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2008年8月14日

DNRH-001 (ファン編)

 暑い夏が続いている8月、残暑お見舞い申し上げる。さて、そんな暑い夏が続いている中、筆者の購入した激安(19.999円(税込)の送料無料UPS内蔵PCDNRH-001」は、筆者と違って夏ばてもせず元気に稼働し続けている。当然ながら、エアコンを停止した状態の筆者の作業部屋は、30度を軽く超えて35度近くまで室温が上昇するので、DNRH-001HDD温度が稼働上限の55度に届く日も多く、HDDのダメージが心配だったので、空冷ファンを装備した。

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 DNRH-001HDDは、内蔵UPS電源の廃熱が直接影響してしまうため、通常のPCに比べて温度上昇が激しい。そこで、内蔵UPS電源とHDDを共に空冷ファンで冷却を行う位置へ空冷ファンを装備することにした。DNRH-001の内蔵UPS電源とHDD横には、僅かな隙間があり、ここへ空冷ファンを装着する。空冷ファンの厚みは、一般的な20mm厚のファンだと装着が難しく、10mm厚(50mm角)の空冷ファン「AINEX CF-50SS」を新たに購入した。

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 購入した50mm角の空冷ファン「AINEX CF-50SS」には、シャーシへの取り付け用タッピング・ビス(4本)や、電源変換ケーブルなども同梱されていたが、DNRH-001への装着には、どちらの付属品も使用しなかった。取り付け用タッピング・ビスは、一般的な空冷ファン取り付け用のタッピング・ビス(インチ経)なのだが、DNRH-001のケース側面に開けられているパンチング・メタル状の空冷穴だと、微妙にビスの経が大きく無理をすれば使えそうだったのだが、手持ちのビスとナットを使用することにした。
 また、電源変換ケーブルは、ファン用の電源ソケットが、DNRH-001のマザーボード上には(2個)装備されているので、直接AINEX CF-50SSの電源ケーブルを接続した。AINEX CF-50SSの電源ケーブルは、十分な長さを持っているためケースを開けた状態でもケーブルを外さない状態で支障なく、DNRH-001のメンテナンスを行うことが可能だ。一般的な空冷ファンだと、厚みが20mmのファンが多く、薄型(15mm以下)でないと DNRH-001の内蔵UPS電源やHDDと干渉してしまい、取り付けに工夫が必要となるが、AINEX CF-50SSの場合は、10mmと厚みが薄いので問題は無い。

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 AINEX CF-50SSの回転速度は、3700回転と比較的高速な回転数であるが、思った異常に静かな(20.0dB以下)回転速度で、このノイズレベルであれば常時稼働させているDNRH-001であっても、殆ど気にならないだろう。ノイズレベルが高い場合には、ファンコントロール・アダプタを装備して、回転速度を下げようと考えていたのだが、特にその必要は無さそうである。

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 DNRH-001AINEX CF-50SSを装備する前に、吸気と排気の違いで、どの程度HDDの冷却効率が異なるかを調べてみた。上に掲載してある写真は吸気状態の仮設で、この状態でDNRH-001へケースカバーを装着し、縦置きで稼働させてみた、同様に、冒頭に掲載してある写真では、AINEX CF-50SSを排気状態で仮設してテストを行っている状態である。共にDNRH-001は縦置きの冷却効果が最も高い状態での設置を行っている。

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 以前にレポートしたDNRH-001 (監視モニタ編)で紹介した状況と比べてみると、同じスピードファンによるモニタだと、明らかに吸気型の状態で仮設したAINEX CF-50SSの方がHDD温度は低い。上に掲載したスピードファンのHDD温度グラフでは、前半の温度上昇は排気状態でAINEX CF-50SSを仮設しており、後半はAINEX CF-50SSを逆に仮設(即ち吸気)状態にした。
 吸気と排気では、3度~4度の冷却効果に差が出ており、少なくともDNRH-001AINEX CF-50SSを装備(内蔵UPS電源とHDD横へ装備)する場合には、吸気を行う状態の方がHDDの冷却効果が高いため、吸気でDNRH-001AINEX CF-50SSを装備することにした。

