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2007年10月17日

3DMark06 Windows Vista編

 先週、筆者がレポートした台湾ASUS社製「ASUS N7600GS SILENT/HTD/2」にバンドルされてきた、3Dベンチマーク・ソフトウェアの3DMark06 Advanced CD-ROM版(登録用のキー番号がCD-ROMのジャケットへ印刷されている)による、Windows XP Professional32ビット版とx64 Edition)環境上でのベンチマーク結果だが、お約束通りに今回は、「Windows Vista Ultimate」(32ビット版)と「Windows Vista Ultimate x64 Edition」環境上での3DMark06 Advancedによるベンチマーク結果をレポートする。

3dmark06_vista_0

 ちなみに、ASUS N7600GS SILENT/HTD/2にバンドルされてきた3DMark06 Advanced CD-ROM版は、バージョン1.0.2であったため3DMark06 のダウンロード・ページより、最新版となるバージョン1.1.0をダウンロードしてアップデートしている。最初は、差分アップデートを行ったのだが、うまくアップデート出来なかったので、3DMark06 Advanced (Build 1.1.0)そのものをダウンロードし、再インストールを行ったら正常にアップデートが行われた。

クリックで拡大ポップアップ 3dmark06_vista

 3DMark06 Advancedによって実行される3Dベンチマーク・テストは、TEST1TEST4までとCPUベンチマーク・テストなどだが、無料で誰でもがダウンロードして実行可能な3DMark06 Basicでは、TEST1TEST3だけによる3Dベンチマーク・テストが行える。このTEST1TEST4までの3Dベンチマーク・テストは、見ていても面白く綺麗な3Dによるアニメーション(低速なGPUを搭載したグラフィック・ボードでは、コマ送り状態になるが)で、見たことが無い方は是非3DMark06 Basic版をダウンロードして、実行してみるとよいだろう。

クリックで拡大ポップアップ 3dmark06_vista_1

 まず、以前レポートした「Second Life on Windows Vista (1)で紹介した、「Windows Vista Ultimate」(32ビット版)の環境で、CPUPentium 4/3GHz、メモリが2GB、そしてGPUIntelのチップセットである945G内蔵グラフィック・チップのデスクトップPC環境(ベアボーン・キットの「ASUS P2-P5945G」)だ。Intel 945G内蔵グラフィック(GMA950)の3DMark06 Advancedによるベンチマーク・テスト結果だが、予想はしていたがAthlon 64 3200+GeForce 6200A/128MBWindows XP Professionalでのテストだが)の355よりも、かなり低いスコアだった。
 さすがに、GPUとは名ばかりの実体はグラフィック・アクセラレータ(実際GMA950の名称は、Graphic Media Acceleratorの略からきているのだろう)なので、致し方ない3DMark06スコアの数値で、234という低いスコアだ。GeForce 6200A/128MBと同様に、HDR/SM 3.0ファンクションがサポートされていないので、テストはパスされており、「Future Tests」項目も二つほど未サポートの機能があるのか、テストが実行されていない。加えて「Batch Size Tests」のテスト項目では、3DMark06 Advancedがハングアップしてしまうため、テストを行わないように設定を変更した。

 二つ目の3DMark06 Advancedによるベンチマーク・テスト結果は、アップル社によるStart Mac体験モニター」プログラムで筆者へ譲渡された、「iMac 20インチモデル(MA589J/A)」へインストールしたWindows Vista Ultimate (32bit版)での、3DMark06のスコアで1429だった。iMac 20インチモデル(MA589J/A)に搭載されているGPUは、ATI(現AMD)のMobility RADEON X1600 GPUであり、プロセッサはIntele Core 2  Duo/2.16GHzだ。さすがに、CPUテストのスコアは1826と、後述するAthlon 64 X2 3800+よりも高く、筆者の現用マシンの中ではダントツのパワーを誇っている。
 また、「Future Tests」項目でパスされているテスト項目が一つあり、CPU性能で劣っているAthlon 64 3200+ASUS N7600GS SILENT/HTD/2による、3DMark06スコア2035Windows XP Professionalでのテストだが)に比べても低いスコアの1429は、ATI(現AMD)のMobility RADEON X1600 GPUが、3DMark06スコア(総合)の足を引っ張ってしまっていると思われる。実際に、Second Lifeビューアを動作させてみた感じでは、デフォルトのクオリティ設定であれば遅いという感じはしないのだが、後述するAthlon 64 X2 3800+ASUS EN7600GS SILENT/HTD/を単独で使用する設定と比べてみても、動作は若干ながら緩慢な感じがする。

