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2009年10月25日

Hanwha PND-A4320 動作評価編

 今月、筆者の購入したHanwha Japan社「PND-A4320」を実際に車載して評価をしてみたので、レポートをお届けする。短い距離の走行では、ルート検索機能の評価が正しく行えないケースが多いので、筆者宅のある横浜市から、群馬県の伊香保町(伊香保温泉)までの中距離ドライブで、実際に「PND-A4320」の実用性をテストしてみることにした。一般道はもちろんのこと、関越自動車の高速道路などでのルートガイド機能や、筆者の車に搭載しているETC装置や他のGPS機器への妨害の有無なども確認してみた。

Pnda4320_3_1

 まず、「PND-A4320」の搭載しているSiRF社製GPS内蔵SiRF Atlas-IIIワンチップ・プロセッサのGPSGPS V4)の性能だが、コールド・スタートでも1分かかることもなく約40秒前後で測位を開始してくれた。測位速度に関しては、全く問題の無い性能だ。しかも、測位していない状態で車を走らせてから、「PND-A4320」の電源を入れた場合でも、ホットスタート状態なのでロケーションにもよるが2030秒前後で測位を開始する。この時、ナビゲーションのアプリが起動していれば、音声ガイドによってGPS測位が開始されたことをアナウンスすると同時に、赤い円形の自位置マーカが三角形の赤いマーカに変化する。

Pnda4320_3_2

 筆者の車への「PND-A4320」の取り付けは、標準装備の吸盤付きスタンドを、車のフロントガラス中央最下部へ貼り付けて使用した。この場所が見やすさと操作性がベストポジションでは無いのだが、ダッシュボード上へスタンドを取り付けると、他の機器の邪魔になったりPND-A4320の画面が斜めになってしまったりするので、この場所を選んだ。もう少し近い場所の方が操作は行いやすいのだが、4.3インチのワイド液晶が遠くて見づらいということは無かった。
 この場所であれば、PND-A4320の内蔵GPSアンテナの受信にはベストなポジションでもあるが、丁度PND-A4320の真上のバックミラーの裏側に、ETCの受信アンテナ(5.8GHz)が接着してあり、そちらへの影響を心配した(なにしろ超安価なPNDなので)のだが、特にETCの動作が不安定になるということは無く、PND-A4320の不要輻射波は超安価な割には問題は無い様だ。もちろん、他のGPS機器への妨害も見られなかった。

クリックで拡大表示 Pnda4320_3_3

 上に掲載した写真は、二日間(24日、25日)の一泊ドライブで、唯一PND-A4320のナビゲーション・アプリがエラーを表示して停止してしまった時の写真だ(皮肉にもエラー画面が最もWindows CEであることを誇示している)。この現象は、前日(24日)の状態から本体のスイッチでPND-A4320の電源をオフにし、スリープ状態からPND-A4320を起動して(つまりサスペンド状態からの復帰)、暫く走行した時点で地図が表示されなくなり、バックが真っ白になって自車位置と、昨日の軌跡(白い点)だけが表示された状態から発生した。エラーを「OK」アイコンをタッチすると、PND-A4320は自動的にシステムが再起動されて、ナビ・アプリケーションの状態へ戻った。
 PND-A4320では、軌跡の保存が内蔵RAM上だけに記録されるので、ナビ・アプリを再起動しなければ前日の軌跡も表示されるのだが、どうもシステムは不安定になってしまうのかもしれない。SDメモリ・カードに軌跡(或いはログ)が記録できれば良いのだが、残念ながらログを記録する機能は無い。検索したルート情報は記録可能なのだが、往路のルートは来た道をトレースして帰る場合など、軌跡(ログ)の記録が出来ると便利なのだが、なにせ19,800円なので無い機能を要望しても仕方がないので諦める。

