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2009年4月 3日

AMD Phenom II X4 940 Black Edition

 筆者が購入して、先週(先月末)レポートしたASUS製のマザーボード「Crosshair II Formula」用のプロセッサを購入した。Socket AM3対応の「AMD Phenom II X3 720 Black Edition」にするか、Socket AM2+対応の「AMD Phenom II X4 940 Black Edition」にするかで最後まで悩んだ結果、恐らく今後Socket AM2+対応のCPUは発売されないだろうと予想し、Socket AM2+対応の「AMD Phenom II X4 940 Black Edition」を通販で購入した。

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 価格的には、より安価なSocket AM3対応の「AMD Phenom II X3 720 Black Edition」も魅力的だったのだが、Socket AM3対応のCPUは今後より高性能なモデルが登場してくるのは間違いなく、少し高価であったが現時点では最高性能なPhenom II X4 940 Black Editionをチョイスした。Phenom II X4 940 Black EditionBlack Editionは、他のAMDプロセッサのBlack Editionと同じく、CPUクロックの倍率可変機能が可能になっているので、オーバークロック設定も容易に行える。

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 購入した「AMD Phenom II X4 940 Black Edition」は、リテールパッケージ品のAMD製プロセッサなので、AMD純正となるCPUクーラーが付属してくる。通常は、リテールBOX付属のCPUクーラーを使うことは、筆者の場合殆ど無いのだが、Phenom II X4 940 Black Editionに付属してくるCPUクーラーは、一見すると中々冷えそうなCPUクーラーだったので、サードパーティ製のCPUクーラーが不要になるかもしれないと思わせてくれた。Phenom II X4 940 Black Editionプロセッサ自体は、表から見る限り(印刷されているロゴ以外)は、これまでのSocket AM2対応プロセッサと同じに見える。

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 Phenom II X4 940 Black Editionプロセッサのソケット側も、Socket AM2対応プロセッサと同じに見えるし、実際にSocket AM2対応プロセッサと同じだ。Socket AM3対応プロセッサとの違いは、ソケットの切り込み部分が異なる点で、Socket AM2対応プロセッサと、Socket AM3対応プロセッサ両方が使用できるのが、Socket AM2+最大の利点である。ただし、対応するメモリがDDR2DDR3かはマザーボード側の仕様に左右されるので、マザーボードの仕様とプロセッサがSocket AM3対応か、Socket AM2+対応かによって決定される。

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 Phenom II X4 940 Black Editionに付属してくるCPUクーラーは、リテール・パッケージ品ではあるが、銅製のヒートパイプを採用した本格的なCPUクーラーだ。ヒートパイプは4本で冷却用フィンは小型なので、Phenom II X4 940 Black Editionを定格(3GHz)で使っている限りは問題ないだろうが、オーバークロックを行った場合には、冷却能力に疑問符が付くだろう。空冷用の冷却ファンも小型なので、回転数も高そうでノイズ面でも課題となりそうだ。
 しかし、PWM型ファンなので回転数の制御はマザーボードの「Crosshair II Formula」側で容易に行える。サードパーティ製のCPUクーラーとの置き換えは、実際に動作させてみて、ファンの騒音と冷却能力を調べてから決めることにした。当然、オーバークロック対応のPhenom II X4 940 Black Editionプロセッサと、マザーボードも本格的なオーバークロック対応が可能な「Crosshair II Formula」を購入したので、ある程度のオーバークロックも実験してみる予定だ。

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 また、発注していた「上海問屋セレクト DDR2 PC2-6400 2GB x 2本」(楽天市場)も筆者の手元に届いた。二枚組のパッケージかと思っていたのだが、台湾TranscendブランドのDDR2-800 JetRam 2GBが、都合4枚(合計8GB)送られてきた。上海問屋セレクトの場合は、必ずしも筆者と同じTranscendブランドが送られてくる保証は無く、筆者の友人の場合は、台湾A-Dataブランドのメモリだったと言う。ちなみに、上海問屋へブランド指定で購入することも可能だが、その場合には価格が高くなってしまう。また、より安価なノーブランド品も扱われているので、予算に応じて選べば良いだろう。

