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2009年10月11日

Hanwha PND-A4320 ソフトウェア編

 前回は、筆者の購入したHanwha Japan社「PND-A4320」のハードウェア概要をレポートしたので、今回は「PND-A4320」のソフトウェアをレポートする。PND-A4320は、前回のレポートでも紹介したWindows CE 5.0OSとして搭載されているが、PND-A4320を起動しても全くWindows CEらしさは見られないので、独自OSとかLinuxだと言われれば信じてしまう程だ。初期の起動直後の画面は、「メニュー」画面表示となっており、「ナビゲーション」と「設定」だけが選べる非常にシンプルな状態で起動する。

Pnda4320_2_1

 この「PND-A4320」の「メニュー」画面から「ナビゲーション」のアイコンを指でタッチすると、走行中は操作するなというお馴染みの警告の後、地図表示の画面が表示される。デフォルトでは、東京駅周辺の地図が表示されるが、GPSも起動しているので、測位が完了すれば、自分の位置を中心とした地図画面が表示される。デフォルト状態では、縮尺100mの地図表示だが、「」アイコンをタッチすれば拡大し、「」アイコンをタッチすれば縮小表示の地図画面に切り替わる。また、地図画面を指でタッチ&スライドすれば、地図をスクロールさせることも可能だ。

クリックで拡大表示 Pnda4320_2_2

 「PND-A4320」の起動画面の「メニュー」から、「設定」のアイコンをタッチすると、「設定1」の画面に切り替わる。このサブ・メニューからは「起動」を選び設定変更することで、「メニュー」画面ではなく、「ナビゲーション」を直接起動する様に設定変更できるので、PND-A4320が車載時には、この設定が便利だろう。「電源セーブモード」は、節電設定で主にPND-A4320をポータブル時に設定変更することで内蔵電池の消耗を減らすことができる。
 「言語」は、日本語しか選択項目にないので事実上選択はできない。画面下の「」アイコンをタッチすると、「設定2」へ画面が切り替わる。ここでは「ボリューム調整」も可能だが、これもPND-A4320側面のボリュームボタンと同じ機能だ。「明るさ」は、PND-A4320のバックライトLEDの輝度調整で、車載時は最大輝度で問題ないが、自動調光機能の設定可能なので必要に応じて設定すれば良い。「オートパワー」は、シガープラグからの電源の供給に応じて、自動的にPND-A4320の電源オン・オフを行う設定ができる。電源オフ時はタイマー機能も働くので車載時には、この設定を活用したほうが良いだろう。
 「設定3」の「キャリブレーション」は、タッチパネルの設定だ。ただし、このキャリブレーション画面は、PND-A4320での唯一とも言えるWindows CE素の設定画面なので、設定にはスタイラスペンが必要だが、PND-A4320には付属しないので、別途自前で容易しておく必要がある。「GPS」はユーティリティではなく、GPS受信部のリセットだけが行える。最後の「インフォメーション」は、PND-A4320のファームウェア情報(写真参照)の表示が行われるだけだ。

クリックで拡大表示 Pnda4320_2_3

 PND-A4320の「ナビゲーション」を起動すると、冒頭のスクリーンショットに掲載したように、地図画面が表示される。この地図画面から下段左の「メニュー」をタッチすると、「ルート検索」や検索、登録などのサブ・メニューが表示される。ナビ・アプリの要とも言えるルート検索機能は、かなり充実した設定が可能で、本格的なカーナビのルート検索機能を装備している。それもそのはずで、このナビゲーション・アプリはゼンリンが過去にCD-ROMで提供していたナビ・ソフトのWindows CESDメモリ・カード版とも言えるアプリだ。
 つまり、PND-A4320独自のソフトは、PND-A4320本体のファームウェアに納められているWindows CE上のランチャーだけで、ナビゲーションのアプリと地図データは、SDメモリ・カードに記録されているゼンリンからのOEM地図データを使用したナビゲーション・アプリで、それをランチャーから起動しているということになる。ナビ・アプリの詳細を表示させてみると、2009年の4月末にアプリケーションが、そして3月に地図データが作成されているのが判る。
 PND-A4320GPS情報表示では、緯度経度や高度に加えて、移動速度や方位(移動時のみ)などが表示される。しかし、ハンディGPS受信機などの様に、捕捉しているGPS衛星個別の信号強度の表示は無く、PND-A4320の内蔵GPSのグロスでの受信表示(平均ではなく、最も良い状態の衛星のみかもしれない)と、かなり簡易な情報表示であるが、カーナビとしては特に問題となる点では無い。

