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2008年5月26日

DNRH-001 (監視モニタ編)

 筆者が、先月購入した激安(19.999円(税込)の送料無料UPS内蔵PCDNRH-001」であるが、DNRH-001の特徴としてはニッケル水素充電池を内蔵した、UPS標準装備という点に加えて、通常のパソコンやサーバには無い「ファンレス」という点がある。しかし、このファンレスという構造のため、DNRH-001は連続稼働させた場合に、一般的なパソコンに比べ、非常に筐体自体が熱くなってしまう。

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 これは、DNRH-001電源編でも述べたが、電源ユニットの最も大きな熱源の半導体の放熱を、DNRH-001の筐体を用いて放熱している構造が災いしてるのは、明らかだろう。しかも、その最も大きな発熱源である電源ユニットの上部へHDDが実装されており、HDD自体が熱を帯びてしまう構造なので、HDD自体が発熱する熱以上に、HDDが加熱されてしまうわけだ。そこでDNRH-001の内蔵HDDの温度をモニタリングしてみることにし、実測したのが上に掲載したグラフである。

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 DNRH-001へインストールした監視モニタ用ソフトウェアは、Alfredo Milani Comparetti氏が作成配布しているフリーウェアの「SpeedFan Version 4.34だ。SpeedFan Version 4.34は、DNRH-001へインストールして起動すると、自動的にDNRH-001EPIA PDへ搭載されているセンサ・チップを調べ、そのセンサの値を表示してくれる。しかし残念ながら、本来であれば電源電圧などを監視しているセンサによって、各種の電源電圧も表示されるのであるが、DNRH-001では表示されない。
 ちなみに、SpeedFan Version 4.34の起動時は英語表示モードなので、左上に表示される「Configure」ボタンをクリックして、設定ウィンドウを表示させ、設定を変更することで日本語表示に変更することが可能だ。画面左は、DNRH-001へインストールして日本語表示へ設定変更した画面で、画面右は別のPCへインストールした英語表示の画面である。DNRH-001へインストールしたSpeedFan Version 4.34と違い、電源電圧センサによって正しく電圧表示も行われている。

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 SpeedFan Version 4.34の日本語設定は、「Configure」ボタンをクリックした後、「Option」ボタンをクリックし「Language」のプルダウン・メニューを表示させて、「Japanese」を選択し「はい」ボタンをクリックすることで、英語表示から日本語表示へと切り替わる。合わせて、「□ 閉じるボタンで最小化」へチェックを入れて、「はい」ボタンをクリックしておけば、タスクトレイに常駐する設定となるので、DNRH-001の温度監視にSpeedFan Version 4.34を使用する場合は、この設定を行っておいた方が良いだろう。

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 DNRH-001SpeedFan Version 4.34を使用する場合、自動で認識される温度センサは、CPUC3へ内蔵されているサーマル・ダイオードと、EPIA PDマザーボードへ実装されている、システム監視センサの「Temp2」、そして内蔵HDDは「S.M.A.R.T.」機能によって温度監視だけではなく、各種のエラー情報なども監視することが出来る。従って、DNRH-001SpeedFan Version 4.34の設定を行う場合、「温度」タブで表示される「Temp2」以外のセンサのチェックは、全て外して「はい」ボタンをクリックしておこう。

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 また、SpeedFan Version 4.34の設定画面で、「ファン」タブを開くとDNRH-001EPIA PDマザーボードへ実装されている、ファン・コントローラとして「Fan1」と「Fan2」が表示される。実際には、DNRH-001EPIA PDマザーボードには、「Fan1」のCPU用ファン(と思われる)の電源コネクタは実装されているのだが、チップセット用と思われる「Fan2」のファン用電源コネクタは実装されていない。しかし、DNRH-001BIOSからヘルス状態をモニタしてみると、ファン用の回転センサは二つ表示されるので、センサ自体は実装されており、コネクタが未実装なだけだと思われる。とりあえず、この部分は設定を変更しないでおくことにした。

