ASUS ENGTS250 DK (2)
先月修理不能との判断となり、筆者の手元には戻って来なかった玄人志向「GF9800GTX+-E512H/HD」の換わりに、購入代金が返金となったので予備のグラフィック・カード(兼SLIシステム用として)、二枚目のASUS製「ENGTS250 DK/DI/512MD3」を購入しようかどうか迷っていた筆者だった。しかし、最近ENGTS250 DK/DI/512MD3に搭載されているnVIDIA製GPUのGeForce GTS250チップが、省エネ型のGPUクロックとメモリ・クロックの低いチップが搭載されているモデルが多くなってきており、恐らくASUSからも同様の省エネ型のモデルに切り替わり、ENGTS250 DK/DI/512MD3が入手難になってしまうのではないだろうかと思い、今回二枚目のASUS ENGTS250 DK/DI/512MD3を購入した。
購入したASUS製の「ENGTS250 DK/DI/512MD3」は、もちろん前回購入したENGTS250 DK/DI/512MD3と全く同一で、パッケージも国内代理店の貼っているシールの位置が違うだけだ。一応、二枚目のASUS ENGTS250 DK/DI/512MD3を購入した証拠として、前回購入したASUS製のENGTS250 DK/DI/512MD3空きパッケージと、今回購入したENGTS250 DK/DI/512MD3の未開封のパッケージを並べて写真を撮影したので、掲載しておこう。nVIDIAのSLIを構成する場合、同一のGeForce GPUチップであれば、最近のドライバでは殆ど問題なく動作するのだが、推奨されているのは同じメーカの同じグラフィック・カードなので、予備という意味でも故障した場合には同一の製品の方が差し替えるだけで済むのでメンテナンス性も高くなる。
今回、SLI用というよりも予備のグラフィック・カードとして筆者が購入したASUS製の「ENGTS250 DK/DI/512MD3」の詳しいレポートは、一枚目のENGTS250 DK/DI/512MD3を購入した際に詳細をレポートしているので、そちらを参照していただきたい。元々、ENGTS250 DK/DI/512MD3に搭載されているnVIDIA GeForce GTS250 GPUチップは、一つ前のGeForce9800GTX+と全く同一のGPUチップで、名前だけが変更されたハッキリ言えば、nVIDIA製GPUとしては古い世代のGPUチップだ。
しかし、当初は2万円以上~3万円前後で販売されていた、前の世代ではハイエンドのGPUチップなので、一般的な使用での不満は全く無い。それが、今では1万円ちょっとの普及価格で購入できるのだから、半導体の世界の価格というのは恐ろしい限りだ。既に、nVIDIAからは、最新世代のGPUとしてGeForce GTX480/470シリーズの発表も行われており、間もなく製品も市場へ登場するだろうが、バリバリの3Dゲームをする事も無い筆者にとっては、GeForce GTS250/GeForce9800GTX+の様に価格が安くなったら購入を考えようと言った製品でもある。
今回、購入したASUS製の「ENGTS250 DK/DI/512MD3」は、前回購入した一枚目のENGTS250 DK/DI/512MD3よりも新しいロットであることが、パッケージに貼ってあるシリアル番号から判る。できれば、同じ製造ロットの方が良い(SLI構成を構築する場合)のだが購入時期が1ヶ月以上違うと、当然ながら同じ製造ロットの製品を入手するのは(よほど売れていない製品ならば可能だが)不可能に近い。最初から二枚を同一店で購入すれば良いのだが、最初からSLI目的ならばそうするだろうが、後からSLIを構築したくなった場合などでは、異なる製造ロットどころか、同じメーカ製のグラフィック・カードを購入したくても、既に販売が中止されてしまっている場合も多いので、注意が必要だ。
今回、目視によるチェックでは、一枚目に購入したENGTS250 DK/DI/512MD3 と、基板上のパーツなどにも変更されている箇所は無く、同梱されているケーブル類や、添付されている簡易マニュアルやドライバを収録しているCD-ROMなども同一だった。実際に、デスクトップPCへ装着してのチェックは、仕事の関係でデスクトップPCのハードウェア構成を変更できないので、まだ動作チェックも済ませられない状況なので、仕事が一段落した段階で、動作チェックを行ってみたいと思っている。
見た目は同一であっても、搭載されているBIOSのリビジョンなどは、製造ロットが変わっているので、頻繁にドライバの更新を行うnVIDIAなので、BIOSも更新されてる可能性もある。SLIが登場した初期には、同じGPUを搭載した同じメーカのGeForceグラフィック・カードであっても、BIOSが異なっていることでSLIのパフォーマンスが出ないと言った現象も発生していたので、可能であればBIOSのリビジョンも同一であった方が安定動作を行えた(気がする)。
とは言え、nVIDIAのGeForce用ドライバもSLIの安定な動作を行う為、頻繁にバージョンアップを行っているので、今のバージョンであれば全く問題はないだろう。なにしろ、以前はできなかった異なるGeForce GPUチップでのSLI動作までのサポートしているし、マザーボードに搭載されているGeForce GPUチップとの切り替え使用も、Windows Vista/7のドライバではサポートしている位だ。また、SLI構成ではなく、二枚(或いは複数)のGeForce GPUカードであれば、特定のカードをCUDAやPhysX(物理演算)専用のエンジンと指定することも可能なので、SLI以外にも使用するアプリケーションによってはPCの性能もアップするし効率も良くなる。
今回購入した二枚目のASUS製「ENGTS250
DK/DI/512MD3」による、一枚目のENGTS250
DK/DI/512MD3とによる、SLI構成によるベンチマークのテスト結果なども、近日中にテストを行ってレポートする予定だ。
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