Palm Chronicle
今日、見本誌が宅配便で送られてきた。「Palm Chronicle」(Paim クロニクル:技術評論社刊)という書籍だが、筆者は執筆していないのだが、過去(季刊時代だった頃)の「Mobile PRESS」に掲載された、筆者の記事が転載されているので、わざわざ編集担当氏が送ってくれた書籍だ。
筆者が当時使用していた、IBM社から販売されていたPalmのOEMマシン「WorkPad」と、ソニーの小型GPS受信機「IPS-8000」を接続し、PDAとGPSの親和性を評価していたのを、懐かしく想い出した。Paim クロニクルに掲載されている写真では、市販されていたクリアケースに改装したWorkPadと、ソニーが試作で数台だけ作成したクリアケース筐体のIPS-8000が掲載されている。
現在も、これらの機材は手元に残っているが、既にミュージアム展示品に近い、言わば絶滅種となってしまったPDAとGPS受信機である。Palmも一時代を築いたPDAの代名詞であったが、時代とメーカに翻弄された感が強く、日本市場では絶滅危惧種になってしまった。そういった時代の流れを、本書「Palm Chronicle」は歴史として、題名通り記録してある書籍だ。
Palmならずとも、PDAに興味があるならば、本書を懐かしく読んでみるのも、今隆盛のスマートフォンを知る上で、参考になる書籍だと思う。
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