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 気になったのは、スピードファンで計測してみるとAINEX CF-50SSの回転速度が、定格の3700回転ではなく、4400回転前後の値を示しており、これがAINEX CF-50SSの定格が違うのか、あるいはDNRH-001の回転センサーの誤差によるものなのかが不明な点だ。DNRH-001BIOSを起動して、BIOSのファン回転センサーの値を調べれば良いのであるが、筆者のDNRH-001にはキーボードもモニターも接続されておらず、以前に紹介した「DNRH-001 (VNCサーバ編)」と「DNRH-001 (VNCビューア編)」によるリモートでの操作なので、直ぐに調べるのが面倒だったので比べてみてはいない。
 また、SpeedFanによる自動ファン回転速度変更機能(「□ファンコントロール自動化」のチェックをオンにする)は、DNRH-001の場合動作しないので、回転速度は一定となる。回転速度の変更を行いたい場合には、別途ハードウェアによるファンコントローラーなどをAINEX CF-50SSへ装備する必要がある。

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 ちなみに、DNRH-001へ空冷ファンを装着する必要があるのは、SpeedFanによるHDD温度を監視し、55度のHDD稼働温度限界前後の場合のみであり、DNRH-001の設置場所や周囲の状態によっては、50度を下回るHDD温度の場合もあるので、この場合には空冷ファンの装備は不要だろう。実際、「DNRH-001 (OpenSimサーバ編)」でも紹介しているのだが、友人宅で稼働しているDNRH-001では、空冷ファン無しであっても、筆者のDNRH-001HDD温度と同等なので、DNRH-001の個体差や設置場所によって異なる。
 上に掲載したSpeedFanHDD温度変化グラフは、友人宅のDNRH-001のもので、筆者のDNRH-001AINEX CF-50SSを装備した状態と、日時が同じ日のグラフだ。友人宅は筆者宅から約3Kmほど離れた同じ横浜市なので、外気温度は同じと考えると友人宅はエアコンが動作していたと考えたいところだが、友人曰く「エアコンは動作しておらず、窓を全開にしているだけ」との事だった。
 友人宅で稼働中のDNRH-001は、筆者宅で稼働しているDNRH-001と殆ど同じ状態で、実際に筆者がWindows XPのカスタマイズを行い、メモリも同じ「PC-3200 Long-DIMM 1GB」へ改装してある、双子の姉妹機であり稼働しているソフトもOpenSimサーバーという同じ条件だ。実際、筆者宅でセットアップを行った際には、SpeedFanによるHDD稼働温度は、現在の友人宅で稼働しているHDD温度よりも高かったので、やはりDNRH-001の設置環境が、稼働温度に大きく影響するということなのだろう。
 暑い夏も、まだまだ続きそうな気配であるが、関東地方は局地的な雷雨が多発しており、それに伴い落雷による停電も地域によっては多発している。幸い、筆者宅の地域では、まだ落雷による停電は一度だけしか起きていないが、この停電時もDNRH-001の内蔵UPS電源が見事に稼働して、DNRH-001はシャットダウンすることなく、AC電源が復旧する間、全く問題なく内蔵電池で稼働し続けた。
 もちろん、筆者宅の他のPCやサーバーには、それぞれ外付けのUPSが接続してあるので、停電と共にシャットダウン・シーケンスとなったのだが、DNRH-001の内蔵UPS電源が活躍したのは嬉しいところである。


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コメント

この猛暑ではやりファンを装着されたのですね~^^;
私は、なが~いIDEケーブルとHDDケースの氷室を購入して、HDDを外に避難させました。。。(^^ゞ
たまたま使っていないPCケースがあったので、氷室入りHDDはこのケースに収めました。
この状態で40度前後をキープできています。
自宅を留守にしているときも最高で45度くらいでした。

