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2008年3月 2日

OpenLife GRID

 先月、筆者がレポートをしたOpenSimulator Version 0.5」(OpenSim Ver.0.5)であるが、既にOpenSimを用いて本家のSecond Lifeと同様の、商用サービスが開始されている。まだ開始されたばかりのサービスではあるが、そこに展開されているメタバース(3D仮想空間)は、Second Lifeβ運用が開始された当時とよく似た状態であり、まさに仮想世界が創世され始めたばかりで、初期のSecond Lifeを思い出させてくれる。

クリックで拡大ポップアップ Openlife_0

 OpenSimを用いて開始されたのは、その名も「OpenLife GRID」で、現在SimOpenSimが稼働しているRegion単位)サーバの分譲販売が行われている。OpenLife GRIDの面白い点は、Second Lifeの場合では名字が(定期的に変更される)選択可能な中から選ぶ形式なのに対して、OpenLife GRIDでは自由に名前と名字を入力できる点だ。無論、同じ名前と名字の組み合わせの場合、早い者勝ちとなる訳だが自由度という点ではSecond Lifeよりも高い。上の画面キャプチャをクリックして、ポップアップする拡大画面を見てもらえば一目瞭然であるが、筆者の実名によるフルネームでアバターの登録を行えた。

クリックでサイトへジャンプ Openlife_1

 OpenLife GRIDでは、ユーザ登録の方法がSecond Lifeと異なっている上に、日本語による説明も無く、全て英語によって記述されているので、簡単にユーザ登録の方法を解説しておく。無論、Second Lifeと同様にOpenLife GRIDでもユーザ登録は無料で行え、OpenLife GRIDへのログインも無料である。今のところ有償なのは、Regionサーバ(Second LifeSimと同等)のレンタルをする場合だけだ。

Openlife_2

 まず、OpenLife GRIDのサイトへWebブラウザ(筆者が試したところ、IE7.0Firefox 2.0では問題なく登録が行えた)でアクセスし、表示されたWebページの画面右上のメニュー表示「Register」をクリックする。

Openlife_3

 すると、ユーザ登録の画面メニューが表示されるので、赤い(←)表示のある部分の入力を行う。「User Name:」は、OpenLife GRIDWebサイトへログインするためのID名となり、既に登録されているIDを入力するとエラー表示となる。「Fast Name:」は自分の名前で、「Last Name:」は名字であるが、ここで入力した氏名がOpenLife GRIDの仮想空間へのログイン名となる訳ではないので、後にRegionサーバ(Second LifeSimと同等)を購入する場合などには、クレジットカードの名前と照合される可能性もあるので、購入予定がある場合には本名を入力しておいた方が良いのかもしれない。
 「Display Name:」は、OpenLife GRIDWebサイトへログインした際に、サイトに表示されるハンドル名であり、通常は「User Name:」と同じで構わないと思うが、セキュリティの観点から異なったハンドル名などを表示したい場合には、ここへ入力しておく。「Email Address:」は、自分のメールアドレスを入力し、「Password:」と「Confirm Password:」は、OpenLife GRIDWebサイトへログインする際のパスワードを入力すれば良い。

クリックで拡大ポップアップ Openlife_4_2

 全ての項目へ入力が終わったら、「Security Code:」に表示されるグラフィックの英数字を読み、キーボードから読み取った英数字をセキュリティ・コードのグラフィック表示下に表示されている入力ボックスへ入力する。これらが完了したら登録画面下にある、「Register」をクリックすれば、OpenLife GRIDWebサイトへログインする登録が完了する。インプットミスや、名前などが既に登録されている場合には、その重複部分やミス入力した部分にエラーが表示されるので、再入力を行うことになるわけだが、「User Name:」以外は重複によって登録出来ないことはないだろう。