クリックで拡大ポップアップ 3dmark06_vista_2

 次は、Athlon 64 X2 3800+ASUS EN7600GS SILENT/HTD/Windows Vista Ultimate x64 Edition環境)搭載メモリ4GBを、単独で使用する設定での3DMark06スコアで、2208という結果が得られた。この結果は、前回レポートしたWindows XP Professional x64 Edition環境の結果と、ほぼ同じ(3DMark06スコアは2238)だ。ASUS EN7600GS SILENT/HTD/単独のスコアで、前回同様マザーボードの設定を変更して、マスター側のPCI Express x16スロットを、本来のPCI Express x16スロットとして動作する様に設定している。
 同じ環境で設定を変更してASUS EN7600GS SILENT/HTD/SLI構成とし、二枚のASUS EN7600GS SILENT/HTD/で使用した結果はというと、SLI構成での3DMark06スコアは3701となった。この3DMark06スコアも、Windows XP Professional x64 Edition環境の結果(3DMark06スコア3635)と、ほぼ同じだがWindows Vista Ultimate x64 Edition環境の方が高い3DMark06スコアを得られたので、Windows XP ProfessionalWindows Vista Ultimateによる、OS環境の違いはベンチマーク・テストの結果に対して、殆ど影響していないと思われる。

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 一部の都市伝説的に言われているような、Windows XP ProfessionalよりもWindows Vista Ultimateは遅いということは無く、少なくとも同一ハードウェア上での、3DMark06 Advancedによる3Dベンチマーク・テスト結果では、むしろ測定誤差的な数値ながら、逆にWindows Vista UltimateASUS EN7600GS SILENT/HTD/によるSLI構成の場合)の方が早いという結果だった。確かに、Windows Vista Ultimateの消費するメモリ量は多く、筆者のWindows Vista Ultimate x64 Edition環境では、OSのみ(ウィルスガードやATOKなどのソフトも加えて)で1GBを超えて消費している。
 Windows Vista Ultimate (32bit版)では、64ビット版よりもOSの消費メモリ量は若干少ないが、それでも1GB弱をOSで消費してしまう。それに対して、Windows XP Professional64ビット版も含めて)SP2では、512MB前後のメモリしかOSが消費しないので、1GBの搭載メモリでもHDDスワップを発生することは殆ど無いのだが、Windows Vista Ultimateの場合には1GBの搭載メモリでは、ウィルスガードや常駐ソフト、ドライバなどに加えてアプリケーションの起動によって、HDDへのスワップが発生してしまい動作速度が低下してしまうのだろう。
 Windows XPも初代からSP1SP2と改訂されて行く段階で、当初は512MBの搭載メモリでも十分快適に動作していたのだが、改訂に伴ってOSが肥大化してOS自体が消費するメモリ量も増加してきたため、Windows XP Professional SP2では512MBの搭載メモリでは不足気味となり、快適に使うには1GBのメモリを要求するようになってしまった。Windows Vista Ultimate (32bit版)では、1GBの搭載メモリを推奨されているが、実際には1GB以上(1.5GB2GB)の搭載メモリでなければ、実行するアプリケーションによってHDDスワップ無しには動作しないので、単純にOSだけをWindows XP SP2から、Windows Vista(32bit版)へアップグレードすると、メモリが不足して動作が緩慢になってしまうわけだ。
 特に写真画像を多く開くとメモリを大量に消費する2DアプリケーションのPhotoshopや、3DアプリケーションではSecond Lifeビューアも大量のテクスチャを使用するので、搭載メモリが多い(4GBの)場合には、1GBを超す消費量となるので、搭載メモリには余裕があった方が、より描画速度や動作速度も早くなるため、メモリ価格の暴落している昨今、Windows XPにしろWindows Vista(32bit版)にしろ32ビットOS環境でも、最低2GBは搭載しておきたいところだ。

 無論、3DアプリケーションとなるSecond Lifeビューアを普通に動作させるには、最低でも3DMark06スコアが1000を超えるグラフィック環境が不可欠だろうし、快適な動作となると3DMark06スコア2000を超えるグラフィック環境が必要となる。そして更に快適な動作と共に綺麗な描画を同時に行うには、3DMark06スコア3000を超えるグラフィック環境が必要となるだろう。
 Second Lifeビューアを快適で綺麗に動作させる3DMark06スコア3000以上でも、現状の最新3Dゲームを動作させる場合だと、3DMark06のスコアが低すぎてしまうローエンドのPCグラフィック環境なのだが、少なくともSecond Lifeビューアを動作させる場合ならば、一世代前のGPUを搭載しているGP版のASUS N7600GS SILENT/HTD/2や、PCI Express x16版のASUS EN7600GS SILENT/HTD/でも十分に活躍してくれるだろう。
 また、SLIへ対応しているマザーボードとグラフィック・ボードを使用しているならば、一世代前のGeForce7000シリーズや、更に二世代前となるGeForce6000シリーズであっても、同じグラフィック・ボードを一枚追加購入してSLI構成とすることで、より快適にSecond Lifeビューアを動作させることができるので、コストパフォーマンス的に良いアップグレードとなるだろう。


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