やはりこのPCは夏場のHDDをいかに冷やすかが課題のようですね~
これからはケースに戻しても大丈夫かな。。。と思っています。

投稿: tomo | 2008年8月26日 07:31

tomoさん、こんにちは、

>この猛暑ではやりファンを装着されたのですね~^^;

いやぁ~、7月に装備してました。ですので、猛暑&残暑でも、筐体の熱さは別にして、HDDは問題なく稼働してました。

>この状態で40度前後をキープできています。
>自宅を留守にしているときも最高で45度くらいでした。

そうなんですよね、あの内蔵UPS電源の熱を、HDDが放熱器代わりに放熱している感じで、HDDをマウントしている部分を、プラスチックに変えるだけでも、温度が下がるんじゃないかと思うくらいですから、別居させるのも良いですね。

>やはりこのPCは夏場のHDDをいかに冷やすかが課題のようですね~

やっと、涼しく秋めいてきましたからね。同居モードでもだいじょうぶかも。(笑)

友人トコで動いているのは、標準の状態で、立て置きしているだけでもHDDは50度を超えることは希にしかないので、個体差とか設置場所の影響が大きいのだと思います。

投稿: 清水 隆夫 | 2008年8月27日 18:46

こんにちは。
私が買ったDNRH-001は、HDDの真下にある基盤(DCコンバータ?)から、ギ~~~~ン!!という高周波のいやな音が出ていてかなりうるさいです。HDDより大きな音で、相当耳障りなのですが、他の人で同じような苦情を訴えている人がいないので、個体差なんでしょうか。まるでガラスを爪でひっかいたような音なので、起動してるのも5分が限界です。
あまりにうるさいので、UPS電池もDCコンバータも外してしまって、いっそ電源のACアダプタ化をしようと考えています。発熱対策にもなるし。でも2万円の本体に1万円近いアダプタをつけるのもなんだかな~

投稿: NobiInu | 2008年9月 3日 07:49

NobiInuさん、こんばんは、

>HDDの真下にある基盤(DCコンバータ?)から、ギ~~~~ン!!という高周波のいやな音が出ていてかなりうるさいです。

HDDの下にある基板(基盤ではありません)が、電源そのものです。UPS機能も合わせて持っているので、DC-DCコンバータ機能もあります。

大きな異音がするのであれば、電源不良ということで、購入店で確認してもらって(通販なら状況を説明して)交換してもらった方が、よろしいかと思います。

当方で購入した2台のDNRH-001では、特に電源部分が異音を発するということはありませんでした。

全く無音という言うわけ出はなく、耳を近づけると、かすかに音がします。

>個体差なんでしょうか。まるでガラスを爪でひっかいたような音なので

恐らくトランスのコイルが異常振動しているものと思われます。ゴムの絶縁手袋などをして、感電しないようにしてトランスを押さえて、音が小さくなったりすれば、間違いありません。

トランス自体をホットボンドで固定してやれば、異音が消える場合もありますが、不良交換してもらえるかどうかを、先にチェックされた方がよろしいかと思います。

投稿: 清水 隆夫 | 2008年9月 3日 18:58

お返事ありがとうございます。やっぱり、わたしだけでしたか・・・・ぐんにょりです。いまはとりあえず、20pin電源延長ケーブルでケースの外に引っ張り出して、余っていた250WのATX電源をつけています。POWERスイッチも別途必要でした。

>恐らくトランスのコイルが異常振動しているものと思われます。

なるほど、そういうことなんですね。たしかにおっしゃるとおり、真ん中のトランスのコイルあたりから、聞こえてきます。購入店と交換の相談をしたいところですが、地方に住んでて通販で買ったので、それはそれで大変そうです。
ここらへんのアダプター(http://www.linpo.co.jp/dcdccom.htm)あたりを、もう勢いでいっちゃおうかなと考えています。

清水様もネタがつきてきたらぜひアダプター化をよろしくお願いしますっ!(笑)

投稿: NobiInu | 2008年9月 3日 23:45

NobiInuさん、こんにちは、

>地方に住んでて通販で買ったので、それはそれで大変そうです。

イオシスさんからの通販でしたら、連絡してみると良いですよ。対応は親切でした。初期のころだったのですが、ニッカド電池が死んでいたのと合わせて、UPS電源が異常動作してたので、正常品と交換してもらいましたよ。

