SAMSUNG mobile 820SC (後編)
先週、ファーストインプレッションでお届けした「SAMSUNG mobile 820SC (前編)」に引き続き、後編のSAMSUNG mobile 820SCレポートをお届けする。SAMSUNG mobile 820SCの特徴は、ソフトバンク・モバイルの「SAMSUNG mobile 920SC」では、携帯電話としてはトップクラスの内蔵デジタルカメラだったのに対して、2.6インチの有機ELディスプレイを装備したワンセグTV受信機能を内蔵している点だろう。
しかし、既に殆どの各社携帯電話には、殆ど標準装備と言っても過言では無いほど、ワンセグTV受信機能が装備されている昨今、ワンセグTV自体は珍しくも何とも無い。また、有機ELディスプレイもSAMSUNG mobile 820SCのみが搭載している訳ではなく、既に先行したSAMSUNG mobile 920SCでも、2.4インチのサイズながら有機ELディスプレイを搭載していたし、auの機種ではワイドタイプ有機ELディスプレイを搭載した、ワンセグTV内蔵型携帯電話も既に販売されている。
しかし、ソフトバンク・モバイルの携帯電話の中では、有機ELディスプレイを搭載した、ワンセグTV内蔵型携帯電話は、SAMSUNG mobile 820SCのみであり有機ELディスプレイを搭載しているのも、SAMSUNG mobile 920SCとSAMSUNG mobile 820SCだけなので、ソフトバンク・モバイルの機種で有機ELディスプレイ搭載でワンセグTV機種を選ぼうとすれば、SAMSUNG mobile 820SCだけで選択肢は狭まる(SAMSUNG mobile 821SCが発売されれば、二機種から選べるが)。
さて、SAMSUNG mobile 820SCのレポートの続きをしよう。SAMSUNG mobile 820SCの付属品は、SAMSUNG mobile 920SCと同じUSB接続ケーブル兼充電ケーブルと、充電コネクタの変換アダプタが二個同梱されている。これは以前のレポートを参照して欲しい。SAMSUNG mobile 820SC独自の付属品としては、標準3.5mmφへのイヤーフォンアダプタと、標準3.5mmφステレオ・イヤーフォンが付属している。標準3.5mmφへのイヤーフォンアダプタには、マイクと着信ボタンが装備されているので、市販のマイクを装備していないMP3プレーヤ用のステレオ・イヤーフォンを、この変換アダプタへ接続した場合でも、着信と通話が出来るのは優れたアダプタだ。SAMSUNG mobile 920SCユーザ向けにもオプション設定で構わないので、このアダプタを販売して欲しいと思うソフトバンク・モバイルより、「サムスン用マイク付ステレオイヤホン変換ケーブル」(SCLAJ2)として発売された。
他のSAMSUNG mobile 820SC独自の同梱品としては、試供品という扱いであるがワンセグTV受信時に、SAMSUNG mobile 820SCの視聴用スタンドとなる、ストラップ型の小型スタンドだ。これも、非常に使い勝手が良い設計で、ストラップ部分とスタンド部分は、ワイヤー中央からネジ式で分離できる構造となっており、SAMSUNG mobile 820SCのストラップ・ホールへ装着しておけば、出先でワンセグTVを視聴する際には便利に使用できるだろう。
SAMSUNG mobile 920SCとSAMSUNG mobile 820SCを比べてみると、大きさは殆ど同一だ。SAMSUNG mobile 920SCのスライド型と比較して、クラムシェル型のSAMSUNG mobile 820SCの場合、有機ELディスプレイを開いた状態では、通話し易い形状となる。また、搭載している有機ELディスプレイも、2.6インチとSAMSUNG mobile 920SCの2.4インチから一回り大型化されているので、文字表示なども見やすくなっている。
厚みなども、SAMSUNG mobile 920SCとSAMSUNG mobile 820SCでは殆ど同じなので、ソフトバンク・モバイルの有機ELディスプレイ搭載機種から、スライド型かクラムシェル型かという、機能的なデザインで機種を選ぶ場合にも、重さや大きさは殆ど同じ両機種なので、デザインの好きな方を選べば良いだろう。ちなみに、筆者がSAMSUNG mobile 820SCのカラーをダーク レッドにしたのは、SAMSUNG mobile 920SCとの比較という意味もあってのことだ。
テンキーパッドの部分では、SAMSUNG mobile 920SCがフレーム部分と同色のカラーリングだったのに対して、SAMSUNG mobile 820SCでは筐体のカラーに関わらず、ブラックのカラーリングになった。これは、見やすさという点において、赤いテンキーパッドに白の文字だったSAMSUNG mobile 920SCよりも、黒地に白の数字や文字の方が、はるかに見やすい。また、テンキーパッドのバックライトも、SAMSUNG mobile 920SCが白色LEDだったのに対して、SAMSUNG mobile 820SCでは白色に近い青色LEDが採用されているので、夜間の見やすさでもSAMSUNG mobile 820SCの方が良い感じだ。
SAMSUNG mobile 820SCの最大の特徴でもある、2.6インチ有機ELディスプレイは、最初にSAMSUNG mobile 920SCに搭載されていた、2.4インチの有機ELディスプレイを見た時に感じた鮮やかさよりも、画面サイズが一回り大きくなったことによって、更に鮮やかさが増して見えた。実際に、両社を比べてみるとSAMSUNG mobile 820SCに搭載された有機ELディスプレイの方が、輝度が高い様に感じた。有機ELパネルの個体差やモデルが異なるので、何とも言えないところであるが、この有機ELディスプレイの鮮やかな画面は、実機を見ないと判らないだろう。
特に、液晶ディスプレイに比べてみると、やはりコントラスト比が二桁違うのも頷ける。メニュー画面などでは、さほど感じないのであるがワンセグTV放送の受信時や、壁紙の画像などでは、その差がハッキリと判るだろう。これでも、是非SAMSUNG mobile 820SCを、ショップなどの店頭でモックではなく実働するホット・モックによって、自分の目で確認して欲しい。
SAMSUNG mobile 820SCには、サブディスプレイにもカラーの有機ELディスプレイが搭載されており、かなり贅沢な装備と言える。この有機ELパネルのサブディスプレイは、一昔前の携帯電話に搭載されていた、液晶のメイン・ディスプレイの大きさであるが、発色は比較にならないほど鮮やかだ。いわば、ダブル有機ELディスプレイ搭載と言ったところで、有機ELディスプレイ・パネルの生産では、世界のトップに君臨している韓国SAMSUNG ELECTRONICS社ならではの、おしみのない贅沢な有機ELディスプレイの多用だ。
ただし、メインの有機ELディスプレイと比較した場合は、発色数が少ない点と、輝度も低く抑えられているような感じだ。しかし視認性という面では鮮やかな発色の有機ELパネルの特徴は備えている。バッテリの持ち時間の関係なのだろうが、メインの有機ELディスプレイと違い、サブ・ディスプレイでは輝度調整(自動で二段階に輝度が変化するが)を行えないのが残念なところだ。
SAMSUNG mobile 820SCのレポートは、引き続いて今後も行う予定なので、その他のSAMSUNG mobile 820SCに装備されている機能に関しても、随時レポートをしていく。また、筆者が昨年購入したシャープ製「AQUOSケータイ」こと「920SH」や、同じく家内用に昨年購入したシャープ製「FULL FACE」こと「913SH」のワンセグTV受信機能などとも、比較してみたいと思っている。
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