クリックで拡大ポップアップ Openlife_5

 OpenLife GRIDWebサイトへログインする登録が完了すると、自動的にOpenLife GRIDのアバター登録画面「Avatar Toolbox」が表示される。ここで、はじめてOpenLife GRIDのユーザ登録を行う事になるわけだ。アバターの登録は、「Add Avatar」をクリックすると、アバターの名前や名字を入力する画面「Edit Avatar」が表示される。
 また、この時点で画面左上に「Display Name:」で登録したハンドル名が表示されるので、同時に確認しておこう(上の画面キャプチャで左上に赤い囲い部分に表示されているのだが、画面キャプチャではモザイクを掛けてある)。

クリックで拡大ポップアップ Openlife_6

 表示された「Edit Avatar」の画面では、Second Lifeのログイン名でもありアバターの名前と同じで、OpenLife GRID3D仮想世界内での名前ともなる、名前「Fast Name:」と名字「Last Name:」を入力すれば良い。ここでも、既に登録されていなければ、自由に好みの名前「Fast Name:」と、名字「Last Name:」の組み合わせを用いることが出来る。「Home Region:」は、OpenLife GRID3D仮想世界へログインした際のSimRegion)名を指定するのだが、自分の所有するSimRegion)が無い場合、デフォルトである「Welcome to OpenLife」のままで良い。
 登録するアバターの氏名情報を入力し終わったら「Password:」へログイン用のパスワードを入力し、チェックの為に「Again:」へ再度パスワードを入力する。「About Text:」は特に何も入力する必要はなく、必要であれば後で入力することが可能だ。全ての登録情報が入力し終わったらならば、画面したの「Add」をクリックすると、登録が行われるのだが、既に登録されている名前と名字の組み合わせだった場合には、重複する名前の部分にエラーが表示され、再入力が求められる。

Openlife_7

 アバターの登録が完了すると、画面はOpenLife GRIDのアバター登録画面「Avatar Toolbox」の表示へ戻るのだが、ここで再び、「Add Avatar」をクリックすると、アバターの名前や名字を入力する画面「Edit Avatar」が再び表示される。OpenLife GRIDでは、Second Lifeと異なり、複数のアバターを簡単に作成しておく事が可能なのだ。しかも、現時点であればと言う条件が付くが、イニシャル一文字の名前や名字の登録も可能だし、名前だけをイニシャル一文字に設定し、名字はフルスペルで登録と言ったことも可能だ。
 筆者もイニシャル一文字による名前と名字などを登録し、実際にOpenLife GRID3D仮想世界へログインしてみたが、問題なくログインすることが出来た。また、最大いくつまでのアバターが登録可能なのかは、特に制限が設定されていないようで、登録リストのページには、最大で20アバターまでが表示されて、21アバターからは2ページ目に表示された。「Avatar Toolbox」の「Add Update」画面下に表示されている、「1」という数字は、アバターの表示ページのページ番号なのだ。
 登録したアバターの編集や削除は、アバター名の横に表示されている鉛筆のアイコンをクリックすれば、登録時に入力しなかった「About Text:」の内容を再入力したり編集したりする事が出来るし、パスワードの変更やアバター自体の削除なども行うことが可能だ。また、虫眼鏡アイコンをクリックすると、アバターの情報表示だけを行う事もできる。

Openlife_8

 アバターの登録が完了したら、一端OpenLife GRIDWebサイトからログアウトし、前回のOpenSimへのログイン方法で筆者が説明した様に、クライアント(Second Life ビューア)のデスクトップ・シュートカットを編集する必要があるのだが、編集内容のURLが異なっているので、再度解説しておくことにする。

1) デスクトップの「Second Life」ショートカットを、マウスで右クリックしてメニューから「コピー」を選択。

2) デスクトップ上の何も無い場所を、マウスで右クリックしてメニューから「貼り付け」を選択。

3) 新たに出来た「Second Life」のショートカットをマウスで右クリックして「プロパティ」を選択。

4) プロパティが表示されたら、「リンク先」の内容を全て消去して、下記をコピー&ペーストする。

"C:\Program Files\SecondLife\SecondLife.exe" -loginuri http://logingrid.net:8002/

