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2007年1月 7日

Start Mac [5]

 年末の大掃除を兼ねて、筆者の仕事部屋を片付け、アップル社によるStart Mac体験モニター」プログラムの借用品である、「iMac 20インチモデル(MA589J/A)」を本格的に使用し始めた2007年の正月であるが、なにせ狭い筆者の仕事部屋なので、iMac 20インチモデル(MA589J/A)を使い勝手の悪い環境から、改善する必要に迫られた。
 まず、iMac 20インチモデル(MA589J/A)用のBluetooth接続による「Apple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)」を用いているので、キーボードは何処でも使えるので、不具合は無い。しかし、このApple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)には、iMac 20インチモデル(MA589J/A)に付属する、USB接続のMighty Mouseを接続するための、USBポート(USB HUB)が装備されておらず、マウスの使い勝手が悪くなってしまった。

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 これを解決すべく、新たに筆者が購入したのが、Bluetooth接続による「Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)」だ。やはり、キーボードがBluetooth接続で、どこでも使えるのであれば、マウスも当然ながらBluetooth接続によって、何処でも使えなければ、快適な操作環境は得られない。
 筆者宅には、既にBluetooth接続による光学マウスが1個あるのだが、出張時用の小型なマウスで、出張時には便利なのだが常用するには小型過ぎる。また、iMac 20インチモデル(MA589J/A)に付属する、USB接続のMighty Mouseの操作感が、結構使いやすく感じたので、同じ操作感を提供してくれるであろうApple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)を、新たに購入してみたわけだ。

クリックで拡大ポップアップ Mighty_mouse_2

 Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)は、Bluetooth接続による無線マウスであると共に、iMac 20インチモデル(MA589J/A)に付属する、USB接続のMighty Mouseが、単なる光学マウスだったのに対して、レーザー光線による光学マウスである点も、大きく違う点だ。
 Bluetooth接続なので、Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)には電池が必要となる。この内蔵する電池は、通常の単三電池が2本であるが、ニッケル水素型の充電タイプも使えるし、場合によっては単三電池1本でも動作が可能となっている。筆写は、ある程度の重さがあるマウスが好みなので、単三電池2本で問題ないが、軽いマウスが好みの場合には、1本で使うことも出来る。
 Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)に付属してくる電池を装備し、レーザー光線の発射と、受光部分の蓋を兼ねたスイッチをオンにすると、動作状態を示す緑色のLEDが点滅を開始するのは、Apple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)と全く同じだ。ちなみに、レーザーの発光は目視できないので、恐らく赤外線レーザーが使用されているのだろう。

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 iMac 20インチモデル(MA589J/A)に付属する、USB接続のMighty Mouseと、今回購入したApple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)を比べてみると、本体は全く同じ操作感であり、ボタンやホイール用のミニボールも同じだ。重さは、やはりApple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)が重く、その分マウスとしての操作感が異なっている。
 表から見た目で、その違いが判るのは、USBケーブルの有無だけだが、正直なところiMac 20インチモデル(MA589J/A)に付属する、USB接続のMighty MouseUSBケーブルは短すぎる。これは、キーボードへ接続する事を想定した長さだからなのだろう。従って、Apple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)とペアで使うならば、Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)は必需品だと言うと、言い過ぎだろうか。

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 Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)を、iMac 20インチモデル(MA589J/A)に登録(Bluetoothによるペアリング)は、付属のマニュアルに従えば、簡単に行えるのだが、今回は前回のApple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)と同じく、Mac OS X Tigerのテストも兼ねて、少し乱暴な方法でペアリングを試してみた。
 まず、iMac 20インチモデル(MA589J/A)に装着してある、USB接続のMighty Mouseを外してしまいApple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)の電源をオンにし、その後にiMac 20インチモデル(MA589J/A)の電源をオンにする。
 すると、Mac OS X Tigerが起動後、自動的にBluetoothマネージャが起動し、Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)を認識した。この辺りのMac OSの作り込みは、さすがにアップル社だ。Windowsマシンでは考えられない程、簡単にBluetooth対応のキーボードやマウスが、すぐに使えるようになる。
 実際には、全て自動という訳ではなく、Mac OSが認識したApple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)を登録するため、画面に従って一度だけマウスをクリックすることになる。特にPINコードの入力などは、Apple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)と異なり要求されない。

クリックで拡大ポップアップ Mighty_mouse_5

 また、Mac OS X Tigerに装備されている、キーボードとマウスのユーティリティでは、Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)Apple English Version Wireless Keyboard (M9270LL/A)の電池消耗を表示してくれるなど、アップル社専用Bluetooth機器に対してだけは、凝った作りとなっている。
 しかし、Bluetoothのサポート・デバイスとしては、HID機器以外にSPPやファイル転送程度しかプロファイルを装備しておらず、A2DPAVRCPのサポートが無く、筆者としては愛用するPLANTRONICS社製のBluetoothヘッドフォン(ヘッドセット機能付き)Pulsar 590A」が使えずに、非常に不満のあるBluetooth機能だ。
 とは言え今回、筆者が購入したApple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)の使い勝手は、非常に良く予想以上に満足している。これは、Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)がレーザー式の光学マウスである点が、大きく使い勝手を向上させていると言える。
 同じ光学式マウスでも、一般的な発光ダイオード式であるiMac 20インチモデル(MA589J/A)に付属する、USB接続のMighty Mouseのでは、筆写の白い作業机上では、マウスが殆ど反応してくれないのだが、今回購入したApple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)では、全く問題なく反応してくれる。一般的に光学マウスでは、マウスパッドや机を選ばないと、操作が行えないのだが、レーザー式の光学マウスでは、この操作環境を大幅に緩和できる上、マウスポインターの動きも、非常に良くなるのだ。
 Apple Wireless Mighty Mouse (MA272J/A)は、Windows環境でも使用可能(一部機能しない操作もあるが)なので、Macユーザのみならず、Windowsユーザにも勧められるBluetoothによるレーザーマウスだ。


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