>清水様もネタがつきてきたらぜひアダプター化をよろしくお願いしますっ!(笑)

いや、DNRH-001は、多々問題のある、このUPS電源が、一番のメリットなんで、このUPS電源を交換は出来ませんよ。(笑)

UPS電源内蔵のPC/Serverの価値は、サーバとして運用するだけではなく、PC運用している場合でも瞬停などに対応できますから・・・

別途、UPSを購入するとなると、その価値は大きいですよ。

で、次回は、UPS電源のネタを書きます(何時になるかは不明ですけど:苦笑)。ネタ詰まりってことではなく、執筆する時間が取れてないだけなんですよ。最初は、このUPS電源専用の制御ソフトを書くつもりで調べてたんですが、書かなくでも簡単な改造(って程のもんじゃありませんが)で、あのダサイUPSソフトが不要になるし、Linuxでも既存のUPS制御ソフトが使えました。

投稿: 清水 隆夫 | 2008年9月 4日 18:59

UPSネタもたのしみにしております。いろいろありがとうございました~

投稿: NobiInu | 2008年9月 5日 08:40

NobiInuさん、こんにちは、

>UPSネタもたのしみにしております。いろいろありがとうございました~

はい、またよろしくお願いします~
(^O^)

投稿: 清水 隆夫 | 2008年9月 6日 18:13

電源を接着剤で固めて、それでもうるさい、極めつけは一番大きいトランスと基盤のわずかな隙間を瞬間接着剤で固めてから音がしなくなりました。

投稿: @パー | 2009年6月 9日 20:09

追伸32G/SSD・メモリ1ギガにしてあります、スピカーの音以外しないので奇妙な気分です。

投稿: @パー | 2009年6月10日 02:06

@パーさん、こんばんは、

>電源を接着剤で固めて、それでもうるさい、極めつけは一番大きいトランスと基盤のわずかな隙間を瞬間接着剤で固めてから音がしなくなりました。

電源のトランス鳴き、個体差もあるのですが耳障りですよね。一番効くのは、ホットボンドで固定しちゃうと殆どが鳴き止みますよ。

瞬間接着剤でもOKだと思います。幸い、私の個体は、電源部分の鳴きはありませんでした。

>32G/SSD・メモリ1ギガにしてあります、スピカーの音以外しないので奇妙な気分です。

SSDだと静かで良いですよね。ただ、電源の発熱で、元のHDDの部分へ取り付けると、かなり(熱による)劣化速度が早いかもしれませんが・・・

私のも、かれこれ一年間、連続稼働しておりますが、そろそろファンの電源コネクタを再び接続する季節になってきましたが、とりあえず今現在まではノートラブルで稼働し続けてくれてます。


投稿: 清水 隆夫 | 2009年6月10日 22:18

SSDも熱に弱いののですか、少しM/B方向へ移動します、参考になります。

投稿: @パー | 2009年6月10日 23:56

ありがとうございます。
半田コテ握るのは何年ぶりだと考える失敗もあったけれども、無事移動しました。ssdはとても熱に敏感なようです、体感速度が早くなりました。

投稿: @パー | 2009年6月11日 02:53

@パーさん、こんばんは、

>無事移動しました。

素早い工作ですね。移動完了、お疲れ様でした。

>ssdはとても熱に敏感なようです、体感速度が早くなりました。

熱による速度差は、気のせいかも・・・ 別の理由かもしれません。
HDDの場合だと、高熱でリードエラーが起こったりもしますけど、SSDの場合も起こるのかなぁ? 私は未だ未経験なので、断言は出来ませんが・・・

いずれにしても、高熱は半導体にとっても、いろいろな意味で悪影響を及ぼすのは間違いないので、結果的に体感速度も向上して、なによりでした。 (^O^)

投稿: 清水 隆夫 | 2009年6月12日 00:08

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