Google Chrome β版
GoogleからアナウンスされていたGoogle謹製のWebブラウザ「Google Chrome」(β版)が、本日早朝、日本でもダウンロードが可能になったので、早々に筆者もインストールして評価してみた。第一印象は、素早い起動をする軽いブラウザで、使い勝手は非常に良い。また、レンダリングもApple Safariのレンダリング・エンジンである「WebKit」が用いられているので、表示も問題ない。
同じWebKitをベースとしているApple Safari(Windows版)と比べてみると、SafariのMac OS Xライクなフォント表示も無く、見やすさ(慣れだろうが)は常用しているFirefox 3と変わらず、違和感が全く無く使える。IE6/7やIE8のβ2と比べた場合、IE特有のCSS標準を無視した表示の崩れなども全く無いので、直ぐに削除してしまったIE8 β2とは違い、今後もFirefox 3と併用したいと思わせるGoogle Chromeである。
Google Chrome(グーグル・クロム)は、Googleの"http://www.google.com/chrome"よりダウンロードが可能で、ダウンロードページはβ版にも関わらず日本語化されているので、誰でも容易にアクセスしてダウンロードとインストールが可能だ。筆者はFirefox 3でダウンロードを行ったが、もちろんIE6/7でもアクセス可能なのは言うまでもない。
ダウンロードページ右側に表示されている「Google Chromeをダウンロード」ボタンをクリックすると、使用許諾の案内が表示される。ここも許諾内容も含めて、すべて日本語化されているので、許諾内容を承諾しGoogle Chromeをインストールするならば、右下へ表示される「同意してインストール」ボタンをクリックする。
Google Chromeのインストールに同意すると、Google Chromeのダウンロードが開始され、その後にインストールも開始される。既にGoogle製の他のソフトウェア(Google EarthやGoogle Picasa等)をインストールしている場合、Google Installerが既に導入されているハズだが、初めてGoogle製アプリケーションをインストールする場合は、Google Installerもインストールされる。
Google Chromeにインストールが開始されると、既存のWebブラウザからブックマークや閲覧履歴などのデータがインポートされるので、FirefoxやIEが起動している場合、それらを閉じるようにメッセージが表示されるので、予めGoogle Chromeのインストールが開始されたら、Webブラウザを閉じておいた方が良いだろう。Google Chromeのインストールが完了したら表示される「Google Chrome を起動」ボタンをクリックすればよい。IEをインストールした場合に必要となる、Windowsの再起動は不要だ。
Google Chromeを起動すると、Googleらしいシンプルなデザインのタブブラウザが表示される。デフォルトでは、閲覧したWebページのキャッシュ画像のサムネイルが6画面表示されると共に、Googleの検索表示が行われる。このGoogleの検索を使用してもよいが、URL入力のボックス(アドレスバー)へ、キーワードを入力することでURLを自動検索してくれる。また、FirefoxやIEからブックマークをインポートした場合には、右側上部に表示されるブックマークから直接Webページへアクセスも可能だ。
Google Chromeの描画速度は、Safariと同等で高速だ。Firefox 3と比べてみた感じでも、速度は遅いという感じは殆どないが、画像表示はFirefoxの方が高速な感じがする。IE6/7やIE8β2版と比べてみた感じでは、IE6/7よりも圧倒的に高速な上、IE6/7のようなCSSへ準拠したデザインの無視してしまうようなこともなく、標準CSSにしっかりと準拠している。
IE8β2と比べた場合でも、表示速度はGoogle Chromeの方が高速だ。特に、JavaScriptを多用するWebページでは、動作の機敏さは体感的にGoogle Chromeの方が小気味よく反応し、IE8β2よりもキビキビとした動作を見せるが、Firefox 3でJavaScriptを多用したページをアクセスした場合では、その動作速度が格段早いという感じは無かった。まだ、Google Chromeに搭載されているV8エンジンが、最適化されていないのかもしれない。
Google Chromeによって、いくつかのWebページをアクセスし、常用しているFirefox 3との互換性などのチェックを行ってみたが、特に大きな問題の発生するようなWebページは少なかった。いくつかのWebページをアクセスした後、Google Chromeを終了して再起動を行うと、Google Chromeの初期ページには閲覧したWebページのキャッシュが表示されるようになる。
ただし、Google Chromeが全く問題無いということではなく、IE6/7へ特化しているWebページなどでは、Google Chromeがフリーズしたりクラッシュしたりしてしまうこともあるようだ。この場合、タブを複数開いてあいる場合は、クラッシュしたタブ以外は影響を受けないとGoogleではアナウンスしていたが、筆者の環境ではクラッシュしたタブ以外もフリーズしてしまう現象が発生した。
まだGoogle Chromeは、最初のβバージョンなので致し方無いことなので、クラッシュレポートをしっかりとGoogleへ送るようにし、早期にGoogle Chromeの完成度が上がることを願うしかない。Google Chromeがフリーズしたりクラッシュした場合、Google Chrome自体に搭載されているタスクマネージャ(タブ・マネージャと呼ぶべき動作だが)によって、クラッシュやフリーズしたタブのタスクを停止させることも出来るが、上手く動作しないケースも多かった。
この場合は、Windowsのタスク・マネージャを開き、「プロセス」タブから「Chrome.exe」を選択肢し「プロセスの終了」ボタンをクリックして、Google Chromeのプロセスを強制的に停止させてしまう必要がある。
このGoogle Chrome、筆者は,初めて試用してみたのだが、何故か何処かで操作したような気がした。それは、先月レポートした「Android Emulator Versin 0.9β」でAndroidに搭載されているWebブラウザに、動作やUI(User Interface)デザインの雰囲気や操作感が、非常に良く似ているのだ。同じGoogle製でWebKitをベースにしていることもあるのだが、Androidに搭載されているブラウザは、「Google Chrome Mobile」と言っても過言ではないと思う。
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コメント
うちでもためてみました。
RSS見れないのと、
・最近追加したブックマークを表示
・よくアクセスするページをサムネイルつきで表示
が便利だけど、職場では余計なお世話(笑)なのでFireFoxから乗り換えにはいたってませんがGoogleMapやGmail(GoogleApps)アクセスにはサクサクできもちいいですね。
投稿: すぅ | 2008年9月 5日 11:15
すぅ さん、ご無沙汰です。
>GoogleMapやGmail(GoogleApps)アクセスにはサクサクできもちいいですね。
そうですねぇ~ アプリケーションで登録しておくと、Googleのサービスが単独アプリのように使えるので、とっても便利です。
メインのブラウザには、まだ荒削りすぎますが、今後に期待しちゃうブラウザですよね。
IE8β版のクソ遅くて重い動作と比較すると、ウサギとカメほどの違いですけど、おとぎ話と違って、寝てるのはIE(M$)の方ですね。
もうM$は、お尻に火が付いた状態じゃなくて、そろそろ体や頭に火が付いた状態なのに、未だにIE8βがあの状態では、Vistaの二の舞になるのは間違いないんじゃなかろうかと・・・
まぁ、そろそろ、M$には、何を期待しても、遅くて重い会社がソフトやOSそのものでしかないのかも知れませんね。
投稿: 清水 隆夫 | 2008年9月 6日 18:20