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 ついでと言っては何だが、送料が変わらないので筆者の「iMac 20インチ」用にもメモリを購入した。筆者のiMac 20インチには、Start Mac」モニター開始の時点で、2GBへメモリが増設されて来たのだが、最大容量となる3GBへのメモリ改装を、メモリ価格が底値ということもありアップグレードを行ってみた。購入したのは、「上海問屋セレクト SODIMM DDR2 PC2-5300 2GB x 2本」で、一般的なノートPC用の増設メモリだ。
 筆者のiMac 20インチは、Intel 945シリーズのチップセットが搭載されたモデルなので、このIntel 945チップセットの仕様制限から、例え4GBのメモリを搭載しても実際にOSから認識されるのは、約3GBしか認識されずに残りの1GBは(特殊なRAM-DISKアプリケーションなどの例外を除き)使用することは出来ない。
 メモリ価格が高価だった頃ならば、この1GBが無駄に感じてしまうところだが、昨今のメモリ底値時代となっては、2GBのメモリ・モジュールと1GBのメモリ・モジュールを搭載して、シングルチャンネルで3GBメモリとして使用するよりも、例え1GB分が無駄になっても2GBメモリ・モジュールを二枚刺して、デュアルチャンネルとしてメモリのパフォーマンスを維持しつつ、3GBで運用した方が効果的だと思う。
 ちなみに、今回筆者が購入した「上海問屋セレクト SODIMM DDR2 PC2-5300 2GB x 2本」も、台湾TranscendブランドのDDR2-667 JetRam 2GBメモリ・モジュールが二枚パックとなった製品が送られてきた。どうも筆者の場合、Transcendブランドのメモリ・モジュールに縁があるようだ。


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コメント

こちらのブログを拝見させていただき気になっていたSAMSUNG YP-P2を先日韓国に行った際、購入いたしました。
ファームウェアのアップデートまではできたのですが辞書を使うための設定がよくわからない状況です。
もしよろしければ教えていただきたいと思いコメントさせていただきました。 よろしくお願いいたします。

投稿: m_u_1878 | 2009年4月 5日 19:26

m_u_1878さん、こんにちは、

本記事では無く、YEPP P2の該当記事の方へ解答のコメントをしておきますので、参考にしてください。

投稿: 清水 隆夫 | 2009年4月 7日 17:52

Crosshair II Formulaでphenom IIでやるとBIOS変更したときOS起動しないですよね?
一回電源BOX切らないと・・・

投稿: KE | 2009年4月 9日 17:41

KEさん、こんばんは、

>BIOS変更したときOS起動しないですよね?

まだ、バラック状態なんですが、私の方では、BIOSの設定変更を行っても、ちゃんとHDDからOSブートは可能です。

マザーボードのリビジョンが違うのかな?

BIOSは最新版にしてあります。

投稿: 清水 隆夫 | 2009年4月 9日 20:37

こちらも最新BIOSにしてるんですよ。
ファンが低回転のままでとまちゃうんです。マザーのロゴも表示されない状態ですw

投稿: KE | 2009年4月10日 13:46

KEさん、こんにちは、

>ファンが低回転のままでとまちゃうんです。マザーのロゴも表示されない状態ですw

マザーボードのハードか、電源の不具合みたいな症状ですね。CPUの問題であれば、対応BIOSがリリースされると思いますが、ASUSからはそのようなアナウンスは、今のところ無いみたいですけど。

投稿: 清水 隆夫 | 2009年4月10日 18:48

一応価格Comでも質問したらathronからPhenom IIにかえたらBIOS変更したときと同じ症状が出るて返ってきましたから仕様かなーっと思ってました。
でそちらのブログもphenom II x4と問題のマザーの構成だったので聞いてみましたw

投稿: KE | 2009年4月11日 08:59

KEさん、こんにちは、

>一応価格Comでも質問したらathronからPhenom IIにかえたらBIOS変更したときと同じ症状が出るて返ってきましたから仕様かなーっと思ってました。

マザーボード(Crosshair II Formula)のリビジョンが違うのでしょうか?

私のは、Rev. 1.02Gです。

投稿: 清水 隆夫 | 2009年4月11日 13:37

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