5)OK」をクリックして、プロパティ画面を消す。

 これでOpenLife GRIDサーバへ接続する為の、Second Lifeビューアの・デスクトップ・ショートカットが作成されたので、これをクリックしてSecond Lifeビューアを起動する。起動したSecond Lifeビューアの名前と名字、パスワードには、OpenLife GRIDのアバター登録画面で設定した内容を入力し、「接続」ボタンをクリックすれば良い。
 ちなみに、Second Lifeビューアは、最新のVersion 1.19.0.5WindLight版のVer.1.19.0.80044でもログインは可能だ。ただし、筆者の環境や友人の環境では、どうも昨日リリースされたばかりのVer.1.19.0.5は、本家のSecond Lifeでも接続が不安定であり、同様にOpenLife GRIDへの接続も不安定だった為、可能であれば一つ前の安定版である、Ver.1.18.5.3を用いた方が良いと思う。

Openlife_9

 設定変更したSecond Lifeビューアの「接続」ボタンをクリックすると、OpenLife GRIDへの接続シーケンス画面が表示されるが、最初の接続時には通常表示されるログアウトした際の画面キャプチャは表示されない(ただし、Second Lifeと同じユーザ名でアバター登録した場合には、Second Lifeでのログアウト時にキャプチャされた画像が表示される)。ログインに要する時間は、Second Lifeへのログイン時間よりも、OpenLife GRIDへのログインに要する時間の方が長く要するので、ログインを途中で中断せずに、しばらく待った方が良いだろう。

クリックで拡大ポップアップ Openlife_10

 OpenLife GRIDへのログインが成功すると、OpenLife GRIDの「Welcome to OpenLifeRegionSim)へテレポートされる。このWelcome to OpenLifeには、若干の建物や道路のテクスチャ、樹木のプリムや看板などのテクスチャも存在しているのだが、まだまだ建設途中という雰囲気だ。また、隣接しているRegionSim)も、造成中だったり全くの野原だったりと、創世記らしいメタバースなので、これからの発展が楽しみでもある。
 なんと言っても、OpenLife GRIDで稼働しているOpenSimそのものが、日々ビルドが更新されている状況(筆者が紹介した時点でのビルドは「3569」だったのだが、この記事を書いている時点でのビルドは「3717」で、多い時には一日にビルドが34もアップデートする状況)なので、SimRegion)自体の機能も日々Second Lifeに近づいてきているのだが、まだSecond Life100%互換の環境とは言い難いのも事実である。
 また、まだOpenSim自体の不安定さをOpenLife GRIDのサーバでも、そのまま引きずっているので、RegionSim)間の移動(特に飛行しての移動)の際には、越境する場合にアバターが引っかかってしまったり、またアバターが飛行して越境する場合には、アバターの制御不能となってしまう事なども多々ある。とは言え、こういった問題点はSecond Lifeの創世記には数多く有ったことであり、それらを修正しつつ進化してきたのが現在のSecond Lifeなので、同様にOpenSimを用いたOpenLife GRIDでも、今後安定した稼働へ向けて進化し続けるのだろう。
 筆者がOpenLife GRIDへログインする様になってから、まだ日本人のユーザ(アバター)には一人も会っておらず、殆どが米国やドイツのユーザだった。しかし、人口の多いSecond Lifeに比べると、OpenLife GRIDの人口は未だ少ないためか、ユーザが(初期のSecond Lifeの様に)親切なのも印象的だ。Second Lifeユーザであれば、簡単な設定だけでSecond Lifeとは全く別世界の、メタバース(3D仮想空間)へログインできるので、試してみてはいかがだろうか。

 


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OpenLife GRID へのレジストレーション方法などがまとめられています。 意外とGRID系の登録って苦手なので実ははいってません^^。 ということで興味ある方は、チェキラー! O [続きを読む]

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