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 SpeedFan Version 4.34の設定画面を終了し、メインの画面に戻って「S.M.A.R.T.」タブをクリックし、「ハードディスク」のプルダウン・メニューからDNRH-001へ搭載されているHDDである、3.5インチHGST社の「Deskstar 7k250-40 / HDS722540VLAT20」(40GB、パラレルATA/7200回転)を選択すると、S.M.A.R.T.のモニタ機能によって得られた情報が表示される。温度に関しては、常時モニタリングされるので、特にHDDの設定を行う必要は無い。

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 また、SpeedFan Version 4.34の「クロック」タブをクリックすると、DNRH-001CPU駆動クロックを変更するメニューが表示され、設定によってはオーバークロックや、逆にオーバーヒート時にクロック・ダウンを行う設定も可能なようだが、DNRH-001の場合には少なくともCPUのオーバーヒートや、オーバークロックは行わない方が賢明な様な気がする。設定変更する場合には、自己責任でやってみて欲しい。ちなみに、DNRH-001に搭載されているCPUであるC3(後継プロセッサのC7も)は、他(IntelAMD)のx86プロセッサと比較して、非常に耐熱性能が高いプロセッサであり、定格の上限稼働温度も85度となっているため、オーバーヒートでサーマル・シャットダウンを起こす事は非常に希である。

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 この他、DNRH-001でのSpeedFan Version 4.34の設定では、温度センサのアラーム設定も行える(デフォルトでは50度に設定されている)ので、CPU温度のアラーム設定を80度~85度にセットし、HDDDeskstar 7k250-40 / HDS722540VLAT20は、最大稼働温度の上限値として55度とスペックで公開されているので、55度にアラーム設定しておくと良いだろう。マザーボード(システム)の温度センサは、55度~60度程度のアラーム設定で良いと思う。
 この状態で、、DNRH-001の稼働モニタリングを行い「チャート」(グラフ)表示を行ったのが、冒頭の画面キャプチャだ。表示では、CPUHDDの温度変化だけを表示してあるのだが、CPUがアイドル状態で48.5度と安定しており、負荷がかかった状態でも50度を少し超える程度と、C3プロセッサでは問題ない温度なのに対して、HDDの温度は限界稼働温度の上限55度一歩手前の54度と、53度の間という危険な状態なのがわかる。
 この時の室温は、約25度~26度程度であったのだが、夏場に向かって室温が上昇したりすると、筐体の放熱効率が落ちてくるだろうから限界値を超えてしまうのは間違いないと想像する。やはり、夏場に向かって、DNRH-001HDD(と電源)の冷却用空冷ファンを、内部へ実装した方が、DNRH-001の安定稼働に繋がるのは間違いなさそうである。
 SpeedFan Version 4.34のデフォルト設定では、Windowsのタスクトレイ・アイコンへ表示されるのは、CPU温度なのであるが、DNRH-001の場合に限って言えばHDDの温度を表示するように設定変更しておいた方が良いだろう。

<<以下、avast! 4編へ続く>>


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コメント

またまた、有用で役立つソフトの紹介有り難うございます。
早速DL,インストールさせて頂き、温度変化を楽しんで?います。
今の所、ノントラブルです。
アクセス等のスピードは遅く感じますが、サーバー的使用には最適です。

投稿: 内田 正夫 | 2008年5月28日 16:45

内田さん、こんばんは、

>温度変化を楽しんで?います。

こういうツールって、結構楽しいですよね。(笑)電圧のモニタが出来るツールもあるのですが、そちらだとファン速度が制御出来なかったりとか、一長一短あります。

DNRH-001には、このSppedFanが相性良いんじゃないかと思います。

投稿: 清水 隆夫 | 2008年5月28日 23:31

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先日買った USB 扇風機 を本日から使い始めました。 DNRH-001 は、 前面から見て右側を下にして、 縦置きにしています。 HDD があるあたりを目掛けて扇風機の風を当てるようにセッティング。 どのくらい効果があるか SpeedFan というソフトを使って温度を測定してみました。 (清水 隆夫の「Good Job !」 DNRH-001 (監視モニタ編) を参考にさせていただきました)。 今日の室温はおそらく 25度くらいです。 この状態で CPU は 48度くらい、 HDDはなんと5..... [続きを読む]

受信: 2008年9月23日 15:41

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