KPC K45 + D945GCLF2
今年の2月に筆者が紹介した、筆者の購入したIntel Atom 330を搭載したMini-ITXマザーボード「D945GCLF2」のケース用として購入した、台湾Shuttle社製のベアボーンPC「KPC K45」だが、読者の方より実際にKPC K45へIntel D945GCLF2を実装した場合に不具合など無いかという質問を頂いた。百聞は一見にしかずなので、筆者のIntel D945GCLF2へ改装したKPC K45の写真をご覧頂こう。
元々、Shuttle社製のベアボーンPC「KPC K45」に搭載されているマザーボードは、Mini-ITXと横幅は同一なのだが、奥行きはMini-ITXよりも長尺なので、物理的にIntel D945GCLF2への改装は、全く問題がない。また、I/Oバックパネルも他のShuttle社製のベアボーンPCと異なり、脱着が可能な標準的なI/Oバックパネルなので、Intel D945GCLF2に付属のI/Oバックパネルと容易に交換が可能だ。
また、元々、Shuttle社製のベアボーンPC「KPC K45」に搭載されているマザーボードの、電源スイッチやLED(電源およびHDDアクセス)の接続ピンヘッダも、Intel製「D945GCLF2」に装備されているピンヘッダと完全に互換性があり、そのままKPC K45の前面パネルから伸びているケーブルを、Intel D945GCLF2に差し込むだけだ。
電源コネクタは、KPC K45に装備されている100Wの電源には、20ピンのATX電源コネクタであるが、Intel D945GCLF2に装備されているATX 24ピンのコネクタへそのまま挿入し、4ピンを不使用であっても問題なくIntel D945GCLF2は動作する(これは、Intel D945GCLF2に付属のマニュアルにも記載されている)。ただし、拡張12Vの「田」型4ピン電源コネクタには必ず電源を接続しなければならないが、これはKPC K45に装備されている100Wの電源にも装備されているので問題は無い。
筆者は、24時間運転のサーバとしてKPC K45+Intel D945GCLF2を運用しているので、クーリング用の9cmファンをKPC K45の背面パネルに装備し、Intel D945GCLF2の予備ファン電源コネクタから電源を供給している。Intel D945GCLF2のBIOS設定で、チップセット用のファンと共に自動回転制御と監視が可能だ。
ファンの増設だけで特に改造を必要とせず、そのままKPC K45のマザーボードをIntel D945GCLF2へ改装しただけだが、増設したファン(1,800回転)のノイズよりもIntel D945GCLF2に標準装備されているチップセット用のクーリングファンが五月蠅く、BIOSの管理画面で回転数を調べてみると6,000回転以上と表示されている。
Intel D945GCLF2のファンは、もう少し回転数の低いファンと大型のヒートシンクへ交換した方がよいかもしれないので、この夏場に温度状態をチェックしながら考えてみようと思っている。ちなみに、元々装備されていたKPC K45のマザーボードは、折角CPUとメモリを購入して動作確認までしているので、遊ばせているのはもったいないため、別途ケースを購入してテスト用PCとして使用している。こちらも改めて紹介する予定だ。
<<以下、マザーボード活用編へ続く>>
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