クリックで拡大表示 Pnda4320_2_4

 PND-A4320の(と言うよりは、ナビゲーション・アプリに付属するゼンリン製地図データの)表示は、当然ながら良くできている。デフォルトでの表示縮尺は100mだが、拡大表示(「」ボタンをタッチ)で50mの縮尺表示に切り替えられる(50m25mと切り替わり最大は10mまで切り替え可能)。表示される(ランドマーク)アイコンも、3Dで描画されており中々凝っている。縮尺を縮小(「」ボタンをタッチ)すると、250m500m500m1Km2.5Km5Km10Km25Kmと切り替わり、最小は50Kmとなる。
 また、二画面分割表示も可能で、交差点や高速道路などの分岐点などをコマ地図として分割画面の右側に表示させておくことも可能で、この分割表示を設定した場合に、PND-A4320の持つ、4.3インチ(480ドット x 272ドット)のワイドQVGA液晶パネルが見やすさ提供してくれる。安価なPNDでは、QVGA320ドット x 240ドット)画面が多いのだが、4:3画面での分割表示画面は、それぞれの画面が横方向が圧迫されてしまうのだが、低解像度ながらPND-A4320ではワイド液晶画面なので、それなりに見やすい。
 PND-A4320の音声ガイドは、音量も十分にあり本体のスピーカも比較的大型なので、聞きやすい。車に標準装備されているオーティオの外部入力(AUX)へ、PND-A43203.5mmφコネクタからの出力を接続すれば、更に大きなボイス・ナビゲーションも可能なのだが、PND-A4320本体のみで十分だと思う。オービス設置緯度経度のPOIに対するガイドも装備されているが、意味不明な音声ガイドなのだが、アラームへの切り替えも可能になっているので、筆者はアラームに切り替えた。

Pnda4320_2_5

 この他、PND-A4320のナビ画面(地図表示)下段右側の「周辺検索」をタッチすると、地図データと共に収録されている各種POIPoint Of Interest)やランドマークを検索して、用事地図上へ表示することもできるのは、CDDVD版のスタンダードのカーナビと同じだ。また、地図表示は通常モード(進行方向が上)に加えて、常に北を上に表示するノースアップ固定や、簡易3D表示(鳥瞰図)を表示させる事も可能なのは、一般的なスタンダードなカーナビと同等だが、本格的な3D表示を行う機能は無い。
 PND-A4320の下位機種となる「PND-A3510」は、3.5インチQVGA320ドット x 240ドット)液晶画面となり、SDメモリ・カードの容量が1GBとなるが、価格は何と14,990円(送料込み)で、筆者もPND-A4320と比較してどちらを選ぶか迷った。SDメモリ・カードの容量が1GBとなるので、恐らく地図データやPOI等のデータが少なくなり、45年前のCD型カーナビと同等のデータ量なのだろうから、それでも十分に実用的だ。しかし、画面サイズと解像度の大きなPND-A4320のメリットは捨てがたく、結果的にPND-A4320を購入した。
 液晶画面の見やすさという点では、PND-A43204.3インチ(480ドット x 272ドット)のワイドQVGAは、ドットピッチが0.198mm(約128dpi)で、PND-A35103.5インチQVGA320ドット x 240ドット)では、0.222mm(約114dpi)となり、PND-A3510の方が文字は大きく表示されるのだが、地図データの表示では高精細なPND-A4320の方が有利だ。更に大型なモデルの「PND-A7040」では、7インチのワイドVGA800ドット x 480ドット)なのだが、ポータブルとしては大型過ぎるし、価格も34,800円となってしまう。
 仕様では、PND-A7040の搭載しているGPSSiRF Start IIIという点は安心なのだが、PND-A4320PND-A3510に搭載されているSiRF Atlas-IIIでは無いという点から、筆者の選択肢からは外すことにし、PND-A4320を購入した。実際のドライブでの使用レポートも含めて、PND-A4320SiRF Atlas-III GPS V4の性能などは、別途機会を改めてレポートする予定だ。

<<以下、Hanwha PND-A4320 動作評価編へ続く>>


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コメント

ここまで簡易ナビが安くなると自転車に取り付ける人も多くなってきますね。

そこで欲しいのが標高表示機能。自転車乗りには本当にうれしい機能です。付ければ一部の人は狂喜すると思うんですが。

私が使ってるガーミンは標高を表示してくれ、アルプスやピレネー越えを楽しくしてくれます。

自転車の場合だと、nokia+sports trackerで標高を知ると共に、ログも残してます。

投稿: こって牛 | 2010年3月15日 11:48

こって牛さん、こんばんは、

>そこで欲しいのが標高表示機能。自転車乗りには本当にうれしい機能です。

ナビ・アプリの開発元のゼンリンは、既に徒歩&自転車モードが付加されているバージョンをリリースしており、それを採用している国内某社製のPNDも販売されていますから、中国製の安価なPNDハードに、このバージョンのナビを入れた安価な製品の登場も間近じゃないかなと思いますよ。

高度のデータは、GPSの高度データだと、実際の標高との差が目立つので、できれば気圧計による高度センサーが入ってないと・・・という方も多いですね。

相対的な高低差を観るには問題ないのですけどね。

投稿: 清水 隆夫 | 2010年3月16日 21:11

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