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2009年10月 1日

RATOC REX-430XDA

 先月の連休の際に筆者は、不調だったATX電源ユニットを交換したり、デスクトップPCのメンテナンス(分解掃除)を行った時に、合わせて行った作業にKVMK:Keyboard、V:Video monitor、M:Mouse、パソコン自動切り替え機)の取り替えも行った。これまでは、アナログVGA対応のRATOC社製「REX-420XA」を使用していたのだが、LCDディスプレイをAcer社製の「X223W」へ取り替えたので、アナログVGAだけではなくDVI(デジタル)にも対応したので、KVM切り替え機もDVI対応の機種へ交換した。

Rex430xda_1

 今回、筆者が購入したKVM(パソコン自動切り替え機)は、これまで使用していたアナログVGA対応のRATOC社製「REX-420XAがトラブルも無く快適に使用できていたので、同じRATOC社製のDVI対応型「REX-430XDA」を購入した。購入したREX-430XDAは、キーボードはPS/2接続に対応しており、マウスはUSB対応となっており、ディスプレイ・インターフェース以外は、アナログVGA対応のRATOC社製「REX-420XAと同じだ。キーボードのインターフェースがUSB対応になっている「REX-430UDA」もラインナップされているが、筆者は(iMac以外は)USBキーボードを常用していないのでREX-430XDAを選んだ。

クリックで拡大表示 Rex430xda_2

 筆者が購入したKVM(パソコン自動切替機)RATOC社製のDVI対応型「REX-430XDA」は、これまで使用していたアナログVGA対応のRATOC社製「REX-420XAと比べると、容積比では1/31/4程に小型化されており、筐体もプラスチックからアルミ製に変更されている。PC切り替えの操作ボタンは、アナログVGA対応REX-420XAでは、LED内蔵のボタン・スイッチだったが、DVI対応REX-430XDAは、ボタンとLEDが分離したシンプルなスイッチへと変更されている。
 また、各PCREX-430XDA4台)への接続ケーブル用コネクタも、アナログVGA対応REX-420XAでは4台分の専用KVMコネクタやPS/2コネクタ、USBコネクタが分離していたものが、DVI対応REX-430XDA2台分を一個のDサブコネクタで専用KVMケーブルで接続し、単独のPS/2USBコネクタは装備されていないシンプルな形状へと変更されている。もちろん、REX-430XDAへ接続するDVIコネクタやPS/2USBコネクタは専用の入力コネクタが単独で装備されている。
 また、アナログVGA対応REX-420XAではPCPS/2ポートからの+5Vを給電していたが、REX-430XDAではPS/2ポートからの+5V給電でも動作するが、オプションのDC電源での動作も可能な様になっている。もちろん、通常の使用であれば、オプションのDC外部電源は不要だ。REX-420XAではヘッドフォーン用のオーディオ出力とマイク入力のコネクタ(共に3.5mmφ)も装備されていたが、DVI対応REX-430XDAでは、3.5mmφのステレオ・ヘッドフォン出力のみの対応となった。

クリックで拡大表示 Rex430xda_3

 DVI対応のREX-430XDAは、2台分を一個のDサブコネクタで専用KVMケーブルで接続するので、アナログVGA対応REX-420XAでは4本の専用KVMケーブルが付属していたが、REX-430XDAには2本の専用KVMケーブルが付属してくる。REX-430XDA専用KVMケーブルは、2台へのDVIコネクタ、PS/2USBコネクタと、オーディオ用に3.5mmφのステレオ・ヘッドフォン・コネクタが、それぞれ二本接続されている。
 REX-430XDA専用KVMケーブルは、アナログVGA対応REX-420XA専用KVMケーブルよりも、若干長さが短くなっている様だが、太さは殆ど変化していない。しかし、REX-420XA専用KVMケーブルでは、アナログVGA用ケーブルと、USB用ケーブルがメガネ状に束ねられており、かなり取り回しには苦労したのだが、REX-430XDA専用KVMケーブルでは一本のケーブルになっているので、結果的には細くなっている為、取り回しが楽になった。
 また、プラスチック筐体だったアナログVGA対応REX-420XAは、4本のKVMケーブルを全てコネクタに接続すると、ケーブルの重さで本体(横置きの場合)がウィリー状態となって手前が浮いてしまう様な事もあったが、DVI対応REX-430XDAでは、アルミ筐体になったことで、小型化されている割には自重が増したために、2本のKVMケーブルと、モニタからのDVIコネクタを接続しても、本体が安定している。

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 DVI対応のREX-430XDAは、アナログVGA対応REX-420XAと同じく、接続したPCへ切り替える事なくPCを起動しても、キーボードやマウスが未接続というエラーをPCが出すことは無く、また接続しているモニタの情報もしっかりと選択していなPCからも認識されるので、解像度なども変更されることなく裏起動が可能となっているので、非常に使いやすい。安価なPC切り替え機では、選択したPCでないと、キーボードやマウスを認識しなかったり、モニタが非接続と認識されてしまい、解像度が勝手に変更になったりOSのインストール時に、目的の解像度に設定出来なかったりと不具合も発生するが、REX-430XDAでは大丈夫だ。
 また、DVI出力を持っていないPCの場合には、LCDディスプレイのAcer社製「X223W側で、アナログVGA入力とDVI入力を切り替えられるので、アナログVGA側へ一台だけだがPCを接続しておき、キーボードとマウスだけをREX-430XDA側から接続しておけば、LCDディスプレイのX223W側で自動的にDVIからアナログVGAへ切り替えてくれるので、特に不便は無い。必要となれば、X223W側のアナログVGAポートへ、これまで使用していたアナログVGA対応REX-420XAを接続すれば、合計8台のPCを切り替えて使用することも可能となる。
 しかし、この接続形態では、キーボードとマウスは二組それぞれDVI用とVGA用に接続しなければならないので、使い勝手としてはあまり良くないし、実際にはサーバで使用しているPCは、リモート・デスクトップやVNCビューアでの接続でも十分なので、LCDディスプレイのX223WのアナログVGAポートは、iMacのデュアルディスプレイ環境専用として割り切っても、筆者の場合は全く問題はない。
 今回、筆者が購入したREX-430XDAには、姉妹機種のとして2台のPC切り替え機で、PS/2キーボード対応の「REX-230XDA」や、USBキーボード対応の「REX-230UDA」もあるので、一台のモニタを二台のPCで切り替え使用したい場合には、誤動作も少ないのでお勧めのKVM(パソコン自動切替機)だ。


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