Pnda4320_3_4

 そこで登場するのが、GPSデータ・ロガーだ。こちらはログ記録が専門のGPS受信機なので、PND-A4320の持っていない機能を完全に補完してくれる。筆者が最近愛用しているのは、以前に筆者がレビューをレポートした、台湾のQSTARZ製の「BT-Q1300S」だ。超小型軽量で高感度な上、長時間のログ記録にも対応しており、フィットネスやスポーツだけでは無く、ドライブなどのログ記録にも使用できるし、ジーンズのポケットへも違和感無くしまえる薄型なので、最近はBT-Q1300Sばかり愛用している。
 緯度経度情報などを表示する機能も持ったHOLUX社の「m-241」でも良いのだが、車載する場合に円筒形の形状をしたm-241は、ダッシュボードへ置いて使用した場合、カーブを曲がる度に転がってしまう上、横方向にm-241を置く形となってしまい、(GPSアンテナが円筒形の上部に配置されているため)衛星の捕捉状態も悪くなる。バックミラー等にぶら下げて使用すれば良いのだが、どうも振り子状態になってしまい運転の邪魔になってしまう。それに対して、BT-Q1300Sであれば平たい薄型の形状なので、ダッシュボードへ置いておいても、常に衛星を捕捉できる状態(GPSアンテナが上を常に向く)なので安定している。
 話が横道にそれてしまったが、PND-A4320のナビゲーション機能は、ルート検索や行き先を指定する場合の住所や電話番号検索などの機能も充実しているし、最も肝心なルートガイドの機能もルート設定さえ的確に行っておけば、一般的なカーナビと遜色無く行ってくれる。また、ガイドされたルートを無視すれば、即リルート動作を行い新しいルートガイドを行ってくれるなど、本格的なナビ機能を実装している。
 更に殆どのPNDの場合には、自律航法用のセンサーが装備されていない(当然超安価なPND-A4320も非装備)なのだが、GPS衛星が捕捉できないトンネルや高架下などでは、ナビ・アプリ側がソフト的に疑似リリーフ機能を持っているので、極端な渋滞でなければ問題なく使用できるし、SiRF Atlas-IIIワンチップ・プロセッサのGPSGPS V4)の感度がかなり良い(超小型のキャラメル型セラミックGPSパッチ・アンテナにも関わらず)ので、短い高架下などでは問題なく測位をしてくれるので安心だ。
 PND-A4320の搭載するSiRF Atlas-IIIワンチップ・プロセッサ内蔵のGPS受信機(GPS V4)の測位精度は、正直なところゼンリン製のナビ・アプリケーションが、強力なマップマッチングを施してあり、これを解除するオプションが無いので、少なくとも地図上では常にオン・ロード表示となっている。また、初期設定では旧Tokyo測地系にセットされているため、これをWGS-84へ変更してやれば他のGPS受信機とPND-A4320を比較することが可能なので、機会があれば比較してみたいと思っている。
 Windows Mobile搭載のPDAやスマートフォン用のナビゲーション・アプリが販売されているが、2万円を超える価格でありながらCD提供だったりするが、PND-A4320ならばハード付きで購入できる。それも車載用に日中でも見やすい明るいLEDバックライトと、車内で聞きやすい音量のスピーカを持った、ナビに特化したハードウェアだし、設定を変更すればポータブルとしても遜色なく使用可能で、しかも見やすい画面だ。つまり比べるまでもなく、圧倒的なコストパーマンスの差なのでPND-A4320を購入した方が良いのは、言うまでもない。


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コメント

タッチパネルで2万以内とは安いですね。
こんなご時世でもカーナビ無しなら財布の紐がゆるみそう。

当方、オーナのあまり好まないメーカのハード用ゲームソフト マプラス3使用中です。
オービス警告、アイコンとナビ音声カスタマイズとなにやら懐かしいフレンドリーさですが
音声はアニメ声優データをオプションにするあたりちゃっかりしてるけど嬉しいかも。
今月は、ナブユーエンジンのソフトがソニー+ゼンリンコンビで出るとか・・・

ハードお持ちなら比較レポなど如何でしょうか。

投稿: KITA | 2009年11月 3日 19:46

KITAさん、お久しぶりです。

>当方、オーナのあまり好まないメーカのハード用ゲームソフト マプラス3使用中です。

友人、知人が同じ構成で使っていて、オプションのGPSユニットの性能に愕然としたのを覚えてます。(苦笑)

素性と血筋の良いSiRF Star IIIを、あそこまで悲惨な感度に落とすのは、よっぽど技術が無いか、凄い技術かだと思いました。(もちろん、前者ですよ!)

台湾や中国のメーカは、SiRFのリファレンス回路と指定パーツ(アンテナ含む)を素直に使うので、本来の性能がでるのでしょうが、技術も無いのに机の上だけで作り込んだのが、あの結果だと思います。

>ハードお持ちなら比較レポなど如何でしょうか。

本体持ってませんが、酔っぱらっても、血迷っても、間違って買うことは無いです。 (苦笑)

あの価格を自腹切る位なら、DSi LLを買いますよ。(キッパリ!)

今時のガジェットでタッチパネル無しは、もはや私には操作できませ~~ん。(笑)

ほんじゃ、また~

投稿: 清水 隆夫 | 2009年11月 4日 17:22

LINUX機なので・・・なのですが(^^;
確かに感度は一度外すと厄介です。

DSiLLは良さそうですね。
BTGPSとか接続出来たら良いのになぁ。

投稿: KITA | 2009年11月 5日 06:21

KITAさん、こんばんは、

>LINUX機なので・・・なのですが(^^;

Linuxと言えば、やっぱりGoogleのAndroid 2.0を搭載したDroid(モトローラ)が凄いですね。Googleは、ついにナビまでも無料で提供してきましたから・・・

日本ではどうなのでしょうかね? ドコモからの発売になるでしょうが、果たしてナビ機能も搭載してくるのでしょうか・・・ 気になります。

>DSiLLは良さそうですね。
>BTGPSとか接続出来たら良いのになぁ。

OSらしいOSじゃなくて、BIOSのレベルなので無理でしょうねぇ~ Wiiレベルであれば、ちゃんとBTで使える様に出来るでしょうが、DSシリーズだとWi-Fiしか搭載してないので・・・

DSi LLは、単純に"ローガンズ"向けのDSなので、そう言う意味では欲しいのですけど、もうDSの時代も終焉が近づいているので、買わないと思いますけどね。(苦笑)

投稿: 清水 隆夫 | 2009年11月 8日 17:28

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