Finder」を終了)し、「iMac EFI ファームウェア・アップデート 1.1」のウィンドウ下にある青い「システム終了」ボタンをクリックする。
すると、ソフトウェア・アップデートでも表示された、「認証」のウィンドウが表示されるので、パスワードを入力して「OK」ボタンをクリックする。すると、Mac OS X Tigerが終了して画面が消えるので、iMac 20インチモデル(MA589J/A)の画面裏側の左にあるパワーボタンを押し続け、前面右側のパワーインジケータが、点滅を開始するので、この時点でパワーボタンを押すのを止める。
これで、再び画面にアップル社のロゴが表示されるのだが、通常の起動画面と違い、ロゴの下にステータスバーが表示されている。このステータスライン表示が、EFIファームウェアの書き換えを行っている状態を示しており、この表示が終わるまで絶対にiMac 20インチモデル(MA589J/A)の電源を落としたりしてはいけない。
EFIファームウェアの書き換えが終了すると、Mac OS X Tigerが起動して、画面には「Finder」のウィンドウが表示されると共に、EFIファームウェア・アップデート V1.1への書き換えが成功したメッセー未も表示される。このウィンドウのメッセージでは、「OK」ボタンをクリックすれば、そのままウィンドウが閉じて、そのままiMac 20インチモデル(MA589J/A)でのMac OS X Tigerを続行することができる。
これで、全てiMac 20インチモデル(MA589J/A)でのアップデート作業は完了だ。
続いて筆者が行ったのは、「Start Mac体験モニター」プログラムの初回オリエンテーションで出題されていた、宿題というか課題を行ってみた。この課題は、iMac 20インチモデル(MA589J/A)に装備されているデジタルカメラ「iSight」で、自分の顔写真を撮影し、Mac OS X Tigerに標準装備されているメールソフトで、撮影した写真をアップル社の事務局へ発信するという作業だ。
筆者の場合、前回レポートしたMac OS X Tigerの初期登録時に、自動で起動して撮影した写真画像ファイルが、HDDの何処かに保存されているのでは無いかと、HDDを探し回ったみたのだが、ファイル構造をWindows程理解できていないので、直ぐに断念して正攻法である、iSightを操作して、新たに撮影してみることにした。
iSightによる自分の顔写真を撮影するには、「Photo Booth」を起動すればよい事を、試行錯誤の結果、ようやく見つけて自分の顔写真を撮影。
Photo Boothを起動し、iSightによる自分の顔写真を撮影し終わったら、後は撮影した画像ファイルをメールへ添付して送信というのが、Windowsの場合は普通の流れであるが、Mac OS X Tigerの場合には、もっと簡単だったのは、ちょっと感動した。
これは、Photo Boothの撮影画像の下へ表示されているメールのアイコンをクリックするだけで、直ぐにメールソフトが起動する。しかも、既に起動したMac OS X Tigerの標準メールソフト「Mail」のPOP3やSMTP設定など、メールサーバの各種設定が、既に完了していたのだ。
これは、iMac 20インチモデル(MA589J/A)の初期設定時に「.mac」の加入設定を行ったのだが、この設定内容がMailにそのまま反映していたのだ。これは、Windowsの標準装備のメールソフト「Outlook Express」では考えられない程、親切な仕様だ。
起動したMailの宛先へ、アップル社の事務局アドレスを入力し、サブジェクトと本文を記述、そして「送信」をクリックすれば、課題は完了。事務局のインストラクタ氏が言っていたのだが、「凄く簡単です!」は、決してアップル社の手前味噌な言葉ではなく、本当に簡単な課題だった。
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