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2008年2月19日

SoftBank PHOTOS 920SC (10)

 先日、筆者の元へSAMSUNG mobile 920SCの、新発売記念プレゼントの2GB micorSDカードと、ストラップ型USBmicroSDカードリーダが、届いたので簡単に紹介しておく。筆者の場合は、韓国SAMSUNG ELECTRONICSより、SAMSUNG mobile Blogger Night」出席者全員へ、評価モニター用としてプレゼントされたソフトバンク・モバイルの「SAMSUNG mobile 920SC」であるが、担当者の方へ確認したところプレゼントされたPHOTOS 920SCでも申し込み可能との事だったので、筆者も申し込んでみたのだ。

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 宅配便のメール便で送られてきた、2GB micorSDカードと、ストラップ型USBmicroSDカードリーダは、今回のキャンペーン専用のパッケージの様で、2GBmicroSDメモリカードは既にストラップ型のUSB接続タイプmicroSDカードリーダ内へ装着されていた。USB接続タイプmicroSDカードリーダは、SAMSUNG mobileのオリジナル品というわけではなく、台湾製の汎用製品(筆者も全く同じ色違いの製品を所有している)に同社のロゴがプリントされたものだ。ただしストラップ部分が、筆者の所有している製品と異なっており、プラスチック製ネジによって分離できる構造となっている。

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 筆者の所有している同型のUSB接続タイプmicroSDカードリーダは、白色のプラスチック製でストラップ部分も分離出来る構造ではなく、携帯電話に装着しているとPCへ接続する場合に、携帯電話ごとPCUSB端子まで持って行かないと使用できないのだが、SAMSUNG mobileのプレゼント品ストラップ型USBmicroSDカードリーダは、ストラップ部分で分離できる構造の為、非常に使い勝手が良い。
 もちろん2GB micorSDカードは、フラッシュメモリの製造に関して最大手のSAMSUNG ELECTRONICSなので、品質的には問題は全くなくPHOTOS 920SCだけでは無く、他のmicroSDをサポートするガジェット機器や、miniSDや通常のSDカードとしてもアダプタを介して接続してみたが、デジタルカメラなどでも問題なく認識されて記録と読み出しができたのは言うまでもない。

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 さて、PHOTOS 920SCのレビューも今回で10回目(ファーストインプレッションから数えれば11回目)となり、今回のレポートで一応は終了としたい。今までレポート出来なかった、その他の良い部分や、逆に悪い点なので改良して欲しい部分を、簡単にまとめておく。PHOTOS 920SCのデジタルカメラ部分は、携帯電話に内蔵されているデジタルカメラ機能として見れば、トップクラスの性能を持っている事は間違いない。オートフォーカス(AF)が時としてに甘くなる事があるのだが、暗い場所ではAF補助のLEDが点灯したりと、デジタルカメラ単体製品なみの機能もサポートしている。
 PHOTOS 920SCの内蔵キセノン・フラッシュは、デジタルカメラ専用機に比べるとガイドナンバーが低く、他のLED光源を用いた携帯電話内蔵デジタルカメラに比べれば光量は大きいのだが、もう少しガイドナンバーが欲しかった。また、AF補助用LED光源も自動発行だけでなく、ポケットライト代わりにスイッチで自由に点灯できるようになっていればと思う。撮影環境によっては、AFの精度を上げることも撮影者の判断によって可能になるのだろう。
 PHOTOS 920SCの携帯電話としての機能では、「マルチ検索」機能がPHOTOS 920SCの優れた機能だ。PCWindowsMac)環境では、OS標準機能だったりGoogleデスクトップによる検索機能などで、今では当たり前になった検索機能だが、携帯電話環境ではサポートしている機種は少なく、スマートフォンでも標準ではサポートされていない機種も多いのだが、PHOTOS 920SCでは標準でサポートされており、これは凄く便利だ。
 Google Android」携帯電話のSDKに含まれるエミュレータにも、Googleらしく検索機能が装備されているのだが、今後の携帯電話には必要とされる検索機能が標準装備なのは嬉しい。今後の機種では更に、PHOTOS 920SCのマルチ検索を進化させて、内蔵デジタルカメラで撮影した画像ファイルのExif情報へ検索タグを埋め込み、画像検索へも進化発展して欲しいと思う。また、GPS受信機の内蔵によって、撮影画像のExifへ緯度経度情報(ジオタグ)を同時に記録して欲しいところだ。

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 この他、PHOTOS 920SCの特徴である有機ELディスプレイに関しては、TFT液晶ディスプレイに比べると、その鮮やかな発色や視野角の広さなどは大変に素晴らしいと思うのだが、輝度に関してはもう少し明るく設定できた方が良いと思う。特に、野外での晴天時にPHOTOS 920SCのデジタルカメラを使用する際、ビューアが太陽光で見えにくくなってしまう事もあり、電池寿命とのトレードオフなのだろうが、もっと輝度が欲しくなる。
 また、有機ELディスプレイを搭載しているPHOTOS 920SCであるが、メニュー画面には「バックライト」という項目が数カ所散見できる。有機ELディスプレイには、透過型TFT液晶ディスプレイとは違い、LEDによるバックライトは装備されておらず、有機ELディスプレイのパネル自体が発光するハズだ。他機種とのメニューの互換性からなのだろうか、誤ったメニュー項目なので、有機ELディスプレイの特徴でもあるパネル自体が発光、という点をアピールする意味でも、「ディスプレイ輝度」か「有機ELパネル輝度」などのような記述に改めて欲しいところだ。
 加えて、最新の国内携帯電話では大型ディスプレイの搭載が標準的になっており、PHOTOS 920SCの搭載している2.4インチQVGA有機ELディスプレイは、正直なところ小さすぎる。QVAという解像度(海外機種では高解像度と言われることもあるが、国産機種では決して高解像度ではない)であれば、やはり2.62.8インチ程度は最低でも欲しいし、できればワイドQVGAのディスプレイを搭載し、デジタルカメラの撮影画像もワイド対応の記録サイズで撮影可能にして欲しいところだ。
 PHOTOS 920SCの元になった(と思われる)SAMSUNG mobile製海外端末「G800」では、PHOTOS 920SCには無いFMラジオ受信機能がサポートされている。何故かPHOTOS 920SCには非搭載となってしまっているが、これは非常に残念だ。出来ればワンセグTVを搭載して欲しかったところだが、FMラジオでも構わないので非搭載とせずに搭載して欲しかったところだ。これは、震災などに出先で遭遇した場合、過去の例からも携帯電話網は使用不能になってしまう。そんな災害時の情報ツールとしては、ワンセグTVFMラジオが装備してあればと思う次第だ。
 また個人的な好みからすれば、オーソドックスな(悪く言えば平凡な)PHOTOS 920SCのデザインよりもオリジナルのG800の方が、ヨーロッパ的なデザインで好感が持てる。似通ったデザインが多い国内携帯電話の中で、個性的なデザインを海外で多く発売しているSAMSUNG mobileなので、海外端末と共通のデザインで日本国内向けも販売して欲しいと思うのは筆者だけだろうか。

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