セカンドライフの作り方
台風9号が接近して風雨の強くなっている横浜は、暴風雨となっている状態で、バスのダイヤも大幅に乱れている状態だ。幸いにも電車は若干のダイヤの乱れはあったが、バス待ちの長い行列やタクシー待ちの行列が見えたので、時間を少し調整しようと入った書店で目についたのが、ASCIIから発刊されていた「セカンドライフの作り方」というガイドブックのムックだった。
既に、本書「セカンドライフの作り方」は第2刷りとなっており、表紙には「セカンドライフ関連書、売上No.1」の広告印刷も見えた。内容的には、Second Lifeで作ることができるオブジェクトの作成方法が、詳しく解説されているガイドブックとなっている。解説されているオブジェクトは、プリムをはじめアバターのスキンや服、それらの修正方法などと基本的なオブジェクト制作が網羅されており、サンプルを例に応用しやすい解説となっている。
「セカンドライフの作り方」の内容的には、オブジェクトの制作方法の実例(画面キャプチャをが豊富で初心者にもわかりやすく構成されている)による解説で、ページも殆どがカラーページになっており、例に沿って実際にオブジェクトを作成してみることで、Second Life内でのプリム制作や、アバターのスキン作成、服の作成などをマスターできる様に親切な内容なので、初心者にはお勧めできるガイドブックである。
残念ながら、Second Life内の「動き」を司るスクリプトに関しては、「セカンドライフの作り方」には記述が殆ど無いので、内容的には前回紹介した「セカンドライフで作るリンデンスクリプト入門」などを参考にする必要があるのだが、内容的なギャップが大きい。できれば、本書「セカンドライフの作り方」は「バーチャルワールド・ガイドブック」シリーズというムックのシリーズ本なので、本シリーズで本書の続編となるべきスクリプトの初心者向けのガイドブックが出版されると、本書「セカンドライフの作り方」と共にペアで初心者向けのガイドブックになるのではないかと思う。
ちなみに、本書「セカンドライフの作り方」では自分で作成したオブジェクト(プリムやアバター用のスキンや服など)を、Second Life内で販売する方法もまでも記述されており、Second Life入門書としては、応用までも含めて実践的なガイドブックとなっており、好感が持てる内容だ。既にSecond Lifeのメタバースを楽しんでいるユーザであっても、本書「セカンドライフの作り方」を読めばSecond Life内でクリエータとしてデビューすることも出来、新たなSecond Lifeの楽しみ方が可能となるだろう。
■ セカンドライフの作り方 日本語版対応 バーチャルワールドガイドブックシリーズ【価格1,680円(税込)】
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